2025/09/26 のログ
ご案内:「トゥルネソル商会首都マグメール店」にリスさんが現れました。
リス > トゥルネソル商会とは、ダイラスに本店を持つ商会である。
 マグメール各地にあり、その中の、首都、マグメール店は二号店である。
 このマグメール店の特色は、ドラゴンによる空輸であり、他国のものであろうとも、新鮮なままに販売できる。
 魔道具を使えば、冷凍して持ってこれるとしても、速度と量は一線を画するだろう店だ。
 広大な土地に、広大な商店、品物を探すだけでも一日かけても足りないようなその店の店主。
 リスは今、一階の事務室で事務作業をしていた。
 店長として店の把握は必要であるのと同時に、一階の事務室は窓で、店内を見渡せる。
 何かあれば、直ぐに店員や、お客様が声をかけることができる場所となっているのだ。

「……あそこも、もう終わり、なのねぇ。」

 そんな開けた中で書類を見て、小さくため息を一つ。
 マグメール店は、金貸しもしているのだけれども、中には宜しくない人もいる。
 金を借りるだけ借りて、返せなくなるという人。
 特に、自分で苦労をしないで親の財産を受け継いだ二世系の貴族に良く在る。
 リスの手元にある書類は、然程爵位の高くない、そして二世の貴族の借金返済状況の報告書。
 良く在る事だし―――そして、返せないで終わる筈もない。
 貴族だろうが何だろうが、借りたものは返す。
 そして、その為の借用書―――魔法的な拘束力のある、借用書。
 それによって、その貴族は、破産となり、その家も、と地も、全てトゥルネソルのものになる。
 貴族が、どうなるかは、今後の彼次第だろうが。


 まあ、ろくなことにならないのだろうことは、良く判る。
 逆襲を考えようとしても、ドラゴンに立ち向かう気概があるかどうか。
 そんな風に思いながら、リスは空色の瞳を店内へと、向ける事にした。

リス > 店内の様子は、問題はなさそうだ。
 何か問題があれば、呼びに来るだろうからと、リスは再度視線を書類に向ける。
 先程の借用書だ。
 資金支払いの期日は今日、時間的にはもうすぐ、だとわかる。
 視線を店員に向ければ、訳知り顔の店員たちは、護衛と馬車を準備し始める。
 それが終われば、リスはそれに乗って、その貴族の元へと行くのだ。

 リスから借りた借金を、どのように返済するのか、と言う最後の確認をするために。
 暴れられても困るから、腕利きの冒険者と、警備部門から隊長を連れていく事にしよう。
 あと、ドラゴンの店員を一人。

 過剰に思えるだろうけれども、其れもまた、リスと、相手を守るためだ。
 下手な抵抗はさらなる破滅があるものだ。
 だから、絶対に勝てない、と戦意を喪失させるための、戦力
 それ自体、リスは望んでいるわけでは無いのだけども。
 ため息を零して、リスは、書類を懐にしまう。

リス > 事務作業をしている間に、準備が終わったようで、店員が呼びに来た。
 何時もお願いをしている冒険者の護衛に、警備部門長、そして、人化したドラゴン。
 何時もの様に過剰戦力ではあるが。
 それでも、自分の約束を守らない貴族は、抵抗してくるのだ。
 それもあって、リスは敵わない相手、という事を示すために、過剰戦力を用意する。
 何も無いのが一番なのだけども、と思いながら。
 リスは馬車に乗って。

 そして、商会を店員に任せて、貴族の元へ行くのだった。
 その後の話は、また別の時、別の場所で語られるのだろう。

ご案内:「トゥルネソル商会首都マグメール店」からリスさんが去りました。
ご案内:「シェンヤン山中」に桃花さんが現れました。
桃花 > 深山幽谷といえど、妖怪が増えすぎては下界…人の世に影響を及ぼす
修行の合間に、半ば異界化した小川流れる深い森にやってきた真人

「まったく。下では邪気でも溢れておるのか…
最近多いの」

木っ端妖怪ごときなら、適当に拳を振るうか
あるいは振るわなくとも強い気に当てられて散っていく

あまり消しすぎても問題であるから、適度に間引いていく
妖怪以外にも、たっぷりと育った獣なども生息しているため…それらも、肉食、あるいは草食のものが増えないための見回り兼ねている
増えすぎているなら、糧として狩り程度はするが過度に狩りはしない

あくまで、均衡を保つだけだ

自身の仙境近くを快適にするため警邏のように森をひょいひょい、と歩いている

ご案内:「シェンヤン山中」に餓魔&卑鬼さんが現れました。
餓魔&卑鬼 > 小川の近くを歩いていたのが運のツキとでもいうように、森の中から邪気が1つ。
もう1匹は殺意も水に流す様に存在感冴え希薄に小川の中でコンビプレイを狙うように息を潜めて好機を待つ。

「待ちな、そこの女ァ。ここが誰のテリトリーかわかって暴れてるのかぁ?」

森の木の上、樹齢数百年を越えそうな古木の上から古びて手入れをされていない弦楽器の様なしわがれた声。
耳にすれば奇妙な響きを持つ蛙妖怪。茶色い皮膚を持った蛙妖怪の餓魔がそこにいる。
だらん、と舌を伸ばし唾液と粘液の混じる液体を地面に雨のように降らせつつ、女の足を止めさせようと企む。
女の能力には気が付いていないため、自分たちの能力により理解の外から攻撃を仕掛けようとしている。

「ゲヒ♪今すぐ土下座するなら許してやらんでもねぇぞ?」