2026/03/11 のログ
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート ファルズフ大聖堂」にアガタさんが現れました。
■アガタ > 荘厳な信仰の場。
例え実情がどうであれ、その闇にどのようなものが蠢いていたとしても。
何も知らない無辜の民、信徒にとってそこは心のよりどころとなるべき場所である。
───その場所を守護する守衛の一人として女はそこに立つ。
騎士団を擁する騎士修道会であり、大聖堂とは少し離れた場所で、騎士団に所属するものの鍛錬も日々行われている。
純粋に祭祀をつかさどる立場としてよりは、女は従士としてこの場に佇んでいる。
そのため修道女の法衣に、武骨ともいえる飾り気のない木製の長杖を携えるのは、一応鎧などを帯びて信徒を怯えさせないようにする配慮ではある。
多少浮いているのは否めないところではあるが───物々しい武具で身を固めているよりはマシだろう。
他の守衛と同じく目立たない場所に佇み葉の静寂を保ちながら、時折信徒の質問に耳を傾け、それに対して答えを紡ぐ。
足の悪い老人の介助をして祭壇の前まで案内したりと──往来のある中で自然と人とは関わり合いになることも多くはあるが、基本的に女の仕事は教団の害になるものの排除、であることは他のものと変わりがない。
■アガタ > 幾人かの案内を終えて、持ち場へと戻る。
不穏な気配はなく、いつもの昼下がりといえばそう。
無害な信徒たちの祈りの場として。そして時折は──教団へと繋がりを求める貴族の姿も交じる。
それらを否定することはなく、どちらも同じように異色の双眸に捉えて収め、そして視線を流す。
剣を長く帯びていた癖として、わずかに左に重心の酔った歩みは静かに。
アーチ構造で高い天井を支える柱の陰に滑り込む形で、目立たぬよう。
■アガタ > (────今日も異常なしですみそう、か)
武力をもって立ちまわることを旨とするものの、とくに好戦的ではない。
そうすることが役目だからそうしているだけであり、身に沁みついているだけだ。
交代の時間まで何事もなさそうならそれはそれでいい、と一時瞼を下ろし、息をつく。
それが終われば───通常の修道女の勤めに混じるか、あるいは、地下の研究室で薬の加減を診てもらうべきか。鍛錬に向かうか。
騎士を目指しているわけではない女は都度、求められる場所へと赴くことになる。
そういったことを考えられるくらい平和ということでもあるのだけれど。
それまではあとしばし、穏やかな祈りの場にて身を置くことに。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート ファルズフ大聖堂」からアガタさんが去りました。