2025/06/01 のログ
ご案内:「◆毒沼(過激描写注意)」に毒龍ヒュドラテンタクルさんが現れました。
■毒龍ヒュドラテンタクル > 陽光が届かぬ毒々しい沼地。
空気は湿り気を帯び、紫がかった霧が漂い、足元には粘液にまみれた泥が広がる。
そこかしこで「うぞうぞうぞ…」と不気味な音を立て、濃い紫色の触手の肉塊群が蠢いている。触手の表面はぬめり、発光する無数の目玉が獲物をじっと見据え、毒液が滴る先端はまるで生き物のように小刻みに震える。巨大な口が時折開き、鋭い歯と長い舌がちらりと覗く中、毒のオーラが辺りを覆い、近づくだけで息苦しさと異常な感覚が襲う。
この肉塊群は「毒龍」と呼ばれる単一の巨大な怪物である。複数の触手を操り、紫を基調とした粘液質の体は、まるで沼地そのものと一体化しているかのよう。触手の目玉は知性を感じさせ、獲物の動きを追跡し、毒液は強力な神経毒を含む。体から放たれる紫色のオーラは、近づく者に毒や麻痺を誘発し、精神さえも侵す。
この怪物は単なる獣ではなく、獲物を捕らえて弄ぶかのような狡猾さを持つ。
ここに踏み入る雌を待っているかのようだった。
ご案内:「◆毒沼(過激描写注意)」にネクロマリアさんが現れました。
■ネクロマリア >
「あらぁ……これ、大変な感じになってるかしら……?」
そんな場所にふわりと舞い降りたのは翠髪の魔族の女だった。
沼の毒々しい様相を眺め、頬に手をあてて少し困ったような顔をする。
「帰りが遅いと思っていたら…もしかして」
使いに出した下級淫魔の少女の戻りが遅く、よくない場所に踏み込んだのでは…と探しにやってきたのだった。
「(あんまり近づくのもよくはなさそう…だけど)」
あちこちでうぞうぞと蠢く触手、そして立ち上る紫色の瘴気に思わず、普段は飄々としている女も眉畝を顰める。
もし、どこかで使いに出した子が倒れていたら、なんとか助けて帰りたいが──。
■毒龍ヒュドラテンタクル > 魔族の力を以て毒沼を眺めていれば、分かる事が色々とあるかもしれない。
例えば、それがとても有害な物質である事、
人体を痺れさせたり、痛めつけたり、溺れさせたり……或いは、それ以上に、精神を害するようなシロモノであるとも。
それから、毒沼に浮かんでいる毒の触手のような蠢くモノは、無数に毒沼の奥に埋まり込んでいるし、
目玉のようなものが絶えず周囲を観察している。
勿論、今踏み込んだ翠の髪を持つサキュバスクイーンも例外ではない。
沼地そのものと一体化したようにその毒沼は蠢き、獲物を探して歩き回る。
探し人らしき人物は、この場には居なかった。
居なかった…が、
毒沼の周辺には、何かしらの荒事の痕と、
毒を撒き散らしながら、何かを毒の滴る触手が毒沼の奥へと引きずり込んだ痕跡が見られる。
探し人は既に、毒龍の中に、いる――と、推察する事も出来るかもしれないし。
全く違う別の雌を引きずり込んだだけかもしれない。
それはそうと、毒龍の統合された意思は彼女を舐めるように視姦しながら、毒を以て付け入れるか、隙を付けるかを絶えず伺っていた。
■ネクロマリア >
薄く細めた瞳で、その異形の蠢く沼を見据える。
──…何事かの痕は確認できた。それが使いに出した子のものとは限らない、が…。
「(長く生きてるけど、これだけの規模になってる怪物なんかそうそう見ないわね──)」
もし引摺り込まれてしまっているのなら、一刻を争う可能性もある。
悠長に街に戻り討伐隊を……と悩んでいる暇すらも惜しい。
「ヴィアンカちゃん? そこにいるの?」
意を決して踏み出し、少し声を張り上げて…蠢きまわる毒沼に向けて声をかける。
…なるべく毒気に当てられないように、呼吸は最低限にと、警戒は一応していたが──。
その辺り中に蠢く全ての触手に対して気を払える…、女はそんな武芸者ではなかった。
■毒龍ヒュドラテンタクル > 目玉は毒触手から無数に浮いており、全ての情報が伝えられ続けている。
毒沼の全体が視界になっているといってもいい。
彼女はどうやら探し物をしているらしい。それは毒龍にとっては好都合だった。
彼女が探している物が何かなど、毒龍は知る由もないが、
もしその探し物が既に毒沼に叩き込まれたのなら、これから彼女もそのあとを追う事になる、かもしれない。
まるで一歩踏み出す時を見計らっていたかのように、毒沼はぬるりと彼女の脚元を掬わんと、
毒沼が、毒沼そのものが、生き物のように這い、脚を目掛けて毒触手が伸びて来る。
それも一つや二つではなく。
それらには神経を害して意識を食い破る気絶毒と、身体を痺れさせる麻痺毒の効果があり、
心身両面を破壊する事で、獲物を引きずり込みやすくする毒のコーティングがなされていた。
襲い来るのは、脚元からの巨毒と、無数の毒の触手。
■ネクロマリア >
───返事はない。
「………」
もう少し近くで、と。
もう一歩とを踏み出そうとした瞬間。
「──あっ…!?」
足元から這い上がる触手。
足を取られ、姿勢を崩す──とっさに翼を開き舞い上がろうとするが──。
「(っ…ぁ、な…に……?)」
脚へと絡みついた触手から浸透する何か。
魔術的なものであれば淫魔女王たる女の身体は軽々と跳ね除けただろう筈の、毒。
むしろ、自分にはそういった類の術も魔法も通用しないだろうことが解っている故の判断ミスか。
体の感覚が遠のき、同時…脳髄が痺れ目の前が白く霞んでゆく──。
「(まずい…かし、ら……)」
朦朧とした表情でその場に崩折れ、無数の毒の触手にその身体を巻かれてゆく──。
■毒龍ヒュドラテンタクル > 毒が、通じた。
それを示すように。彼女の表情が変わり、体がぐらりと崩れていく。抵抗力を無くしていく、その肢体に、次々と毒沼から、
毒々しい紫色の塊が伸びて来る。
獲物を捕らえられると興奮しているが故だろうか、毒沼からはまるで射精するように下品に臭みの強い毒が撒き散らされ、
脚を掴めば、腕を、首を。
次々に、そのカラダを縛り上げて動きを封じ、全身を毒に漬けて抵抗を組み伏せてしまおうとする事だろう。
彼女の目の前に現れたのは、毒龍の特に巨大な塊のような紫色の物体。
大きな口のような器官に、無数の目玉と、毒々しい肉塊が湧き出る悍ましき毒龍。
■ネクロマリア >
「(──カラダが…)」
動かない。
そんな女の肉感的な四肢へ、次々に毒沼から触手が伸び、絡みつく。
ぎっちりと、豊満な肢体をハムのように触手が縛り上げ──。
「ぅ……───」
毒漬けとなった身体は動きを奪われ、思考を奪われ。
茫然自失にも似た虚ろな瞳が向く先、無数の目玉を視線を交わす。
そのむっちりとした股ぐらから、とろりとした蜜が太腿を伝い落ち、甘い淫香が漂っていた。
媚毒の効果…だけではなく、気をやって普段自制をしている淫魔としての肉体の枷が外れてしまったのだ。
■毒龍ヒュドラテンタクル > 彼女の体から溢れ出る媚毒の香りに充てられて、毒龍は性欲を昂らされるように彼女の肉体を求めて、次々に毒触手が伸びていく。
四肢を縛られた彼女の豊満な肢体は、毒触手によって、剥き出しにされていく事だろうか。
朦朧とする意識のなか、全裸をさらけさせられることを強要されていく。
雌として彼女を食いつぶさんという欲求に駆られている事を示すようだった。
剥き出しにして、毒龍が開いた、毒の洞窟ともいえるような巨体の体内に、引きずり込んで、
飲み込まんと、大きな口を開いた。
彼女はゆっくりと、その中へ連れ込まれて行こうとしている。
一目のつかぬ毒の闇の中へと、監禁されようとしている。
解かなければまずいとは、淫魔女王でなくとも本能的に分かるだろう。
果たして彼女がどうなるか、は……。
■ネクロマリア >
「ぁ、は……♡」
大きく開かれた巨大な口。
全裸に剥かれ、淫妖な肢体を晒しながら、飲み込まれようとする女は蕩けた様な笑みを浮かべた。
朦朧とする意識の中、その異形が雌を求めていることを本能的に感じたのか──。
「わたし、食べられ、ちゃう……♡」
淫蕩と堕落に満ちた貌を浮かべ──その体内へと飲み込まれていった。
白磁の豊満な身体も、美しい翠の髪も、その全てを丸呑みに───。
ご案内:「◆毒沼(過激描写注意)」からネクロマリアさんが去りました。
ご案内:「◆毒沼(過激描写注意)」から毒龍ヒュドラテンタクルさんが去りました。