2025/11/09 のログ
■リス > 「うーん……。」
考えてみる。
武器防具を売る店と、武器防具を修理するサービスを一緒にするとどうなるか。
買うよりも愛着のある武器防具を修理するほうが良いだろう、ドワーフなので、基本的には技術は高い。
売れ行きが悪くなるかどうか、で考えれば……そうでもないだろう。
武器防具は高い。高いが、冒険者にとっては生命線なのだ。そこをおろそかにはできない。
修理すると言っても、やはり摩耗は避けきれない。
それならば、やはり、武器防具と、修理サービスは一緒が良いだろうか。
「しばらく、試してみる、が正解、かな。」
武器防具に関しては、性能などは分かったとして。価値が判ったとして。
リスには使えないものばかりだから、その辺りの感覚がつかめない。
知っている人とか、冒険者たちの声を聴きたいところだ。
とはいえ、判らない事を判らないままにはするつもりはないし。
それなら、一回試してみて、ダメだったら戻せばいいだろう。
それだけの話ね、と考える。
「皆、一寸集まって!」
そして、店員を呼び出す。
今現状の状況を説明しつつ。
三階の武器の店舗の一角に、ドワーフの武器修理のカウンターを移動させることを伝える。
なので、三階を大幅に品物の移動が必要になるだろう。
直ぐに、というのは難しいから、まずはどこに何を置きなおすか。
その為の場所の配置換えの案を作り始める事にした。
一人ではなく、数人で考えて、その中からいい案を取る方策にする。
■リス > 「じゃあ……とりあえず。
売り場担当はしばらく接客をお願いね。
手の空いている人は、こっちに。」
リスは、手の空いている店員を連れて、一度一回の事務室へと降りていく。
そして、事務室で、店員と一緒に案を出すことにする。
そんな風に、商会の一日は過ぎていくのだった―――。
ご案内:「トゥルネソル商会首都マグメール店」からリスさんが去りました。