2026/01/18 のログ
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート ファルズフ大聖堂」にビデラさんが現れました。
■ビデラ > ファルズフ大聖堂に併設された孤児院
そこでは、清い大人となるため子供のころから信心を育てる祈りが行われている
その孤児院に、優し気な顔をした騎士が訪れる
今日は鎧を着用しておらず…子供を威圧しない程度の身ぎれいな礼服を身に纏っている
子供のころからの信心を強固にするためたくさんお祈りをするとよいことがあると教え込もうという狙いだ
そのために持ってきたのは…愛らしい聖女様人形
もちろん、彼の手作りである
彼のこだわりによって、なんとか見せられる程度の出来であると判断された人形であった
傍から見れば、最高級の素材と執念によって作られたそれはある程度の値で取引されてもおかしくないもの
それを…祈りが終わった子供たち、特に女児に配っていく
男児にも欲しそうなものがいれば当然配っていく
信仰は押し付けるものではないが、聖女の似姿を望む者がいればそれは分け隔てなく与えられるべきだ
こうして、幼少のころから聖女への親しみと信仰を育てていくのである
ぬいぐるみを受け取ったこどもたちはそれぞれのよろこびを胸に孤児院の談話室、あるいは自分たちの部屋に戻っていく
ちなみにぬいぐるみは一つ一つ手作りであるが故に違うポーズを取っていたり髪型など細部が違っていたりする
(ああ……、若い信心が育っていく…これほどうれしいことはありません
例え私が信仰の末、この身を朽ちさせたとしても…子供らが継いでくれるでしょう)
内心、恍惚としている男
…聖女の威光が永世伝えられていく手助けができていることに一筋涙を流す
それを見た子供たちは一瞬驚くが…
「なんでもありませんよ。君たちが健やかに育つのがとても嬉しいのです
…何か困ったことがあれば、いつでも頼ってください」
そんな、優しい顔を向けられれば笑顔で走り去っていく
それらは子供たちが最後の一人になるまで続けられていくことだろう…
■ビデラ > こうして今日も、表面上は穏やかにファルズフ大聖堂は運営されていく
その地下に、数多の闇を抱えながら
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート ファルズフ大聖堂」からビデラさんが去りました。