2025/11/22 のログ
ご案内:「私邸」に影時さんが現れました。
ご案内:「私邸」に篝さんが現れました。
■影時 > ――王都富裕地区。とある一日。
最早冬めきつつある秋空はよく晴れ渡り、中天に登る日差しは恩寵の如く温かい。
そして分け隔てない。広く高い屋根も低くなだらかな屋根も等しく温もりを受ける。
富裕地区の端、平民地区に近い場所に建てられた館もまた然り。
現在の居住者の数を考えれば、分不相応なほどに大きいこの洋館の煙突から、煙が昇る。
暖炉の煙であろうか。否、数刻より立ち上る煙の源は他でもない。館の厨房からである。
広く大きい館であるが、一階に位置する食堂に隣接する厨房もまた広い。
大きな宿屋、飲食店等のそれにも劣らぬという程に広い理由は他でもない。所有者の趣味であり、ニーズも踏まえたもの。
特に後者が重要であった。住まい飲み食いするもの一人は竜であり、何人分も同時に調理することも考えてのこと。
次第によっては、まな板には収まりきらない程に巨大な食材を切り分け、下拵えすることもある。
そう考えれば、厨房の真ん中にででん、と。御影石の天板の作業台を据え置くことも必然であった。これが馬鹿にならない。
幾つも皿を敷いて取り分けるにも、狩ったばかりの獣、巨大な魚を解体するのにだって役立つ。
その作業台を中心に、竈、魔導機械による加熱器や冷蔵庫、食器や用具の棚、そして食堂への配膳口も兼ねるカウンターが囲み並ぶ。
「どっ、こいせ、と。……よしよし、良い塩梅に冷えてくれたな」
作業台に大鍋を抱えて運び、慎重に下ろす男が額の汗を拭う。
今、白い着物の袖をたすき掛けして纏めている男が家主であり、基本的にこの厨房も取り仕切る。
住み込み含め、料理が出来るものが居れば勿論任せることは吝かではないが、恐らくはまだその時ではない。
用具や設備を整えるのは自分ののためでもあり、学院の家庭科の実習宜しく同居人たちに練習の場を与えるためでもある。
今日の其れもまた然り。朝より丹念にアク抜きして、分身にも番をさせつつじっくり煮た煮小豆である。
砂糖や蜂蜜を適量入れて味を調え、粒が残る程度位に潰したそれは、詰まり。黒餡だ。
「……――おうぃ、篝。そっちのほうはどうだね。だいぶぐつぐつふつふつしてるか?ン?」
厨房が広いと、加熱口が多いと、同時に出来ることが増える。
釜のかわりに厚手の鍋を使って米を炊く、なんていう芸当が可能になるのである。何という快適さか。
だが、出来る限りのこだわりとして魔導機械で加熱、というのは避けておく。一番慣れたのは火で炊くこと。
そうした米炊きに長時間の加熱の用途も兼ねて、大物を焼くオーブンに加え、煮炊きに適した竈も作ってもらった。
もちもちとした粘りが出る米粒は手に入れるのに骨が折れるが、此れがあればできる料理がある。作れるものがある。
カタチが悪い粒でも臼にかけて粉にすれば、材料になる。兵糧丸や団子と言ったものにできる。
分身による並行作業から始め、弟子にバトンタッチさせて火の番をさせている。
……ぐつぐつ、ふつふつ。鍋蓋の隙間から漏れるものがあっても、蓋は取ってはならない。禁忌である。
だが、もうそろそろ火から上げてもいい頃合いだろう。そう思いながら、弟子に問うてみよう。
■篝 > 朝の寒さが身に染みる季節となりつつある今日この頃。
しかして、陽も照り、明かり差し込む穏やかな厨の中は、幾つも熱を持った鍋やら釜やら竈やらのお陰でぽかぽかと暖かい。
休まず動けば汗をかくほどである。
館の主がこうしてせっせと働いているのだから、当然ながら住まう居候も手伝うのが道理と言うもの。
数日前から館で見かけるようになったメイドは、白い耳と尾を隠すことなく、竈の前で任せられた米の詰まった鍋の番をしていた。
「んー……んー……なぁーん……」
スンスンとよく利く鼻で嗅いだ甘い香りの正体を知っているが故に、口の中に広がる優しい甘味を思い出してはじわりと唾液が滲む。
出来上がりまでまだしばらく、作業工程があるらしいがそれも楽しみの為とあればなんのその。
一度食べた牡丹餅の味を思い出しながら、ゆらり、ゆらゆら尻尾を揺らして耳を澄まして鍋の音を聞く。
クツ、クツ、クツ……。中を覗きたくなるけれど、まだ我慢だ。
メイド――もとい、弟子は火の扱いならお任せをと意気込み、今日と言う日を密かに楽しみにしていた。
師・特製兵糧丸の作り方を習うと言う名目ではあるが、今や其方はオマケに近く。
この美味しそうな香りにすべて持っていかれてしまっている。
暫くして名を呼ぶ声にピクリと白い耳を揺らし、振り返れば師――を通り越して、作業台に乗る大鍋へと視線が奪われた。
その中にある匂いの元についつい惹かれてしまうのも仕方ないと内心で言い訳をしつつ、声の主たる師へと目を向けた。
「はい、先生。……グツグツと、煮立った音が聞こえています。頃合いかと」
浮つく心は尻尾に隠し、澄ました顔で淡々と抑揚のない声で頷き返事をする。
左の耳をパタリと鍋の方へ向け、しかと音の変化を感じ取り、もう良いだろうと判断したが――。
さて、重い鍋を火から上げるのは力仕事。小柄な娘では聊か心配が勝るか。
厚手の鍋掴みを用意しつつ、師の指示を待ち待機する。
■影時 > 毎日、ではない。やるとすれば可能な限り毎週。
この館は一人二人、三人、おっと。ついでに二匹で住むにはオーバーサイズ気味である。
故に炊事洗濯に加えて適宜掃除も欠かせない。人の手数だけで云えば、即興で間に合わせる手段はある。
術の練習がてら、分身で頭数を増やすことで朝の稽古を終えれば隅々まで掃除し、空いた昼の時間に色々と打ち込む。
それが学院の仕事、家庭教師の仕事、そして冒険者、盗賊ギルド構成員として何もない、オフの時の過ごし方だ。
「そう焦れるな焦れるな、メイド見習いさんよう。この後食べきれねェ位にこねこねしてくんだからな?」
夏場であれば汗ばむような熱気が意外とそうではないのは、館に仕込まれた魔術仕掛けの賜物だ。
魔力の充填こそ適宜必要だが、風と冷気を生む仕掛けは換気を促し、火があるが故の暑さを和らげてくれる。
欲を言えば、釜まで特注させるか取り寄せたい心持ちだったが、何が何でも揃えるにしても限度がある。
代用できる手立て、両用できる手段があるのならば其れで善しとする。ようは炊ければいいのだ。
厨房には自分とメイド服姿の弟子の他、黒子めいた姿の分身が闊歩する。米が炊けた後、竈に置く予定の寸胴鍋の支度をしている。
その差配等は慣れたもの。味見以外ならば、こうして作業できる手を広げられるのもこの厨房ならではのこと。
「――善かろう。火加減はそのままで、その鍋をこっちに持ってきてくれや。鍋敷きの上に置いてくれ」
火の番ならばその名の如く任せても問題あるまい、と。命じていた弟子の受け答えにふむ、と頷く。
焦れる一方でうわつく心持ちもあるのだろう。作業の合間、視線を遣ればゆらゆら、ゆらゆら。尻尾が揺れているのが目に見える。
小さく口の端を釣り上げ、笑いながら厚手の布の鍋敷きを台に置き、ここに置くようにと示しておこう。
それを待ちながら、このあと使う道具、出来上がりを置く大皿、指を洗う水鉢等を手慣れた様子で揃え始める。
■篝 > 休日の過ごし方は千差万別。同じ館に住む者同士であってもそこは変わらない。
掃除洗濯と溜まった家事をするも良し、昼寝、買い物、自由に過ごせと言い渡され、オンオフをはっきり切り替える師の教えに倣いまだまだ実践の最中。
今日は手の空いた者で料理をするぞ、掃除をするぞ、と声が掛かれば仕事や用事がない限りは二つ返事で頷くのがこの弟子である。
暇の持て余し方が眠るか、働くか、修行するか、風呂に入るかくらいしか無いので、ほぼ現状答えはYESのみだった。
朝からせっせと準備して、豆を煮たり米を炊いたり。
野外でした“便利な出汁の粉”を使った即興の料理とはまた違う、本格的な料理は手間暇かけて作られるのだと改めて思う。
便利な道具を使ってするざっくりとした料理も良いものだが、こうして時間を掛け丁寧に一つずつ工程を重ねていくのは、火薬を扱い爆弾を作る時の感覚に似ていて少し楽しいとも感じられる。
勿論、それを食す前提での楽しみなので、食い気が勝っているとも言えるのだが。
最近は身体の肉付きが気になるお年頃だが、我慢しようにも食え食えと勧めて来る者と、どんどん食べるよ!と笑顔で平らげる者に挟まれては我慢も出来なくなるから困ったものだ。
気が付けばもう昼も過ぎる頃合いとなり、朝食も、昼食もしっかりと食べたけれど、午後の甘味は別腹である。
食べた分は働き動けば良い。などと結論付けて、ついつい味見もしたりしつつ。
火の番以外に出来る工程は手伝いつつ。と言うが、実際は見学が多いわけで。
師が率先して動くからでもあるが、その分身までもせっせと働き作業をこなしてしまうので。
「捏ねる……。それなら、私でも出来ます」
ようやっと出来そうな作業が回って来たと喜び、ぶんぶんと尾の揺れる幅が大きくなる。
魔術仕掛けのお陰で過ごしやすい中央で、米を餅にすべく捏ねまわすのを想像して、熱さに怯むまいと意気込んで。
命じられれば頷き返して鍋と見合い、慎重に両手で持ち上げれば、一歩、二歩と慎重に進んで、示された鍋敷きの上に置く。
ドスンッと音が鳴るのは艶々もちもちのコメが詰まっている証拠だと思えば、期待に胸が膨らんだ。
そうしている内にも準備は着々と進められ、用意された道具……皿はわかるが、水の入った鉢に首を傾げる。
「……先生、蓋はまだ開けては駄目ですか?」
グツグツと炊けた音がしてもけっして開けてはならない。
そう口を酸っぱくして言い聞かせられたことを思い出しながら、まだ?と問いかけ。
■影時 > 料理や洗濯は兎も角として、掃除は人任せにするのではなく自分で遣るようにしている。現状は其れが早い。
洗濯ばかりは個々人の装備や手持ち故に、共用部の掃除は己から遣る方が手間がない。
住人がこの先増えるとするなら、当番制を組むのも考えるが、そうしないのは矢張り生活スタイル的な問題だ。
その点ばかりは手間が増える。一方で以前よりも間違いなく捗る点はある。
自活するに必要な諸々を教えるのも。宿屋の裏等よりも広い庭で素振りをするにも。メリットが多い。
――さて、料理だ。此れは一から十まで、手取り足取り教えることもできはする。
するのだが、ああだこうだ、とねちねち細かく教えるのは少々憚られる。
とは言え、興味を引かせながらも身体で覚える意味もある。効率重視の食事ばかりが全てではない。
ぼそぼそとした携行食で万事済ますより、時に手間暇かけて拵えたものを食う方が、生きている実感が身に沁みるもの。
「おお云ったな。とはいえ、炊きたてほやほやの中に手ぇ突っ込むわけにもいくまい。
餡とごはんが揃ったなら後は捏ねて合わせるワケなんだが、と。いいぞ。もう蓋は取っていい」
此れも修行と――いきなり火傷必至の炊き立てに手を突っ込ませるのは、拷問以前の問題だ。
先に先ず、己が仕込んだ餡の具合を確かめる。先に置いた鍋の蓋をそっと開けば、おお。独特の甘い香気が立ち上る。
茹で零して煮汁を切り、鍋を洗ったうえで再び煮立たせ、アクを掬って、と。地道な作業を経た成果がここにある。
ほのかに赤みを帯びた黒みを帯びた粒混じりの餡子だ。味の確認は抜かりない。我ながらいい出来と云える。
後はごはんだ。此れも出来をよく確かめなければならない。砂糖はまだしも他の材料は仕入れに手間がかかる。
「……ほう。善し善し。
混ぜて混ぜて、熱が少し抜けたら次の工程だな……混ぜるといや、兵糧丸も材料揃えて混ぜるんだよなあ」
釜代わりの鍋蓋を開ける役割は、メイドな弟子に任せよう。開けば宝石のように輝くばかりの白い粒がほかほかと湯気を立ち上らせている。
そこに濡らした木ベラを差し込み、かき回して粘りを確かめる。固さとも感じるような其れがないとしまらない。
鍋底までこそぐようにかき回すのは一粒とて無駄にしないよう、しっかりと使うためだ。
やってみるか?と問いかけながら、席が空いた竈の上に黒子な分身が用意していた寸胴鍋を置いてゆく。
中身は猪や鶏の骨に野菜屑と薫り付けの香草。夜の食事の出汁取りに火勢を弱めて、余熱も使いながら長く煮立たせるつもりだ。
煮立つまでの間に、分身に念を飛ばして、ついでとばかりに棚からものを引っ張り出してゆく。
糯米粉と米粉、砂糖、薫り付けのスパイスと薬草を干して挽いた粉。予め瓶に小分けしたものを作業台の空きスペースに見えるように並べてみせて。
■篝 > 広い館の良い面と、面倒な面。それは主の館で多く学んだ。
とは言え、困った点の主たる所――使用人を雇わねば掃除や整備の手が回りきらぬことや、やんちゃな騎士がついついやりすぎて庭を台無しにしたり、外壁を破壊してしまったり等々――は、この館には当てはまらないだろう。
共同生活と言う特殊な環境故の障害も、譲歩しあい話合えば解決するものならばメリットの方が勝ると言える。
美味しい牡丹餅の為ならば、軽い火傷も耐える所存であったが……。
「……すぐ捏ねはしない、ですか。承知しました。
捏ねて合わせる。……待ち遠しい。――はい、開けます」
気持ちが急いて浮つくのを踏み止まり、大人しく頷くが尻尾はしなしな下がってしまう。
良しの声を聞けば、伸ばしかけていた手を蓋に掛け、そーっと開けて。
ふわりと鍋の隙間から立ち昇る炊き立ての米の香りが広がって、開ければホカホカと湯気の上がる艶光る米の湯気で胸を満たす。
その隣では餡の入った鍋を確かめる師の姿がある。味は上々であることは、その満足げな様子で理解できた。
心までほかほかしてしまいながら、そちらに目をやり、米と餡を組み合わせて出来上がる完成品を想像しながら、元気を取り戻した尾を上機嫌に揺らす。
「どっちも良い匂い……。ん、混ぜるっ。早く出来上がるように、いっぱい混ぜます。
……ぅ? 兵糧丸、も……米を混ぜてつくる?」
木ベラを濡らすのを見て、なるほどと水鉢の使い道を察する。
重さと固さを併せ持つ米をかき混ぜても、これなら引っ付かずに済むわけだ。
何度か頷きつつ眺めていれば、やってみるかと問われ、そのまま何度もコクコクと頷いて引き継ごうと手を差し出して。
その後方で密かに別の作業を始める黒子にも少し気を引かれたが、今は此方が優先っ、と米と向き合う。
今日の晩御飯は何だろう、なんて気を引く香りが漂ってきてもよそ見はしないのだ。
「いざ……。ぅ、む……むぅー……っ、むっ」
思いのほか、集まった米は重くもっちりとした感触が木ベラから伝わって来る。
此れを捏ねるとなると相当大変な作業になるのではと、少し手に掛けただけで察してしまった。
しかしこれも牡丹餅の為……。
本当の意味で料理の大変さ、想像以上の重労働に気付きつつも手を抜くことは出来ない。
その傍らで作業台に次々並べられる調味料と香辛料、諸々の瓶に目を向け、これは何に使うのかと首を傾げて視線で問う。
■影時 > とはいえ、だ。弟子の元主や今の家主の雇い主の住まい程に広くはない。
故に手数さえ増やせば、掃除を行き届かすのは難しくない。その筈だ。
もとより庭でそのまま本格的な模擬戦をやる――というのは、今はまだどうしたって憚られる。
本格的な修行をしたいなら、深山幽谷に身を伏せてしっかりとやる。
自然破壊を伴う程の派手派手しい、凄まじいものが必要なら、いずれそのうち何らかの手を打とう。
「――そりゃそうだ。粗熱が抜けるまでちぃと焦れつつ待て、だ。
そうしながら、ほれ。篝、お前さんが火の番をして仕上がった結果をよく拝むといい。
ご機嫌な仕上がりじゃあないか。
……ふむ。少し粒を潰すやり方も家ごとにあるようだったが、今日はあんまり潰さない程度にやるかね」
此の侭熱々で食べてみたくなる気もするし、臼と杵があれば搗いて餅にしてみたくなる気もある。
イメージする出来上がり、完成形のための中間材料があると、調理法次第で別のものも作れたりもする。
故郷に戻らぬと定めて最早手に入らぬ、と思っていたものが、金さえあれば存外手に入ると、悩ましいものだ。
腕組みつつ、宝石のように眩く見える湯気立つ米粒を眺め遣りながら、工程をイメージする。
「混ぜるなら、こう。あンまり粒を潰さないように切るように、だ。程々でいいぞう。
で。冷えてきたなら、……手に水つけてな。少しずつ小分けにして纏めていく。纏めた奴はこっちの皿にな」
水鉢は初動に木べらを濡らすためであり、次の作業で手指を濡らすために。
混ぜ方は最初から少し変える。こう、と刃を軽く振るような手つきを木べらを手渡す先に示し、様子を見守る。
混ぜると一言に云うが、慣れていないものには意外と難しい。たっぷり炊いた米となればなおの事。
それも粘りのあるもち米となれば余計にだろう。
苦戦の気配を笑みと共に眺めつつ、頃合いと見れば木べらをひょいと取り、いよいよ成形作業に入る。
先ずは下拵え。木べらで軽くすくった御飯を水を付けた掌に載せ、小さな塊状に大まかに整える。
整えたものは大皿に並べてゆく。一個、次にもう一個。御飯の熱が抜ければ手で直に鍋から取ってもいいだろう。
目配せするのは、まずはやってみ?と云わんばかりに。その片手間に、答えを返す。
「――そう、然り。兵糧丸も米の粉だな。固めるから糯米の粉を繋ぎよろしく混ぜて、捏ねて、蒸す。
材料、配合やら秘伝にしてるのもまぁ、ある。その辺りの配合はおいおい、な?」
瓶に小分けしているのは管理を易くするためだ。混ぜ合わせ、捏ねるという工程は今やるものと似る。
ただやはり材料が違う。菓子のように保存性を高める点はあっても、他の混ぜ物があると味わいがまた違う。