2025/06/07 のログ
ご案内:「王都マグメール 富裕地区(過激描写注意)」にツェツィーリアさんが現れました。
ツェツィーリア > 王都マグメールの富裕地区は、この王国で最も治安のいい場所である。
国家の中枢であり、多数の王族、貴族等要人が住まう場所であり、それは当然のことだ。
だが、それは身の危険が皆無であることを意味しない。
それが夜であれば、尚更のこと。

「あは、見つけた♪」

深夜、一人の小柄な影が、闇の中から浮き出るように現れる。
一見すれば小間使いの少女のような容姿だが、魔族であることを隠しもしない。
目線の先には、彼女が標的とする者が一人で歩いている姿。周囲には人影は無い。
富裕地区ゆえに護衛など不要と判断したか、あるいはどこかに潜んでいるのか。

「どっちでもいいや、ちゃっちゃと終わらせちゃお♪」

魔族の少女、ツェツィーリアが両手に魔力を集中させると、周囲の夜闇が凝固し、漆黒の大鎌がその姿を現す。
彼女はそれを軽々と片手に、標的目掛け走り始め――。