2025/09/02 のログ
宿儺姫 >  
──しかし最後である筈などなかった。

気配、殺気とともに聞こえてくるのは──、一際大きく響く、洞窟全体を揺らすかのような足音。
感じる圧、その存在感ともに、女鬼の周りに転がるオーガどもとは一線を画する。


「──くく」

しかし笑い、立ち上がる。
窮地だからこそ面白い。
弱者を嬲っても致し方なし。勝ち目の薄い闘争に興じてこそ。

膝が揺れ、流血したたる女鬼が相対するは、この洞窟のオーガを統括する怪物。

──威勢は数刻もたず、激しい肉弾戦、闘争の轟音の果てには女鬼の悲鳴が響き渡ることとなった。

ご案内:「洞窟・奥深く(過激描写注意)」から宿儺姫さんが去りました。
ご案内:「◆九頭竜山脈周辺街道(過激描写注意)」に賢しい小鬼たちさんが現れました。
賢しい小鬼たち > 復活した小鬼の群れは、九頭竜山脈の各所にまた現れ始める
雌を狙う群れ、食料を狙う群れなどが周辺に散っている

けれど、街道に居た群れに居た1個体は…逆に追われていた
とはいっても少なくとも小鬼よりは強大という以外はまだわからない

依頼を受けに来た冒険者かもしれないし
村の娘程度でも農具で武装などしていれば倒すこともできるだろう
だから小鬼程度が追われていてもなんら不思議はない

ただし、気を付けなくてはならない
小鬼はただただ逃げているわけではない
群れの方へと、小鬼を討伐しようとしている何者かを誘導しようとしているのだ

周囲への警戒が密できなければ…
獲物となるのは追ってきた何者かとなる――

ご案内:「◆九頭竜山脈周辺街道(過激描写注意)」から賢しい小鬼たちさんが去りました。