2025/08/16 のログ
ご案内:「娼館・大衆店「プリプリ」周辺」に娼館周辺さんが現れました。
■娼館周辺 > 娼館周辺。
周りのバー、飲食店、いくつかは、風俗情報の案内所でもある。そこに、各店舗の娼婦がローテーションでおり、来訪者と話したりお茶を喫するなどしている。
ここは喫茶店タイプのところ。喫茶店としてもきちんとしている。
入り口横の四人席の隅にいる。ゆったりとした装いの、豊かそうなマダムといった風情のご婦人。胸元が深く切れ込んだドレスを纏い、ウエストに緩くサッシュを巻いている。
ハイバックチェアに座って悠々と。
ハーブを混ぜた紅茶片手に、社会情勢とか政治の当たり障りのないゴシップの話をしつつ、それとなく客を自分の属する店に誘導している。
「ええ、どうぞ、ぜひ。魅力的な子はたくさんおりますので。お楽しみを。」
ロシェル改めローズマリー。請われれば他店の情報もある程度、教えている。
夜の明かりの中では、若返って見える。もっとも風評に敏感でアンチエイジングに手をかけているので、徐々に年齢が若返って見えつつある。
佇まいに貫禄があるので、経営者側のものか、と思われることもしばし。
■娼館周辺 > (まずは、もう少し絵姿に近づける。それから、打てる手は全て打つ。)
戦力として期待されているので、理由を伺うと
貴族をあしらい、熟年からも売り上げを立てやすいのはあなたではないかと、とオーナーの声。
で、あればもう一度力をつけるに、やぶさかではない。
日課として、大衆紙と高級紙。それもこの国の言葉と、隣国の言葉のものを両方。苦もなく読みこなす。演劇のレビュー、ブックレビューに目を通し、流行の作家を抑える。
今の高級紙の連載小説はあまり面白くない。きっと読者に阿っているのだろう、とため息をつきながら、窓辺より男たちのゆく方角をじっと見ている。
我が身を振り返り、時は金であり、金とは若さであると深く思う。
紅茶のカップを傾ける。屹度私のような者は、現場に立つのではなくプロフェッショナルな愛人を務めた方が良いのだろう。ならばどうしてここにいるのだろう。
親しいものの頼みを断ることができないからだ。
「甘いわね。わたくしながら。」
■娼館周辺 > 他のもの、例えばメイべリーンは本日21時で予約が無くなったので休憩中。最近連勤が多いよう。
他、接遇を務めるものたちのリストアップを提案しているので、そのうち選べる幅も増えよう。
状況は娼館側に移る、とともに、彼女も店に戻っている。
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老黒服。カウンターの中で公営ギャンブルの新聞を読んでいる。通りすがった若い黒服に話しかけられ。
「ああ?今週末?一応賭けるが。まあこういうのはこれで儲けようとするんじゃなくて、いいハナシにちょっと金を払うくらいの気持ちでいたほうがいいんだよ。賭け事ってのは胴元が一番儲かるからな。」
店の中はやや、静かである。
こうしている間にも接客は部屋の中で続いているのだが。
■娼館周辺 > 店内にふらーっと、冒険者ギルドの部長が来る。
カウンター内で椅子に座り受付を行なってる、老黒服と何やら世間話をしている。
最近の近隣で出る魔獣のこと、たわいのないゴシップ、女優の話。
今週末のギャンブルの話。
「で、ついでに遊んでいくか?」
「ああ、いいねえ。 もうちょっと若い子はいないのか?」
「60代になって若い子もねえだろ。うちのベテランに頼むといいぜ。50だから、まあ若いだろ」
「若いってのは、30くらいのをいうんだよおめえ…」
「それは若いっていうんじゃねえんだよ、割と娘だろそれはよ。いい仕事すんだよほんとに。…や、まあお前さんの趣味は覆せねえよな。はいよナンバー。準備ができたらいつものように行ってくれ」
22時ごろである。
■娼館周辺 > 老黒服一人ごちる。
「支持政党みてえなもんなんだよな。好みってのは。」
まず、覆らない。
「…悪いな。客をつけてやれなくってよ」
そばに来たローズマリーの目を見ず、老黒服は謝る。
一つ魔法込みで若返ったらどうだと提案してみようと、喉元まで言葉になりかかったが、何事もないように、やり過ごした。
今のお前が美しくないとは俺には思えないんでよ、と、言葉にできる年でもない。
待合室も、今、溜まっている客はいない。
夜も夜中であるがゆえ。
ご案内:「娼館・大衆店「プリプリ」周辺」から娼館周辺さんが去りました。
ご案内:「娼館・大衆店「プリプリ」」に娼館周辺さんが現れました。
■娼館周辺 > 従業員を再度把握し、リストアップする。
そんな作業を進めている中、ドアを入った、カウンター前の待合部分で。
男娼の絵姿も改めてかかりだす。
赤毛の、繊細な、女の面影がある、細身の姿。少年と青年の間。何かの騎士の従者のような私服姿。絵を描いた絵師の性癖がみっちり込められ、妙に存在感がある。
長身の元戦士である娼婦バレンシア。胸元がレースアップになったチュニックと、ツイルのタイトなパンツを履き、絵の前でまじまじと見ている。
「ふぅん。あたしはもうちょっと男っぽいの好きだけどね。こういうのがいい?アイドル?…そう言う感じ?ふーん。」
アイドルというよりも、女性にお仕えしている。そんな感じを彼女は覚えた。
「…どこかのおえらいさんの御曹司とかじゃないのよね?」
そばに来た20代の黒服のフタナリ嬢曰く親に言われて修行できているそうです。
「へぇ〜。変わってんだねえ。」
確かに、芸能界と娼館の世界はどこかで一脈通じているというが、わざわざ来る人というのは変わっている。
そうバレンシアは思った。