2026/01/01 のログ
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート ファルズフ大聖堂 浴場」にヴィドさんが現れました。
ヴィド > 寒空の中の炊き出し。最後まで片付けを終えて聖堂に戻る頃には一人取り残されていた。
指の先が感覚を無くすほどの寒さ。既に聖堂で寛ぐ修道女を横目に足早に向かったのは、
一般にも開放されている浴場。脱衣所で手早く衣服を脱ぎ
大理石で出来た簡素からほど遠い内装。其の上を流れる湯のお陰で足元は暖かい。

小さなタオルで胸元を隠しピークを過ぎて人気の無い、薄明かりで湯気の立ち上る湯舟の縁、
手桶でかけ湯を数度、そのたびに冷えた身体に暖かな湯が染みるようで震えながら、そっと足先を湯に浸した。

「──ッ ぅ…… んぁ」

足先を、手先を焼くかのような痛み、冷え来った身体には刺激が強く。
湯の中で四肢を丸めて籠るような恰好に。
それも少しの間。徐々に湯温に馴れてゆく身体は、解れる様にして四肢を伸ばし、身体から力が抜けていった……。

甘く香る湯に何か溶かされているのは理解出来た。薄薔薇色の湯から立ち上る香りは、
身体をただ、温めるだけでなく……。 粘膜から入り込んでいく薬効は内からその身体を苛む。

地下へ送られる修道女のための、後ろ暗い湯……その罠に知らず、知らず。