2015/11/24 のログ
ご案内:「◇“千年の女王の都”ティルヒア 路地裏」にエドガーさんが現れました。<補足:黒い燕尾服、茶色の革靴、黒の杖、黒いフード付きのローブ>
エドガー > 「ここまでとはね…やれやれ、ひょっとすれば王都よりも酷い有り様だ。」

黒いローブに身を包んだ男はティルヒアの都内の路地裏を歩いている。
都内の様子も歩きまわってみた限りでは、まさに荒んでいるという印象だった。
あちらこちらで弱者が虐げられる声が聞こえてくる。流石の男も苦い顔をしていた。

「…こんな状態では、仮に戦争に勝ったとしてもねぇ」

何を考えているのやら、と視界に入った城を見上げる。

エドガー > 先日、戦場に現れたという龍についても同じようなことを考えていた。
聞いた話では、敵味方を見境無く攻撃し蹂躙したらしい。男はそのことを考えながら、路地裏の壁に寄り掛かる。

「妙な話だね…」

ティルヒア軍の隠し玉、切り札とするならば使い方を誤っている気がする。
敵軍勢を薙ぎ倒すなら分かるが、味方軍勢まで薙ぎ倒しては後が続かない。これでは意味が無い。
現に、王都の軍勢は立て直してしまっているのだから。

エドガー > 「………まぁ、私が考えても仕方ないことだね。精々、高みの見物をさせてもらおうかな」

幾つかの仮設を構築してはみたけれど、そんなものを一体どうするのかという結論に至る。
ゆっくり口から溜息を吐き出しては、緩やかに頭を振って色々と考えていた頭の中を空にする。

「さて…これからどうするかな。」

エドガー > 「…余り期待は出来ないが、宝石店でも探してみるとしようか。」

こんな状態では、碌な品ぞろえが無さそうだが探してみるだけの時間もある。
さっさとやって違う場所に行こうと思いながら、男は路地裏を歩いていくのだった。

ご案内:「◇“千年の女王の都”ティルヒア 路地裏」からエドガーさんが去りました。<補足:黒い燕尾服、茶色の革靴、黒の杖、黒いフード付きのローブ>