2025/08/21 のログ
ご案内:「朝の廃神社」にキタさんが現れました。
キタ > 平民地区の端、森の奥にある神社は、以前は鬱蒼とした森の中にある殆ど壊れかけ不気味な雰囲気を漂わせる廃屋だった。
今はそこに住み着いた物の怪と、時間を共にしてくれる者たちのお陰もあって、森の入り口の鳥居も綺麗に見えるよう。
参道の足元も草が刈り取られ、その先の拝殿の鈴緒や手水舎、灯篭等も多少補修が進んでいた。

時折売れる御御籤や、依頼されるお札等の甲斐もあり少しだけ物の怪の表情も明るくなったことだろう。

「嗚呼──今朝も良い天気、少しずつ……少しずつ、季節は巡るのね。」

強烈な暑さは残るものの、陽の出入り、は確実に季節の移ろいを示して。
今日も今日とて干す洋装の衣類。白衣姿からは想像もつかないアクティブな洋装や、ガーリーなもの、フォーマルめいた物と
陽に当てて痛まないように。長く当て過ぎないように……とても大切に扱っていた。

いずれにせよ、そういった衣類が参道からも見える灯篭と、篝火に渡した木の棒に干されているのは中々奇怪ではあるが。

キタ > そろそろ昼になろうかという時刻、余り陽に当ててもいけないか、と回収する衣類と共に、巫女の姿も拝殿に消えて。
ご案内:「朝の廃神社」からキタさんが去りました。