2025/08/17 のログ
ご案内:「平民地区/歓楽街」にアキアスさんが現れました。
アキアス > 飲み屋やら娼館やらが立ち並ぶ通り。
平民地区のそこは、貧民地区のものよりいくらか煌びやかで。
それでいて富裕地区の客層と比べ、露骨に貧乏人を見下していないのがよい。

貴族相手の娼婦たちは金以外も求めたりする。身分だの出身だの、というもの。
それはそれでそっちの勝手、とは思うが、貧民出身の冒険者など露骨に下に見られもして。

そういう相手を組み敷くのも一興なのだけれど。

「つっても高けぇし、なぁ。俺にはあんたらくらいが丁度言い訳よ」

そんなふうに客引きしている娼婦に粉掛けながら。
男の調子はいつもこんなものなのだろう。娼婦の方もはいはい、と笑って流している。

その日は馴染みの娼館で普段の用心棒が流行病で寝込んでいるとかで。
ギルド通しての依頼を請けての、ぼちぼち交代でお役御免、というところ。

このまま娼婦を買ってもいいし、適当な女を口説いて宿なり塒なりにしけ込んでもいい。
そんなふうに考えながら、最後まで面倒が無ければいいがと欠伸を洩らした。

ご案内:「平民地区/歓楽街」に娼館周辺さんが現れました。
娼館周辺 > いつものように常に変わらぬ歓楽街の風景が広がっている。「あら、そう。ありがとうね。たまには買ってね、サービスするわよ?」と、そこそこの美貌の娼婦が応じる。


今回、娼館プリプリの用心棒「ジョーブレイカー」が病気で倒れている。悪い客には手段を選ばない制裁を加える、恐ろしい両性具有の男/女である。

娼館周辺 > 男娼のアメデオ(https://mag-mell.undo.jp/pclist3/list.cgi?id=535&mode=show)が、人妻らしい30代の女性とともに、娼館に入る。用心棒を務めているアキアスに慇懃に礼をした。隣の女性は、しきりに秋波を送り、欲求不満が滴るかのよう。

夜ー

さて、店の中から、険しい目つきの、長身痩躯の老黒服が現れる。
彼は髪を後ろに撫で付け、執事に似ている。片手に懐中時計を持っている。顔は老いているが、その顔立ちには美少年の面影が少しだけ残っている。

アキアスに声をかけた。
「おう。そろそろかな。本日はギルドからの依頼を受けていただいて、助かったぜ。あんた交代の時刻だろう?うちの店から労いのおもてなしを用意させていただいたんだが、遊んでいくかい?店の中に今相手できるキャストの絵姿がある。好みのやつを指名してくれよ。」

娼館周辺 > 「絵姿に今のところないキャストでも、ご要望にハマる奴がいたら用意できるぜ。まあしたくないならないで、今夜の酒くらいは奢らせてくれよ。」と老黒服付け足す。
アキアス > 年若い男娼が彼に首ったけの様子の女性と娼館に連れ立って入っていくのをひらりと掌振って見送る。
ぁふ、と、欠伸をしては、ごりごりと首を鳴らす。
何事もないのが一番だが、それが一番気分的には消耗する。

さて、終わったらまず酒かな、などと思っていれば、年配の黒服から声を掛けられて。

「あいよ。…お? マジか?」

おもてなし、と聞いて喜色滲ませるも、こういうのは話半分に思った方がよかろうと思いなおす。
今夜客の付かなかった娼婦を遊ばせるよりは、入りの料金をサービスして付加サービスやら酒やらで少しでも稼ごうとしたり、娼婦が上手くやればリピーターになるというもので。

それはそれとして。いただけるものは、頂こう。

「じゃ、この子で」

店に入り、絵姿を指差す。なんだかんだと上機嫌で、部屋の方に案内されていって……。

ご案内:「平民地区/歓楽街」からアキアスさんが去りました。
娼館周辺 > 「うん、いい趣味だな。待合室で呼んだら、カーテンのかかった通路の先に行ってくれ。これが、番号札な。」

やがて時が進み。

…番のから…どうぞ、準備できました…

といつもの呼び出しが老黒服の口から。

ご案内:「平民地区/歓楽街」から娼館周辺さんが去りました。