2025/08/03 のログ
ご案内:「廃神社」にキタさんが現れました。
■キタ > 平民地区の奥に広がる森の入り口にぽっかりと空いた木々のトンネル。
注意深く見てみれば木々に隠れた鳥居が、草に覆われた石畳があるのに気付けるかもしれない。
いずれにせよ、時折冒険者ギルドで話題となり討伐依頼も出たりするそんな場所。
奥へ進めば広がる空間、玉砂利が敷き詰められ手水舎に拝殿の鎮座するその場所。
白と緋色の服を着た巫女が一人、竹箒を手に玉砂利の隙間に残る枯れ草を掃いていた。
「何事も、過ぎたるは及ばざるが如し。ですわね──。」
暑さも過ぎれば本来活発になる生体活動にも支障をきたす。虫の音も、草木の茂りも、鈍いこの暑さの中、生を終えたものが邪魔にならぬようにと掃除に勤しむ。
そんな巫女の白衣も、暑さによって水分を含み少し重たげに奥の褐色を薄っすら晒していた。
■キタ > まだまだ、暑い日は終わりそうにない。
滾々と湧き出る湧水が少しでも涼を提供してくれることを願ってやまない。
ご案内:「廃神社」からキタさんが去りました。