2025/07/30 のログ
ご案内:「九頭竜山脈・洞窟(過激描写注意)」に宿儺姫さんが現れました。
宿儺姫 >  
鉱床じみた洞窟の奥。
少し開けた広めの空間に、囚われの鬼姫は場所を移していた。

巣の小鬼どもは群れの規模を再拡大し、鬼姫を孕ませ産ませた屈強な悪鬼個体が頭角を現していた。
その4匹は主力となったか。最早子鬼とも呼べぬような体躯と筋骨隆々、囚われた女鬼の力と気性を引き継いだ、まさに悪鬼である。
人喰いの鬼から産まれた──下手をすれば人間を喰うことすらするだろう。

再び女を攫い、巣を拡大することが出来るようになった群れは女鬼を主の部屋より移し、
より広い部屋へと移動させたのだった。

饐えた匂いに満ちる、凌辱の間へ。

「──、ふー、…ふー……っ……」

薄暗い闇の中で漏れるのは、衰弱しきった女鬼の息遣いである。
角を折られ、孕み袋にされた上で、散々に肉玩具として嬲られ──何より。

"飢え"が、鬼姫を徹底的に弱らせている。
人喰いの鬼が飢えに飢えている。
弱りはするものの、飢餓は人喰らいの女鬼の本性を削りに削り、研ぎ澄ます。

がしゃん、四肢を拘束する太い鎖が音を立てる。
布切れ一つ纏わぬ裸体に傷と痣、牙と爪の痕を無数に刻み、穢されきった痛ましい姿。
それでも力の籠もらぬ筈の四肢を動かすのは、飢餓の齎す狂気と、本能的な衝動──。
飢えた魔物が如く涎を顎先から滴らせ、弱りこそすれどその翠の眼光は鋭く、闇を見据えていた。

ご案内:「九頭竜山脈・洞窟(過激描写注意)」に賢しい小鬼たちさんが現れました。
賢しい小鬼たち > 凌辱に使われる天然の広場は巣の中にいくつかある
巣が大量の小鬼で溢れていたころは、ほぼすべてのそういった広場が使われていたのだが…
今、女鬼は一人であった
少なくとも、他に雌の姿はない
その痛ましい姿を、憐れむものなど誰も居ない。

――ただ、嘲る者はいる
女鬼が睨みつける闇の中から現れたのは…
女鬼がこの巣の主に孕まされ、そして生まれ、成長してからは巣の中核となっている悪鬼個体である

この巣に生まれた以上、小鬼の群れの一員とはなっているが
元々が特異個体である主と埒外の力を持つ女鬼の間に生まれた存在は既に小鬼とは呼べない力を持っていた
四肢に漲る力は主以上であり、主は現在小鬼を増やすための種馬扱いとなっている
近く、この巣に居る4体の内最も強い力を持つ個体が新たな主となることは確実であった

そして、巣に居る内の2体がこの場に現れる
鋼のような体と、小鬼の賢しさを持った巣の英雄
ただし、彼らは如何せん特殊である
鬼の血が入った故か。孕ませ、出産させる際に雌の生命力を通常の小鬼出産よりも奪ってしまう
そのため、普通の人間の雌ではすぐに潰れてしまい…逆に小鬼の数が増えにくい

彼らが考える彼らの強みは、数である故に現在、雌を意図的に使い潰すことは避けられているのだ
それ故に、この個体は凌辱の相手が限られる

…そんな悪鬼個体がこの巣で現在唯一その気性を存分に振るえる相手
それがここに幽閉された、飢えた雌鬼である
なにせ、まともな食糧も与えず、ただただ嬲り続けても…まだ目に光を宿す存在
そして親子の情などあるはずもなく、二匹が磔になった雌鬼の前後から迫り…

げ、げ、げ、ぎ…っ!
ががが、ぐ…!

1匹が、鋭いその眼光を"面白がる"ように女鬼の顎を掴み上げて視線を合わせ
人間の顎なら容易く砕けそうな指の力をもって女鬼の顎を挟み、ぎらついた目線で眼光を受け止める

後ろの1匹はこれもまた嘲る笑いを放ちながら…その尻肉に、背に…女鬼の硬い体にすら痕が付きそうな力強さで平手打ちを食らわせよう
雌鬼を母としながらも…まるで自分たちの方が上だと教え込むように雌鬼を見やる

宿儺姫 >  
現れたのは、最早小鬼とも思えぬ悪鬼。
しかしその眼から感じる悪辣さ、醜悪さは、まさに小鬼そのものである。

「ぁが、グ……ッ!!」

顎先を捕まれ、骨が軋む。
既に屈強、頑丈である筈の女鬼の肉体を十分に破壊し得る怪力。
──怪力乱神の化身たる鬼姫が産み落としたのだ、育てば当然の如く、そうなろう。

ばぢぃんッッ

破裂音にも似た平手の音が響く。
力強く上を向いた女鬼の尻肉が跳ね上がり、紅々とした痕が刻まれる──。
…女鬼は凶暴性、狂気こそ持ち合わせてはいるが弱者を弄ぶ嗜虐性などを持ってはいない。それは、小鬼どもからなる精神性なのだろう。

「──どうする、つもりじゃ」

弱々しくも言葉が漏れる。
我が子などとは思っていない。
ギラリと鋭い眼光は、顎を掴み上げられながらも目の前の悪鬼を睨めつけるが、その頬には──焦りからか、汗が伝う。

──目の前の弱りきった女鬼。
その肉体に、飢えてこそいるが月齢からなる妖気が満ち始めている。
角が再生するまでは秒読み。そうなれば、手枷足枷など子供の玩具にも満たぬ心許なさ。
如何に飢えていようが、小鬼どもに遅れは取らない──筈だった。
しかし今、自らに迫るこの二匹は──、どう軽んじて見たとしても自身と同等か──あるいは。