2025/11/22 のログ
ご案内:「◆設定自由部屋(過激描写注意)2」に「不死兵」どもさんが現れました。
■「不死兵」ども > 魔獣の巣窟や遺跡などが数多く存在する、王都東部に広がる九頭竜山脈。山賊街道から大きく東に分け入ったところに、やかましく歌を歌い、安酒をかっくらって歩く、10代から40代までの雑多な装備に身を包んだ集団がいた。
彼らの役目は、行為からは想像し難いが「ゴミ掃除」である。数日後にこの地の名高い温泉宿を利用する貴族のために、予め危険な存在がいないか確認するために展開された、否、「バラまかれた」戦闘集団だ。
薬で痛覚や不快感を鈍麻させた上で、死ぬまで働かせた後は土に帰す。そういう終わり方を期待されているとは知らない彼らはただ朗らかかつ野卑なしぐさで出鱈目に呼びかけをしたり、仲間内で下品な冗談を飛ばしたり、仲間が余分に隠し持っていた干し肉を奪い合ったりと、騒音を立てながら巡回していた。
「この辺には財宝たんまりな遺跡があるんだってな?」「やべえ魔獣も住んでるとか?」「大儲け出来りゃあどんな女も抱き放題だなぁ」
人の居住圏から大きく外れているにも関わらず、彼らには一切の不安、恐怖がない。満面の笑みを浮かべてただただ夢のような話を繰り返し、あるはずのないバラ色の未来に思いを馳せている。
■「不死兵」ども > 騒音をまき散らしながら、集団は進んでいく。帰還を期待されていない彼らの糧食は間もなく底をつくが、本人たちはそれを認識する前に、高揚感の中で力尽きるだろう。
ご案内:「◆設定自由部屋(過激描写注意)2」から「不死兵」どもさんが去りました。