2015/11/19 のログ
ご案内:「◇“千年の女王の都”ティルヒア 大通り」に魔王アスタルテさんが現れました。<補足:外見10歳、身長130cm。黒いワンピースを着て、悪魔の翼を生やす魔王。四天王を引き連れている。>
魔王アスタルテ > (このオリアーブ地方に訪れた理由はいくつかある。
例えば、“大罪”の間で行われている“魔王達の余興”を楽しむためだとか。
魔王のお仕事として、ちゃんとこの地方に住む魔族や魔物を統率しに来たとか。
単に観光のためだとか。
そして、可愛いティルヒアを見に来たのも理由の一つである)
(オリアーブ地方に来たアスタルテはまず、魔王軍オリアーブ支部の本拠地である《煉獄の宮殿》に向かった。
それはつい昨日の話だ。
そこで一服出来ると思いきや、書類仕事に追われてしまう……。
魔王って……色々と大変だね!
その書類仕事をさっさと終わらせ、宮殿内の仕事も一通り済ませて、今日やっとこの“千年の女王の都”に来れた。
アスタルテは、気が遠くなる程永い時間を生きているため、当然ティルヒアの正体は知っている)
(そんなティルヒアの愛らしい顔を見にお城に向かったはいいものの、魔王たる者がご丁寧に謁見という形で会いに行ったのに門番に門前払いされてしまった)
「酷いよね、ティルヒアちゃん!」
(ちょっとだけ、むっとする。
そのまま引き返して、今この大通りにいるわけである。
アスタルテの手前には、禍々しき漆黒の馬車が止まっている。
馬の代わりに黒竜が引いている魔王馬車だ。
その周囲には魔王軍四天王や数十の高位魔族が集まっている。
高位魔族の何人かは、買い物袋や荷物などを持たされていた。
要するに、アスタルテは現在、ショッピングに興じているのだ)
「ちょっとぐらい、会ってくれてもいいよね!
せっかくわざわざ、遥々魔族の国から来たのにね」
(ちなみに、普段は人間の都では魔族達は人化しているはずだが、
この町は普通に魔族達も歩いている。
なので、アスタルテも翼は普通に出しているし、四天王や他の魔族達も今は人化していない)
魔王アスタルテ > (世は戦乱。
この都もまた、いつ王国陣営に攻められるやら。
文化的で結構美しい都だから、戦争で潰れるには少々勿体ない部分もある)
「あの竜の像とか、結構芸術的だよね」
(遠くの方にある竜の像を目にし、ぽつりと呟く。
個人的には、竜像よりもどちらかと言えば悪魔像の方が好みだが。
さて、ショッピングの続きでもしよう。
そう思い、配下をその場に残して、同性たるスライミーを連れて目に入ったアクセサリーショップに入る)
「スライミー。このネックレスどうかな?
結構キュートだと思わない?」
(赤を基準としたシンプルなデザインのネックレツをつけて、無邪気ににこりと笑い、スライミーにそう訊ねてみる。
スライミーも笑顔で応答する)
『とってもお似合いでございますね』
魔王アスタルテ > 「それじゃあ、このネックレスも買っちゃおう♪
あ、この青い月のペンダントとかも綺麗だね」
(アスタルテは、そのペンダントを手に取る。
それをスライミーの方に向けてみる。
実はそのペンダントは、スライミーが欲しそうにちらっと見ているものだった)
「これは、真の姿のスライミーにも似合いそうだよ?
だけどスライミーは変幻自在だから、真の姿とかはあまり定まっていなかったね」
(ちなみに今は、青髪の少女の姿をしている)
『それでは失礼して……』
(スライミーはアスタルテからペンダントを受け取ると、実際に付けてみると、台に置いてある置き鏡にスマイルする。
アスタルテも同じように、鏡を覗きこんだ)
「わぁ~♪ やっぱりー。スライミー、よく似合っているよー♪
あたしの眼に狂いはないね!」
魔族がこんな事をしているので、少し目立つかな?
まあ外の馬車を囲んでいる魔族集団の方が目立つかもだけど)