2026/02/14 のログ
■フィリ > 「其処はまぁ……それこそもぅ、同じとぃぅ事で。ぉ願ぃ出来ましたらと。
笠木様のぉ力も、必ずしも悪ぃ物、悪ぃ事だけではなぃと。我々、重々承知してぃる訳なのでして、はぃ。
どんな物でもどんな事でも。結局は使ぃ方次第と思われます、きっと。
ぉ陰様で、備ぇさせてぃただぃて…と、言ぇるのでしょぅか。ちょっとずつでも、はぃ私、変わる事が――出来てぃると。ぃぅ事なのでしょぅから」
そもそも確かに、武器のみを扱う訳ではないし…その武器だって今の所は正しく、発想を変えた先。
冒険者の魔物退治やら行商人の自衛等の為に売られる方が多いと思う。
或いは――取り扱われる商品には奴隷等も含まれる、というと。その響きだけで勘違いし眉を欹てる者が多そうだが。
実際には然るべき福利厚生を確約出来る上客への雇用仲介――と言っても良いし、そんな客層に見合わせるべく教育だって行っている。
良いも悪いも両方とは。だから戦に限らず、何にだって当て嵌まるのではないか。
自分の力も。彼の力も。――そう考えておこう。
少なくとも唯この力を忌避して縮こまり、外の世界を拒むのではなく。付き合い方を考え使いこなせるようになるのだ――と。
その為に備える事が出来ているのは。間違い無くこの彼の導きによる所が大きいのだから。
「ぅぁ゛ー… それは。それはちょっと、想像するのも憚られるので――す。
何れにせよ服のお陰で、人の手の存在がバレバレではぁりますが。…そぅでなくとも日中にぉ見掛けすると。野生ではなぃのかな、と。思ってしまぅかもしれません。
なにはともぁれ――…はぃ。後発でぁるとはぃぇ、ぉ三方平等に考ぇるべきかと思ぃます、ので。
改めてヒテンマル様、スクナマル様、クロジロウ様――ぃずれの方にも。宜しくぉ願い出来ればとぃぅ事で。私も、はぃ」
何でも栗鼠の噛む力は。成人男性の数倍――場合によっては二桁倍まで行く、らしい。
それで噛まれるとまぁ間違い無く痛いだろうと。おっかなびっくり首を竦めてしまう…賦活する、再生する、としても。痛みは痛みで嫌な物なのだ。
此方も噛まれたくないというか。まぁ噛まれるような事をする気もないが、それはそれとして、諸先輩方がもう一人増えたと思っておこう。
ははー、と少々大仰な感じに平伏しつつ。膝の上に落ち着いた彼等にまたもう一袋剥いた菓子を三等分し。それぞれに恭しく差し出すのだった。
そんな彼等が頬袋も胃袋もいっぱいになったであろう辺りで――さて、改めて。屋敷の鍵を受け取ったなら。
「こぅしてぉ邪魔させてぃただけるのでしたら。自主的にも行き来出来ると言ぃますかー……ぅぅん。
ぉ使ぃでもさせてぃただけると、それもそれで。私にとっては運動になると思われまして。
…ま、まぁその。流石に其処まではと。確かにこの距離ですと、馬車等拾ぅ前に自分で歩ぃた方がよっぽど、ではぁりますし。
多分――効率的な。それこそはぃ、今後山でも洞窟でも、赴かせてぃただぃたら。なるたけ疲れずに移動出来るのは、大事なのかな――と?」
悪事でもないのに、千里も走るのは御免被りたい。あくまで普通レベルでちゃんと運動出来る位。
ジョギングにも負けず、ハイキングにもまけず、そんな半竜半人にワタシハナリタイ…位が少女の目安なので。話が大袈裟になる前にぶんぶんと手を振った。
今日は取り敢えず。菓子折を運んで此処までやって来た。今後有る意味ご近所付き合いの距離感になったなら、米味噌醤油でも何でも、持ってくるかもしれない。
重めの荷物を運んでの往復というのは、これはこれで、向こう三軒レベルでも馬鹿にならない運動だろう――
魔鎚に選ばれたのは良いが。上手い事嵌りすぎて、その物理的重量を知らず、重い得物の振り回し方もなっていない少女にとっては。日々これ修行となり得るのだ。
何かを持っている。もしくは秘めている。その点においてはきっと、妹達に完敗している訳ではないのだろうが。
引き出し方。使いこなし方。心法のみならず技法も学んでおく必要がある筈だから。
「……ぉぉー…はぃ是非。是非是非宜しくぉ願ぃ出来ましたらとー……むむ。む?
そのぉ部屋は、寝泊まりのぉ部屋なのでしょぅか。だとしたら、ぇーっとー…――」
良く言えば財の貯蔵庫だが。悪く言えば物置である。
少女の認識する財宝というのが、金銭的価値よりも学術的、魔術的価値に偏っているという事もあり。人によってはガラクタでしかない可能性も有るのだから。
それと知った上で家主が了解してくれたのなら万々歳。早速立ち上がり、彼と共に二階へと上がる事にしよう。
…先に埋まっている部屋。そう聞かされて、あれ?と首を傾げないでもない。
やせいじの叔母が住み着いたとも思えないし、妹達も、しっかりと親元が有るし――他に可能性があるとしたら誰だろう。
とはいえ。階段を上がり始めると、そんな疑問が頭の中からすっ飛んだ。
小動物三匹分の重さですっかり脚が痺れており。足裏から駆け上がって来る痛みにも似た感覚で半泣きになり、それどころでなくなったのだった。
斯くしてゴタゴタとなりつつも。数日後には、屋敷の中に着々と。あやしげなもの、の積み重なる不思議な部屋が作り上げられていく事となるだろう――。
ご案内:「私邸」から影時さんが去りました。
ご案内:「私邸」からフィリさんが去りました。