2025/06/01 のログ
ご案内:「タナール砦 」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
メイラ・ダンタリオ >  
 砦の中 治療を受けている者もいれば、瀕死のそれは治癒術も治療術も通じない
 止血をしても、保てるには限界があるのなら、潔く止めを与え最後の別れを告げて瞼を下ろせる。
 敵の躯を焼き、味方の躯をできるだけ届けてやりたいと、判別がつく者らだけがある程度の防腐処理を施される。

 そして、奪う側から守る側に転身したことで補給用の部隊は続けてくるだろう。
 奪う前から砦を維持するためのものが大量に備わっているなど、ありえない。
 腐れ貴族共ならより、惜しむ。
 砦の中の物資を改めて確認する者もいる中で、メイラを含める一同
 それらがやっと人心地付いた頃から、話は始まる。


   「―――(バリッもむっガツッ)―――(ブチッ じゅぐっ ごぎゅっ)


 砦の中 それなりの部屋で品良く
 それがある程度の目上に立つ者の余裕を見せる態度というものだろうか。
 小便すら慌てて行くことを許されないだろう。
 しかし、目の前にいる勝利に飢えている怪力令嬢は違った。

 目の前で回りが炭になるくらいになるまで焼けた肉の塊をナイフで切り分け、ナイフに突き刺し、ギザ歯で食いちぎる。
 血肉を欲する消費した体 粥のようにぐずぐずになるまで柔らかく煮たり塩をぶち込まず
 ただ焼いた肉を食いちぎっている。
 砦の中のものではなく、【肉が食べたいですわ】と事が終わった後で数人引き連れ、どこからか引きずって来た成れの果てだ。
 砦の内部ではなく砦の上 向こう側を眺められる位置取りの其処でとる理由は、直にわかるだろうか。


   「ふむ(ペロッ)、久しぶりの魔獣の肉、悪くありませんわね。」


 異形の兜を脱ぎ、蠍の尾のように持ち上げて結ばれた首上
 舌で唇を嘗めながら、食事につかっていたナイフで再び適当に切り落としされた焼けた肉を数個
 逆手握りのそれにブスリと突き刺し。

ご案内:「タナール砦 」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。