2026/01/17 のログ
ご案内:「九頭竜山脈・洞窟(過激描写注意)」に宿儺姫さんが現れました。
■宿儺姫 >
「───ッッ!」
肉を打ち、骨の砕ける音が響く。
纏わりつく小鬼を力任せに石壁へと叩きつけ、絶命させる。
「──ち、ぃ…!」
舌打つ。
毒の一つや二つ、ゴブリンを屠る程度に不都合はない。
しかし確実にその体力の総量は熱毒に削られる。
「ハァ……、ハァ、…──数ばかり、増やしおって」
呼吸は荒く息衝き、浅黒い肌からは滴るように汗が滲む。
女鬼の歩んだ足跡。その背後には小鬼どもの屍が累々と、入口まで続いていた。
随分とでかい巣、でかい群れ。相応の長がいるのは間違いない。
ゴブリンといえど数十年を生きた個体はオークやオーガにも劣らぬ体躯を持つ者もいる。
その邂逅は楽しみではあるが。今はどうも具合が悪い──。かと言えど、小鬼を相手に後退を選ぶ器ではない。
■宿儺姫 >
小鬼どもの中にも在る巨大きな者。
ウォリアーと呼ばれる者などがそうだ。
大仰な武装をしている者もいる。幾度がやりあったが、人間などよりは遥かに力も強い。
そんな大きな影が、目の前へと現れる。
人間の雌に比べれば大柄な女鬼が見上げる巨躯。
「……雑兵ばかりで退屈しておったところよ」
口から零すのは強がり…ではない。
道中に散らした骸のどれもが雑兵であった。
熱毒など、血湧き肉躍る熱に比べればなんと温いものか。
牙を見せる獰猛なる笑み。
立ち向かう上背は3メートルを超えようか。
しかしその両脚に力を漲らせ、砕くほどに地を蹴る。
咆哮と、激しく肉を叩き、打つ闘争の音がその空間をしばし支配する───。
■宿儺姫 >
巨躯ふ振るう斧剣が叩きつけられる。
並の人間ならば両断を免れないだろうそれも、強靭な女鬼の肉体を断つには至らず。
厚い筋繊維が両断を阻み、肉を然程に斬り裂かれるに留まる。
無論その程度の攻撃は慣れたもの。
ダメージはあれどそれで怯むことはない。
頭上で組み上げた両手を強かに叩きつけ、身を捻り蹴りを叩き込む。
揺らぐ巨躯に嘲笑を向ける、が──咆哮一閃。
「、ぐ──!?」
力任せに放たれた薙ぎ払いが女鬼の無防備な胴を薙ぐ。
怪力に跳ね飛ばされた先、叩きつけられた壁が轟音と共に崩れる──。それは、壁まででなく足元までも。
そのまま、洞窟の地面が崩落する。
女鬼が落ちた先は───。
「……ぷ、は…、……っ……ちぃ…なんと、脆い…」
洞窟の深部。湧き水が何かが溜まったのだろう水面へと落ちた女鬼は恨めしげに頭上を睨みつける。
ヒカリゴケで視界に不良はないが、真上は真っ暗な空洞…。それなりの高さを落下したらしい。
■宿儺姫 >
洞窟の冷水が熱毒に侵されたカラダにむしろ心地良くはあったが。
昂った闘争の欲のやりばがなくなってしまった。
「……此処を昇る…のは面倒じゃな」
ざぶざぶと水底を歩き、泉から出れば亜麻色の髪を勢い良く振って水気を飛ばす。
「ぜぇ……やれやれ」
多少毒は和らいだか。
それでも消耗した体力は多く、気だるげに岩肌へとどっかり腰を降ろす。
どれほど深い洞窟に落ちたのかもわからぬまま、しばしの時を闇で過ごしていた
ご案内:「九頭竜山脈・洞窟(過激描写注意)」から宿儺姫さんが去りました。