2015/11/25 のログ
ご案内:「◇“千年の女王の都”ティルヒア 路地」にレティシアさんが現れました。<補足:人間に擬態 薄金の髪・空色の瞳・人間と同じ耳・青のワンピース・ボルドーのフード付きマント・黒のヒール・ルビーのピアス・左腕の蛇の腕輪>
レティシア > (コツコツと靴の踵の音を立てながら、路地裏を歩いてゆく。以前は、転移の魔法でも入れなかった、千年の女王の都も今や簡単に入る事ができた。マグメールでも街中を訪れる際に人間に擬態するのと同じように、現在も薄金の髪に空色の瞳の人間の女に擬態しているものの、都内にそこら中で魔族の気配が感じれば、魔族の姿でも良かったかもしれぬと思いつつ) ――ん?(ふと、女は首を傾げて立ち止まる。道の隅で、本日、何度、目にした光景だろうか、何でも神へと霊気を与える儀式とやらに励んでいる人影が見える。女は瞳を細めつつ、そちらへと近づいてゆく。どうやら、まだ15、6の娘に、中年の太った男が覆いかぶさっているよう。娘は上がりそうになる悲鳴を耐え、行為が終わるのを、ひたすら待っている。女は、ヤレヤレという風に肩を竦めると、片足を上げ…そのまま、こちらに向けられている男の臀部を、ヒールの踵部分で蹴り上げた)
ご案内:「◇“千年の女王の都”ティルヒア 路地」にランベルトさんが現れました。<補足:黒鉄の首輪、ボロボロのトーガ、裸足>
ご案内:「◇“千年の女王の都”ティルヒア 路地」にヴィクトールさんが現れました。<補足:黒の短髪に金の瞳、黒色の戦装束に身の丈ほどあるクレイモア>
ご案内:「◇“千年の女王の都”ティルヒア 路地」からヴィクトールさんが去りました。<補足:黒の短髪に金の瞳、黒色の戦装束に身の丈ほどあるクレイモア>
レティシア > (女に尻を蹴られた男は前のめりになり、後ろの壁へと顔面を打ち付けて、一体、何が起きたのか、まだ把握できていない。女は、娘へと視線を、早く去れとばかりに、つぃっと動かして。男より先に状況を判断したらしい娘は、転げるように逃げ出した。娘の姿が見えなくなれば、女は満足したように頷いて、その場を後にしようとした瞬間に、先程、蹴り飛ばした男に片手首を掴まれて) ――あら、意外と俊敏なのね。(手首を掴んでも、悲鳴一つあげない女に薄ら寒い事を感じつつも、標的を女にしたらしい男は、そのまま女を引き寄せる。女は男の腕の中に捕らわれつつ、指先をその頬へと触れようとしながら) ……あたし、お前みたいな豚と寝る趣味はないのよ?(豚と言われて、激高する男。しかし、女の指先が冷たい何かに変化している事に気が付いた。それが刃物のそれと判れば、途端に女を突き飛ばし、何やら喚きながら駆け出してゆく。そんな男の後ろ姿を眺めつつ、女はくすっと笑い) …あんな男が相手なら、どんなにお腹が減ってても、餓死した方がマシだわ?
ランベルト > (動乱が起きている間は己の仕事は当分来ないだろう事を男は考えながら街を闊歩していた。己の主は身の保身に忙しい。有事ともなれば最終的に使い捨てられるのだろう事も覚悟しておかねばと思いながらに、下女に申し付けられた買い物をして男は帰るところだった。紙袋を両腕に抱えるようにしながら路地を進んでいると、薄暗い路地の先、誰かが悲鳴でも上げたのではなかろうか。男はそれを聞けば軽く首をかしげたが、そうこうしている間に見知らぬ娘が駆け抜けていく。自分の方を見上げた娘は一瞬おびえた顔をしたかもしれないが、男が眉間に皺をよせながら半歩横にそれ、道を譲ると彼女は更にスピードを上げて去っていったのだ)…………(そうして男はまた歩み出すのだけれども、今度は路地の先からまた別の影がやってきた。今度は狂人のように何かを喚きながら駆け出してきた、男だ)……………?(男は一瞬不思議に思ったのだが、思いはしたのだが――――…何となく、不快であったので、その人物が自分の横を通り過ぎる前に、拳を握りしめると、ゴシャッ!と音を立ててその人物を殴り落した。彼がどうなったかは、確認しないままに男は眉根を寄せつつ、のろのろと進む)…………???(今度はその先、また人影がある。こんな夜夜中だというのに、と男は思いながらに目を凝らす)
レティシア > (路地裏に佇みながら、ゆらりと視線を周囲へと見回せば、薄金の巻き毛が闇の中でユラユラと揺れる。さて、一通り、女王の都も見て回った。腐敗した国内、荒れる戦況…一体、この国はどこに向かっているのかと思う。マグメール国内の戦力をこちらに向けていて、その隙を魔族の軍勢が攻めてきたらどうするのか…しかし、あの白龍の咆哮は、きっと魔族の国にも届いている筈――グルグルと、暫く思案を巡らせいたが、ひょいっと肩を竦ませて) …まぁ、そんな事はあたしには関係ないのだけどねぇ…(魔族と人間の諍いにされ関心がないのだから、所詮、この戦も自分には関係ない。さて、どうしたものかと、再び視線を周囲へと向ければ、こちらを凝視している人影に気が付いて) ――ご機嫌よう…どうかして?(場違いとでも言えるような優雅な声音で相手へと声をかけてみて)
ランベルト > (巨躯の男、背中を丸めるようにしながら両腕に紙袋を抱えながらの挙動はのろい。あまり素早く動くと大概の人間に驚かれてしまうので、街に出る時に男は愚鈍なふりをする。男は距離を詰めれば詰めるほどに対峙せざるをえない人影が、発せられる声で女性、とわかって目を丸くした)―――…ぅ?……れぇ……?…も、っと、なんか……お、おっかねえ、のが、居たんじゃあ……ねぇのかよ……(先ほど逃げていった少女、そして何となく殴り飛ばした男性、いったい何がここで起きたのかは男にはわからない。そして視界にはっきりとわかるところまで歩みを進めれば、それは美しい女性であったので、男は益々困ったような顔をした)……ご、ごきげんよ……ぅ……い、いやよぉ……あん、あんた、は、どうもしねえ、の……(自分に臆する事なく声をかけてくる女性、というのも中々いないので、巨躯の男は逆に狼狽した。明らかにみすぼらしい風貌の己であり、このような洗練された身綺麗な女性から声をかけられたことなど、まずない)……か、しい……な………な、なにか、いたぁ、んだろ……(男は、のろりとあたりを見回すのだが、この女性以外の人影も、それ以外の何かも視界に見つけることはできず、気配にも感じられないのだけれど)
レティシア > (声をかけた相手が、お互いの姿が確認できる位置までやったくれば、その巨躯に女は瞳を丸くした。しかし、大して気にする風もなく、返ってきた言葉に、「ん?」と首を傾げて) ――どうもしないって、どういうこと?(不思議そうな声で問いには問いで返す女。コツコツと靴音を響かせながら、男の直ぐ傍まで近づくと、身長差故は、相手を見上げるようになりながら) あら、なぁにもいなかったわよ?…お前は、ここで何しているの?…あぁ、お使い?(すっ呆けるような言葉を口にしながら、女は更に相手へと問いを向ける。男の姿、着ている物など、頓着していないらしく、気安く声をかけていく)
ランベルト > ……ぇ、と……え、と……(どういうこと?と改めて聞かれてしまうと男はやはり困ってしまう。どういうことも何も自分のような風貌の人間と積極的に関わりたがる女性はいないだろうに、と説明ができずに狼狽えていると、何だか彼女は近づいて来る。ふわふわと巻き毛が動くのに目を取られながら、大男は逆に壁を背に下がっていった)……や、ぃ、なんも、ねぇならあっ……い、いいよ、いいよ、お、おれ、兵隊、ち、ちがうし……こ、ここ、う、うん、おつ、おつかい、そう、お使い。(古傷まみれの右手をばたばたと振りながらに男は妙に焦りを覚えた。何だかこんな綺麗な人とはむやみに喋ったらいけないような気がしたのだ、勝手に。変に緊張した汗をかきながら困り顔の男は、もう一度周囲を見回してから、うぅ、と唸る)……そ、そっか、さ、さっきよ、へ、へんな、やつぅうう、い、いたからあ………あ、あんた、き、きをつける、する、んだぜ……す、すげえ、きれい、だからあ……さ、さらわれ、ちゃう、ぜ……(たぶん、と拙い言葉で彼女を心配しながら、男は盛大に息を吐く。何でこんなに緊張するのだろうと思いながらに)
レティシア > (己が近づけば、大きな体躯の男が逃げるように後退る仕草が可笑しく、つい、その様子にクスっと笑う。まるで壁際まで追い詰めた相手のその表情を覗き込むように見上げながら) あら、お前が兵隊なら、かなりの戦力になるだろうに……。そう、お使い…こんな夜中に偉いわね…(どう見ても、女の方が相手より、一回りは年下の筈なのに、その口調は、まるで幼子へと声をかけるよう。スっと腕を伸ばすと、荷物を持った相手の手へと触れようとしながら) ふぅん…変な男がいたの…その人、どこへ行ったかしら?…え?……お前、あたしの心配をしてくれるのね…ありがとう…えぇ、気をつける事にするわね…(己を心配するような相手の言葉に、瞳を瞬かせてから礼を言う。ふと、己と同じ目線位まで、男に屈めと示しもして)…お前、名は何と言うの?
ランベルト > ……お、俺ぇ、は……ダメ、だよぉ……あ、あったま、わりぃ、もん……(兵隊なら、と彼女が言うのに、男は、強面を多少崩して、へらりと笑った。高貴そうな雰囲気を醸す癖、どこか人懐こく話しかけてくれる彼女につられてしまった。そうすると男の実年齢が余計に判断がつかなくなるかもしれないほどには、表情も拙いのだ。そんなものだから彼女の指示にもしたがって、ゆっくりと身を屈めて彼女の目線の高さに屈む。手に触れられれば一瞬、ぎくり、とその巨躯を揺らし)……あ、あのさあ……お、おれ、さ……どれー、だよ?……そ、それに、さあ……でけえ、しさ……(卑しいとか薄汚いとか散々言われ慣れてるのだが、逆に触れられる事にどぎまぎしながら男は目を逸らす。普通の女子供ならおびえて逃げる。腕に覚えのある者なら確実に敵意を向けてくるものだから、どうしていいかわからない)う、うんと、ねえ……な、なんかさ、ここ、おかしい、だろ………いやなん、だあ……ば、ばけもん、いるし……だ、だから、ごしゅじん、お使い、おれ、って……おかしい、から、おかしいやつ……あっち。やだった、か、から……ぶんなぐっちゃったぁ……(男が割と手加減なく殴り捨てたので、その彼はまだ路地の先で意識を失っているかもしれず、この都を闊歩している何かに浚われる危険もあったが男はそっちには頓着してなかった。だって嫌だったんだもんなんかあの人。それは彼女が蹴り飛ばした男性が逃げていった方角を指差すのだ)……だ、だって、なあ……なあんで、こ、ここに、いるの?……お、おしろ、およばれ?(とても高貴な身分の人ではないのかと勝手におびえている男ではあったが、彼女が何の問題もなくこの地にいるのなら、権力者の庇護を得ているのだろうと勝手に拙いながらも推察したのだ、かくり、と首をかしげて)……お、おれ、ら、らん、べると……あ、あんたぁ、は?
レティシア > (相手が笑い、女も釣られるように笑みを浮かべる。男が己の指示通りに屈んでくれて、視線の高さが同じになれば、「いい子」と声をかけながら、触れている手を撫でつつ) ふぅん…奴隷なの…あら、大きいから、何だって言うの?世の中には、背が小さくて悩んでいる殿方もいるのよ?(所詮、魔族の女だから、目の前の男が奴隷だろうと何だろうと、女には関係ないらしい。それがどうしたとばかりに、不思議そうに首を傾げて) ――あぁ、お前はきっと強いのね…強いから、お前をお使いに出したのねぇ………え?殴った?(相手が指さす方向は、自分が蹴り上げた男が逃げた方向で。思わず、女は軽く吹き出して、口元を抑えつつ、いい気味だとばかりに、ひとしきり笑う。ふと笑いを止めると、問うてくる相手に首を傾げて) なぁんでかしらねぇ…自由に入れる事になったって事は、お呼ばれになるのかしら……。ランベルト……あたしはレティよ。…ねぇ、ランベルト、これから、もしかしたら、この都がもっと酷い事になるかもしれないわ?もしご主人の隙を見て、逃げられるようなら、さっさとお逃げなさいな。(マグメールの軍隊が海を渡っているのを思えば、戦が泥沼になっていくのは目に見えていて。女は、どう酷くなるとは告げず、男へと逃亡を唆すような言葉を口にした)
ランベルト > ……へ、へへ……(いいこ、なんて言われるのは本当に久方ぶりで、子供じゃねえよぅ、などと言いながらも何か嬉しそうにしているのは、この男に情操教育というものが一切為されていないせいなのだが。背が小さくて、という彼女の下りには、うう、と唸り)……そ、そっかぁ……そ、だなあ……ち、ちび、だとぉ……こ、こわがられ、ねえかも、だけど……よ、よえー、もんな。つ、つえー、ちび、もいるけどさ。(基本的に体躯の小さい者は大体弱い。鍛えるのにも相当の苦労がいるのだろう、と闘うことを前提で男は勝手に見も知らぬ矮躯の人物を憂いた。要するにバカなのだった)う、うん……ま、まほー、とか、つ、つかわれ、たら、やべー、けど……ぶ、ぶんなぐる、とか、き、斬る、とか、だけ、なら……ま、まけねー、かな、あんま……あ……か、かわいいなあ、あんた。(気高い表情が解れて綻ぶ花のように笑いだす彼女を見て、男は何だかなごんでしまった。目を細めつつに彼女を見遣るのだが、この場所で場違いな癒しを得ている気もしないでもなく、ふしぎ、とつぶやいた)…そ、そっか……や、やっぱり、ど、どっかの、お、おじょー、さま、な、なんだ……ど、どれーを、さ、さわると、お、おとう、さんに、し、叱られ、るぜ……れ、レティ…………お、おれがにげる?………に、にげる、しても、なあ………(生きててもこの先、使い道の無い己は戦闘能力しか潰し方がない。男はへらり、と苦笑しながら、ありがとう、と礼を述べた)お、おれ、どれー、で、ちょーど、いい、んだよ……あ、あたま、わりー、し……い、いっこのこと、しか、できね、から……
レティシア > (何から何まで、己の言葉を素直に聞く相手に、女は再びクスクスと笑う。「ふしぎ」と呟いた相手に、ん?と首を傾げもして) ――別に、あたしが何をしようと、父は何も言わなくってよ?…もぉ、笑い事じゃないのよ。…そうね、お前、強いのでしょう?だったら、機会があったら、マグメールの…ダイラスという都市にでも行ってみるといいわ。そこには、闘技場があって…お前みたいな連中が、賞金を目当てに毎日のように戦っているから…(苦笑を浮かべる相手の瞳をじぃっと見つめつつ、一語一語、噛み砕くように言葉をかける。ふいに身を乗り出すと、相手の頬へと軽く口付けてから、トンっと跳ねるように後ろへと一歩、後退して) さあ、ランベルト、随分と道草をしてしまっているのではなくって?そろそろ、お家に帰らないと、ご主人様に叱られてしまうわよ。あたしも帰るから、そこまで一緒に行きましょう?
ランベルト > ……お、おかしい、んだけどさあ……レティ……って、もしかしてさあ……(なぜそんなことを思ったのか男には自分でもわからない。本能のようなものだろう。この路地でこんなにも優雅に笑える彼女は、もしかして)……つよいの、かな……(ぽつり、と彼女に向けて不思議そうに呟いた。殺気も怒気も覇気も剣気も感じない、たおやかな女性なれど、何となしにそんなことを思ったのだった)……んー……お、おれ、が、行って、い、いって、いい、って、ご、ごしゅじんが、いった、ら、いきたい、なあ……か、かねは、べ、べつに、いらねえ、けど……お、おれが、できるの、そ、そんぐらい、だから……(脱走をする気がないらしい、というか、奴隷だろうがそうじゃなかろうが自分の暮らしはあまり変わらない予感もしているのだ。ゆっくりと言葉を選んでくれる賢い彼女に嬉しそうに笑ったところ、ちゅ、と何かが頬に当たったので、男はきょとんとした。キスをされる習慣もなかった、ので)……だ、だめ、だよぉ、そ、そういうの、だめ、だかんなあ……お、おんなのこ、なんだからぁ……おじょー、さま、なんだからぁ……(道草、と言われて、そうだ、と男は頷くと、身を屈めた姿勢から立ち直し、それでも猫背気味に屈みながらに彼女を促して歩き出した)こ、ここ、出るまで、一緒、い、いこ―――…(そうして彼女と道の分かれるところまでは、この巨躯の男は彼女に付き従うだろう。道の最中で彼女ほどの能力があれば誰にも負けないのだろうが、不埒ものが近づいて来る事があっても彼女はその力を使うことなく、この男が番犬のように唸り散らすか、実力行使に及んで追い払ったことだろう……別れるときは、機嫌が良さそうに傷だらけの手を振って別れたという)
ご案内:「◇“千年の女王の都”ティルヒア 路地」からレティシアさんが去りました。<補足:人間に擬態 薄金の髪・空色の瞳・人間と同じ耳・青のワンピース・ボルドーのフード付きマント・黒のヒール・ルビーのピアス・左腕の蛇の腕輪>
ご案内:「◇“千年の女王の都”ティルヒア 路地」からランベルトさんが去りました。<補足:黒鉄の首輪、ボロボロのトーガ、裸足>
ご案内:「◇“千年の女王の都”ティルヒア」に魔王ベルゼブルさんが現れました。<補足:黒のドレスに蝿の顔を模した仮面>
魔王ベルゼブル > ティルヒアを一望できる塔の上、私はこの街を一望できるこの場所で
久方ぶりの魔王としての仕事を全うする。

契約の生け贄のピックアップは終わり、女王の許しを得て
それら生け贄の代償に『存在しない神』の『聖戦士』の召喚を行うのです。

今の私は女王からすれば、敵対する魔王ではなく、信頼できる魔術師の女。

そんな認識の差し替えを誰が行ったのかは深く詮索しないでおきましょう。

魔王ベルゼブル > 『生け贄』の選別には時間がかかりました。

この街の腕の良い料理人に、食品流通に関わる腕の良い目利き
またこの女王の都周辺に住む村人の中で、腕の良い職人や農業従事者……。
また、その人達と一緒にいきたいという家族の者達。

私はその人達を『生け贄』を『存在しない神』に与する
愛と豊穣の女神『バアル・ゼブル』の『生け贄』にする

つまり私の領地へと迎え入れる。

そして魔族の国の農園でその技術を活かし、また様々な食材を元に新たなる料理を開発してもらうのです。

魔王ベルゼブル > 「はじめましょうか」

私が指を鳴らせば、『生け贄』の皆さんたちのいる魔法陣が淡く光り、その姿をかき消していく。

どうやら無事転送されたようです。

そして次の瞬間別の魔法陣が輝き、中から『存在しない神』の『聖戦士』が続々と現れます。

トロールにオーク、オーガ

屈強でたくましいその戦士たちは、儀式を行うために行動を開始します。

弱いもの男を殺し、そして女を嬲るために。

それもまた儀式なのです、『存在しない神』を降臨するための。
『聖戦士』達はその儀式を行うため、ちょっとだけいじっています。

高い繁殖力と凶暴性、そして、高速で出産し、異様な成長速度で成長していく。

『聖戦士』達が街に放たれれば、あちらこちらから悲鳴が上がります、許しを請う声、命乞いの声、そして
暴力にあがらえず、ただ泣くことしかできない声が

魔王ベルゼブル > 女性をオークが輪姦をしている、次第に女性の腹は膨らんでいき、次第に出産する。
オークが2巡ほどその女性を楽しんだ後、生まれたばかりのオークは立派な青年に成長し、その女性を犯しだす。

トロールが食事をしながら、身なりの良い女性を犯している。
その女性の恋人をつまみながらするセックスは楽しそうだ。

オーガもまた、その巨根が入るかわからない幼い少女を襲っている。
あれでは繁殖に使えないのだが、良いのでしょうか。

私はその『聖戦士』達の活躍を確認すれば、そのまま塔から、空へと浮かぶ。

『生け贄』を手に入れるため、この国へと賭け、そして女王に取り行ったのだが……
自国民を苦しめてくれとの願いは、君主として正直どうかとは思うのです。

さてこの国は、あとどれほどの時間持つのでしょう。

「この調子だと『賭け』には負けちゃうかもね」

そう賭けに負けた時の事を考えながら、私はその場を去ったのです。

ご案内:「◇“千年の女王の都”ティルヒア」から魔王ベルゼブルさんが去りました。<補足:黒のドレスに蝿の顔を模した仮面>
ご案内:「◇“千年の女王の都”ティルヒア」にアルマゲストさんが現れました。<補足:身長190cm/長身痩躯/腰まで伸びた黒髪/灰黒色の軍服めいた衣服、白い手袋/片手に赤黒い表紙の書物>
アルマゲスト > コツン、と路地に足音が響く。
大通りから一本、内側に入った路地。
そこにふわりと混ざるのは銜えた煙草から溢れる紫煙の香り。

「世に平穏のあらんことを―――。」

ゆるりと、唇が紡ぎ出す。
滑らかな色合いのそれは何処か何かを面白がるような色合いで奏でられる。
この街に来て数時間。その惨状は、今更口にするまでもないだろう。
ほんのすこし歩けば、そこかしこで陵辱や強盗、殺人など――
まあ、要はそういう場所に成り果てている光景を見るのに不自由はしないのだから。