2025/12/26 のログ
ご案内:「城塞都市アスピダ周辺」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
メイラ・ダンタリオ >  
 雪が本格していない場所でも、凍てついた空気は変わらない。
 ピリッとした頬に刺さる冷気 鼻にツンとくる冷たい匂い。
 そして動くことによって、体の熱が生まれ鼻に感じる汗と革と鎧の匂いが来る。

 動きやすさと丈夫さを追求させた黒真銀の鎧越しに活動する中
 その特大剣丈のニコイチされた武具は重量級や大型に対しての適正はあれど
 渋とく素早しこい相手には多少の疑問があるかもしれない。

 特大剣丈の鉄塊を搔い潜り、剣戟の隙間を縫い肉薄にしてくるような人間
 まるで小柄な小結の力士が大関や横綱殺しの異名を取る者
 メイラの頬に剣戟の一撃が掠め、赤い筋を残すのならそういうことだろう。

 ならこだわりはないと言わんばかりに、メイラは目の前の相手に対し大剣を振り切って地面へと
 斜にぶっ刺した握りが中空にいる状態で両手を開ける。
 両の手を包む黒真銀の五指が剣戟を捌き、剣を握る利きの手首をつかむそれは
 重たい物から解放されたメイラの両手は捉えるに至った。

 左が利きの手首を包み、開いた右は緩やかに握って顎をかすめるようにではなく横面へ
 殴る音と共に戦場でのまさかの殴りつけ。
 周囲で見る者はエグさと、次が襲い掛からないかと目を配らせるものの
 メイラのギラついた目はその者の顎の同じ個所を殴りつけることを止めない。

 (一殴) (二殴) (三殴) (四殴) (五殴) (六殴) 返しての裏(おまけ)


   「―――ガッ!!」


 目が空転し、口を半開きにした頭部と顎を掴んでの上下入れ替えで発生する破壊音
 ありえない位置 顎が上を向いて目が下を向く姿で、バタンッとその場で倒れ伏した破壊行動。


   「―――シィィィ。」


 殴りつけている間、息を忘れていたかのような熱い息が口の両端から出る。
 兜越しでは、意匠である乱杭歯乱れる外向きの歯列からか。
 再度片手で剣を持ち上げる頃には、感情を持ち合わせない生き物でも人間でもない者以外
 躊躇いが一瞬あったかもしれない。

ご案内:「城塞都市アスピダ周辺」からメイラ・ダンタリオさんが去りました。