2025/11/04 のログ
ご案内:「王都マグメールのドーナツショップ」にオズワルドさんが現れました。
■オズワルド > 王都マグメール、学院近くに店舗を構えるドーナツショップ、ミスドーナッツ。
学生の間では評判の良い店の窓際席に腰かける男の姿があった。
妙に小ざっぱりとして、髪は散髪したてのようにすっきりした様子。
朝から一風呂あびてきたぜ!と言わんばかりの清潔感ある姿はしかし、その身にまとう黒マントのせいでややすすけて見えた。
いやだって、寒いんだもの。
「店の中だからマシだけど、もうだいぶ冷える時期だよな…。防寒具新調するか…?」
青少年に悩みは多い。
ともあれ、待ち合わせた相手がくるまでしばらく、どのドーナッツを頼むか悩むとしよう。
メニューを手に取り、ぱたりと開く。やはり定番のオールドな奴が良いだろうか…。
ご案内:「王都マグメールのドーナツショップ」にアンジーさんが現れました。
■アンジー > ぽふ、ぽふ、とスウェードのモックの音をさせながら。
ビリジアン色の外套の、メガネっ子がやってくる。
頭には地厚のニットキャップを被り、おーおーおー、と目線を投げながら挨拶してくる。
「にゃははは、すまんすまん。早くつきすぎて古書店巡ってたら遅れてしまった。これ戦利品。おまいの欲しかったやつもあるぞ。あげよう。」
片手のリネン生地のトートには薄い本がいっぱいぎっしり。
彼女は娼館プリプリのアンジーであった。デートといった感じではない。
学生生活の延長の完全なるオタクスタイルである。
春を売る仕事である以上なんらかの魅力的な外見があるはずなのだが、もさもさっ、とかどぅふふふっとした感じの「汁」としか言いようのない何かを発散しながらやってくる。
「綺麗さっぱり現世に未練なしか、ほーん、死に化粧かにゃー。」
縁起でもないことを言う。
どさっと、オズワルドの向かいに座りつつ、
オズ
空き椅子◯(戦利品)
アン
と言う感じになる。
「時代遅れって意味のあれもいいが、クルーラーとか好きだなあアンジーさんは。天使のクリームもええな。
が、ここはコーヒーとベストマッチのシナモンから行く。オズニキは決まったんか?」
と言いながら、外套の前を広げると最近の推し作品のキャラが刷られた、裏地がモコモコフードトップスに、裏地モコモコジョガーパンツである。学院生のルームウェアスタイルに近い。
■オズワルド > 「お、アンジーさん。どーもー。」
待ち合わせ相手の登場に、左手にメニューを持ったまま、右手を顔の高さ位に緩く持ち上げて振って見せる。
「いいんですよ。男なんてデートで待たされてなんぼでしょう。
まあ今回はデートじゃないんですけど。
あ、戦利品のおすそ分け助かります。いやあ、マジで売ってたんですね女装ショタメス堕ち本。
だからってわけじゃないけど今日の飲食費はオレが持ちますね。」
残念ながら、デートじゃないんですけど!
それはそれとして戦利品はありがたいので右手を上げたまま拝む。
「いや、単純に冒険がえりだったんで旅の恥とかそういうのをごそっと落して来まして。
ついでに散髪とつめの手入れも済ませてきましたよ…挑戦者の礼儀として。」
そう、本日はとある挑戦に関する有識者のご意見を賜りたく、お越し願ったのだ…!
「ん。オレはハニーなディップですかね。はちみつは風邪対策に良いとか聞きますし。
後はミートパイかな…。飲み物はストレートティーで行きます。」
一通り注文内容がきまれば、すいませーんと店員さんを呼んでてきぱき注文。
そのうち飲み物とドーナッツが来るだろう!
■アンジー > 「デートだと思ってんのかい?豪胆だなあ〜。メイちゃんが泣くぞう〜?」
本日の本題はもっと別であった。
「そしていい感じのカフェで言いづらいワードを平気で繰り出すそこに痺れる憧れる。うむ、その意気やよし。
しかしおまいは薄い本の趣味がいいな」
トートから取り出して別途紙袋に入ったブツをす、と卓上に置いた。
これからオズワルドくんは勝負をする。
相手は強敵である。
さて注文が揃った。
「高難度コンテンツに挑む冒険者に乾杯〜」
うっすうっす、といいながらダルめの動作でカップを掲げて差し出す。湯気ほっこり。
おっミートパイいいなちょっと齧らせ冗談〜〜〜。ハニーも間違い無いよね。ねっとりあめえ。原稿書いてる時マジでお世話になってる。しかしシナモンうめ。ブラックコーヒーとまた合いますなぁ〜〜〜。冬にこれさらに美味いんよね、などとダベりながら。
「つか通うようになって短期間であのお方に挑むのマジ勇者。濡れる。
えーっと、本日の攻略情報なんですけど、ネーラさんだっけシーナさんだっけ?」
一応それぞれペライチでまとめてきたんだわ、と、バッグの中から現代地球でいうところのA4一枚サイズでそっと出し。