2025/08/13 のログ
■リーラ > 「別に受けなかったところで、わたしに特に意味はないし。受ける方が無駄なリスクなのだが……
受けた方が面白そうだから、受けるとしよう。わたしが勝ったら……まあ、相応の額を頂こうか」
癖の強い人柄のようだが、その振る舞いは計算された演技か。ただの素の振る舞いか。
勝ったら一晩つきあえとの台詞に、わかりやすく欲望に正直なと淡い苦笑を浮かべ。
同じようなものを求めて、、勝ったら一晩などと言えば意味がない。自分クラスの女を抱くだけの額を支払うので相当としようと告げ。
降ってわいたイベントに野次馬が面白がっているのを背景に、ここでに勝負から逃げても無粋。
勝負を受けようではないかと、鷹揚に頷く。
■ゲラルド > 「がっはっは、その通りやけどな、嬢ちゃんはそう言って受けてくれると思うとったわ!
ここまで大勝ちするんやから相手にとって不足なしどころか強敵やけど、そっちの方が燃えるわ!」
相応の額、と言われれば、嬢ちゃんとなると安い値はつけられんなあなんて笑いながら。
勝負を受ける姿ににんまりと、それでこそそれでこそ、といった態度で頷けば、さて…と深く考えることもなく、ダイスの目を指定する。
「こういうんは考えても無駄よ。幸運の女神がついとるような相手は、こっちの女神が強いことを祈るのみ…ってな」
勝っても負けても一興、少なくとも場末の裏カジノに来た甲斐は十分あったと言える。
女がダイスの目を指定すればディーラーがダイスを振ることだろう。
■リーラ > 「まあ、わたしの勝利には別に種も仕掛けも無いのだが」
高度なギャンブラーがしているような、異常なレベルの読み愛や駆け引き。仕掛けの仕込み。
その手の事は一切しておらずに、単になんとなくの勘で賭けて勝ってきただけの運任せ。
強敵だの何だのと言われても期待に応えられるかどうかと、相手のテンションの高さに小さく首を振り。
深く考える様子もなく、ダイス目を指定する様子に勢い任せの運任せで挑んできたのかと、ちょっとばかり相手の正気を疑うような目線を向け。
賭けた額などが、相手にとっては痛くないリスクならそういう事もあるかと思い直し。それ以上に、性格っぽいなと相手の顔を一瞥し。
とりあえずは勝負かと、自分も続いてダイスの目を指定する。
■ゲラルド > 「それなりに生きてきてお嬢ちゃんみたいなタイプもようけ見てきたわ。
ホンマ種も仕掛けもなく無類無敵に強い奴とかも居ったもんなあ」
知識や技術、或いはイカサマの類を駆使する相手ならまだ容易い。
残念ながら目の前の相手は冗談抜きに、ただ運が強い。
色んな意味で強敵で、色んな意味で対策の打ちようがない。
それでも勝負をするのは、そういう勝負が好きで、そういう勝負をする自分が好きだからだ。
それに、この手の女は勝負に負ければ潔いタイプが多いという打算もあった。
かくして、指定されたダイス目をディーラーが一度確認し、振られたサイコロが指示した数字は―――――男が指定したものと合う。
その瞬間周囲がどよめいたように沸くのは必然だろう。
「あれじゃなあ、勝利の女神っちゅうのは、美人より男の方が好みやっちゅうことじゃなあ」
かっかっかっか、と笑いながら女のベットしたコインの一部が胴元へ、残る分が自分へと差し出される。
「おうい、このコインを使うてな、皆に軽く酒でも振舞ってくれやい」
そう言ってコインを差し出せばもう店側が腹を立てる道理もない。
女を連れだしても安心できるというものだ。
■リーラ > 「あぁ、そこは理解していたのか」
店側はイカサマを疑って、色々と難癖をつけてきたもきたのだがと相手の理解力に表情を緩ませる。
それなり以上に経験を積んで、見る目を養ってきたのだなと感心した様子すら見せ。
勝負の結果はと思えば、己の負けという結果になっている。
「おや、これはまた……
女神だけに、女より男を選ぶか」
ここで負けを引いたか、と小さく嘆息し肩を落とす。
たまに、こういうタイプがいるのだよなと男に目線を流す。ここぞというところで、やたらと勝負運が強いタイプ。
まあ、これは仕方がないかと深く息を吐き。
「駄々をこねる気はないが、場所とかを選ぶぐらいはして欲しいな」
何せここは裏カジノ。ゲスなタイプだと、公開凌辱ショーとか始めかねない。
もうちょっと、勝負の詳細を詰めておいた方が良かったかと思うが後の祭り。
盛り上がる周囲を眺め渡して、負けたかと少しばかり気落ちしつつも変に足掻くことも無く。それで、この後はどうするつもりなのかと男に問いかける。
■ゲラルド > 「そういう手練手管を使う連中は嬢ちゃんみたいに勝ち続けはせんもんよ。
頭良く、途中途中に負けて見せるもんでな、そういうのは相手をしてもつまらん」
がっはっはっ、と勝利と言う結果を前に堂々と胸を張る。
どうじゃい、と周りの連中に勝ち名乗りを挙げて見せるなど調子の良い所も気前の良い所も見せてやる。
「おうおう、安心せえ…そんためにコインをばら撒いて酒を振る舞うたんじゃ。
ほれ、嬢ちゃんこっちに来るとええ」
あのままなら女に負けた男達がひん剥けと言いかねなかったが、自分達を負かした女が負かされた上、その賭け金で酒まで振舞われては満足するしかない。
そういうことまで見越した上でそうした振る舞いをしたことを示唆しながら女の腰に手を回すと、裏カジノの一角、部屋の立ち並ぶ方へと女を連れていくのだ。
■ゲラルド > 【部屋移動です】
ご案内:「貧民地区 裏カジノ」からゲラルドさんが去りました。
■リーラ > 「ギャンブラーなら、そういう手練手管での掛け合いこそが勝負の愉しみなのでは?」
よくわからぬという風情で、首をひねり。
続く男の台詞に、ならば良しと頷き。腰に回された手に抵抗することも無く、素直に連れ立ってこの場を立ち去っていく。
ご案内:「貧民地区 裏カジノ」からリーラさんが去りました。
ご案内:「廃神社」にキタさんが現れました。
■キタ > 明るい陽射しの下、相も変わらず小動物や小鳥などが弄んだ手水舎の柄杓を戻す事から一日が始まる。
この数日は雨にも恵まれて手水舎の湧水も暫くは枯れる事もないだろう。
その手水舎から流れる水路に添って、青々と茂る草は水路を隠してしまいがちになる危険な場所。膝を抱えるようにしてしゃがみ込めばその草に手を伸ばし一本一本抜いては水路に流していった。
「あまり、効率的ではないけれど、鎌や鍬というわけにも、ね──。」
膝をつくわけにいかぬ恰好、身体を痛めないようにゆっくり、ゆっくりとその作業を進めて行く。
幾ら水路のそばとはいえ身体を覆う衣、陽射しは熱い。額にうっすらと汗を掻けば袖で拭い、胸元の袂も隙間多くして風を取り入れようとしたり……。
■キタ > 草むしりを粗方終えてしまえば、すっかり汗にまみれた白衣。
そのまま、拝殿へと戻ってゆけば身体を清めるために──。
ご案内:「廃神社」からキタさんが去りました。