2025/10/30 のログ
ご案内:「喫茶店 Nodding anemone」にシードルさんが現れました。
■シードル > 平民地区の中にある、お洒落な喫茶店という没個性とも言って良い喫茶店。
小さな差異はあれど他の店と比べてここが良い、という程の物では無いし、それでも足を運んでみればよかったと思えるお店。
取り扱っている食料だって、飲み物だって、家庭よりはいいけれど、高級店と比べればという。
気軽に入ることができて、そこそこのお値段で飲み食い出来て、満足して帰れる。
そんな、当たり前のことを、当たり前に行っている店が、この店だった。
「いらっしゃいませ!」
ただ、普通とちょっと違うのは、店主が妙齢なのは兎も角として。
半裸なのである。
今は、冬に近づいてくる時期だというのに、その服装はビキニにパレオ、だった。
豊満な肢体を隠すことなく見せつけてにこやかに男性にも女性にも笑顔で対応する。
身長も高ければ、色々とでっかいのが、ぶるんばるんと揺れ動。
夜になれば寒くもなるので、暖炉の日は、少し強くなっているから、その格好でも寒くはなさそうだが。
それでも、見てくれと言わんばかりにさらけ出す肌色を強調し、店主は料理を運ぶ。
とはいっても、食事はメインが軽食で、酒も強くはない物だ。
がっつり酔うための場所というよりも、雰囲気を楽しんだり、会話しながら食べる、と言った店。
■シードル > 店に来るのは二人連れが多かった。
というのも、この店にはいくつか個室があって、お金を払うとその個室でしっぽりできるからである。
連れ込み宿よりも安く使えるし、止まらずに行為だけするというための場所としてはいい具合なのだ。
軽くお酒飲んでほろ酔いになって、そのままいいムードになって奥の部屋に。
そして、始まる……というもの。
そのサービスの為に、個室の防音性はすごく高く、激しくしても声が漏れない。
扉をあけ放ってないとわからないというレベルのものなのである。
という事で、今日も、食事とは別に、恋人同士からの部屋の利用代金を貰って送り込む。
うんうん、イイ感じに盛ってるねーと、見送る。
「さて、と。」
そんなお店の中。
お客さんが居なくなればその間に少し軽く掃除をするのも良い。
あと。
「そうねぇ……。日雇いとか、欲しいところ、かしら。」
ふむ、とお店の中を見やる。
全部ひとりでやっているわけでは無いが、やや人手が足りないのだ。
有能なウエイトレスの2~3人は、欲しいなぁ、とつぶやく。