2025/10/19 のログ
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート ファルズフ大聖堂 大浴場」にルーパスさんが現れました。
ルーパス > 大聖堂の一角、大浴場へと至る廊下を血のように赤い修道着を着た女が、
壁に手を付き、足だけでない。身体を引き摺り歩く。

「か──はっ ──、ご、ふッ」

喉奥からえづくように零れる咳、気を抜けば遡り駆け上がってもおかしくない。
それは雄の種であった。深紅のチュニックにもウィンプルにも、最早色を変えて黒くそれは沁みつき
苛烈な制裁を受けてきたことが伺い知れる。

主人が先日行った、囚人への辱め。それを止める所か見張りをしていたならば当然の制裁──。
だから、それに反感を覚える事も反発するでもない。ただ──身を清めなければとその一心。

脱衣場で、身に着けて居た物を指輪以外全て取り去り、
白い肌に紅い髪となれば、洗い場に行くことすら億劫な程。
内湯の桶にたっぷりと湯を取れば、その場に四つん這いになり、
頭から、身体、其の全てへ何度も、何度も湯を掛けてゆく。

まるで懺悔でもするかのよう。男の手形や鞭のような跡の刻まれた白い肌。
入り口から見れば剥き出しな下肢からは、白い物が垂れて流れ──。

「うぅ──、くぅ……。」

「お──、おえっ…… おろ──。」

沁みる。湯の暖かさも乱暴の跡を強く意識させるほどに。
そうしてついに……吐いてしまう大量に注ぎ込まれた白いもの。
上からも、下からも──また、粗相を。

ルーパス > 寝食を許されぬ中の【教育】自らが不甲斐なかったがための行為。
であればこそ、本来であれば大浴場にすら来るべきではなかったのだ、
指導の賜物を身に刻むつもりなのであれば──。

「お──おぉ……。 ご、ふぅ…… ── あ、──ァ。」

ひとしきり吐き出した残滓。湯桶を抱えて口を濯ぎ、零れた湯が白濁を流してくれる事を期待した。
何度も、何度も湯をかけて、深紅の髪が肌に絡みつき漸く落ち着いたように
内湯の床に臀部を下ろし正座を崩したような恰好でへたりこむ。

その恰好のまま、まだ何度も何度も湯を頭より流すのは、
湯を穢してしまってはそれこそ取り返しがつかないから。

大きな身体を流し終え、恐る恐る湯に浸かる。昔から得意ではない湯浴み。
だからこそ、湯に全身が浸かったというのに四肢を丸め膝を抱えて丸くなるように。
湯殿の隅でただ、染みた痕や行為の痕跡が流れてくれるのを願う。

その音が意図は裏腹に、血流の良くなった白い肌は、その紅い痕を鮮やかに浮かべるだけなのだが。

ルーパス > 湯の中の安寧。普段なら大嫌いなはずの湯が今は不思議と心地よい。
顔を湯の中に半分浸けて、ぶくぶくと泡立たせながら、
自然と指先は散々嬲られ疼きを覚える胸の頂きに触れ撫でる。

吹き上がる泡が大きくなり、身体は縮こまって小刻みに震えた。
そんな風にして発情した獣の夜は過ぎる。
無事、帰ることが出来たらの話であるが。

ご案内:「神聖都市ヤルダバオート ファルズフ大聖堂 大浴場」からルーパスさんが去りました。