2025/08/22 のログ
■アガタ > ぐ、と腰を抑え、それから深く呼気を吐き出した。
「───はあ、……さて、休憩も終わり、か。」
まだ少しの時間。夏の暮れは割合長い。
敷地を囲う木々の向こうの夕暮れを眺めて目を細めた。
祈りの時間よりも、こうして歩哨に立つ時間のほうが自分らしいとは思う。
装束として修道女のそれを纏ってはいるものの、自身はどちらかというと従士としての性格が強いのもあるだろう。
勿論教団内の作業であれば、とくに垣根なく応じるところではあるが───。
意識を、目を、耳を、澄ませて異変がないかを探りながら、ゆっくりと歩き出していった。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート ファルズフ大聖堂」からアガタさんが去りました。