2025/12/07 のログ
ご案内:「大聖堂 公衆浴場」にヴィドさんが現れました。
■ヴィド > 聖堂の中、豪奢な石造りの床に彫刻の施された石像。
その床を流れる湯が温めて石の冷たさは感じない。
湯気に満たされた空間に居るのは唯一人、脱衣所に修道服を脱ぎ
髪を縄でお団子にまとめ上げてから湯舟の傍に膝を付く。
手を気に湯をたっぷりと救い、身を清めるために、何度も、何度もかけ湯を行う。
姉達に弄ばれた身体は疲労と共に熱を宿して、それを誤魔化すように
湯の中へと身を投じた。少し温めの長湯には適した温度。
身体を預ける石の感触も心地よく。手にしていたタオルを淵に乗せ、そこへ頭を載せた。
「早く……下の子が出来ないかなぁ……。」
新しい入職者。姉からの矛先が変わるそれを期待する呟きも、湯音に掻き消される。
年齢を重ねているにも拘らず、年下にすら弄ばれるのは出自の所為もある。
とりあえず今はすべてを忘れようと湯の心地よさに身を浸し、瞼を閉じてみた。
■ヴィド > ゆっくりと過ごす癒しの時間。
身体が心底暖まるまで堪能した後に、またきっと……。
ご案内:「大聖堂 公衆浴場」からヴィドさんが去りました。