2025/08/17 のログ
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート ファルズフ大聖堂」にグアルティエロさんが現れました。
■グアルティエロ > 大教会を彩る季節の花々――
今の時期ならアサガオ、ダリア、カンナ、他にもフヨウ、サルビア、ノウゼン、カズラ、などなどなど。
花壇には色々なものが花開き溜池にもハスやスイレンなどが日差しにきらきら光る水面で咲いている。
景観を良くするため、職員の趣味、子供たちの教育。
そうした目的で植えられ、あるいは自生した花々は当然世話が要る。
水をやったり雑草を引き抜いたり害虫がいればとり益虫が少なかったら入れ余計な枝葉を切り……
「……あ゛っっっっっっつ……」
炎天下では大変な作業である。
ぎらぎらと照りつく日差しの下、ぎらぎらとした髪色を麦わら帽子で隠してゴム手袋にゴム長靴。
いつものド派手な装いを脱いで農家のおっちゃんスタイルとなったおっさんが只今その作業中。
首にかけたタオルで滴る汗を逐一拭いながら雑草がたんまり溜まったバケツを片手に、手鎌をもう片手に、一度立ち上がれば腰から悲鳴が上がったらしくて「ぁいたたたたた……!」とか口からも悲鳴を上げながら腰と胸とを反らした。
「まっぶし!」
そうして天を仰いだせいで今度は直射日光が目に入って別の悲鳴。
一人でかなり喧しかった。
■グアルティエロ > 「あ゛~目ぇ痛ぁ。紫外線ゆーてな。悪いねん。あれこれ。良えとこもあんねんけどな、あれこれな」
花々相手に喋りかけながら歩いていくのはゴミ捨て場、の横にある煉瓦で設えた堆積場。
そこにバケツの中身を引っくり返してから手鎌は置いてスコップ取って。
ざっくざっくざっくざっく。
既に溜まっている落ち葉やら生ごみやら米ぬかやらとよく混ぜる。
ざっくざっくざっくざっく。
こうして適宜材料を投下して置いて発酵させ混ぜる事で堆肥というものが出来る。
「ん。こっちのはもうええな」
これを花壇に、これから植える花々の寝床へと混ぜてやって発育を促すというわけだ。
煉瓦の堆積場は他にも幾つかあって内一つにスコップを突っ込めばバケツへと入れていく。
「ぃよいしょ」
そうして堆肥一杯のバケツ片手にもう片手はスコップ装備で花壇に戻って、ざくざくざく。
■グアルティエロ > こうして日が沈むまで花の面倒を見ているおっさんであった。
ご案内:「神聖都市ヤルダバオート ファルズフ大聖堂」からグアルティエロさんが去りました。