2025/06/10 のログ
エレイ > そうして縦横無尽に斬撃を繰り出す行為をしばらく続け。
やがて手を止め再び剣を眺めてから、なにやら小さく肩をすくめ。
所定の位置に剣を片付けるとふらりと訓練所から去っていって──

ご案内:「冒険者ギルド 訓練場」からエレイさんが去りました。
ご案内:「平原のダンジョン」にイグナスさんが現れました。
イグナス > 空からサンサンと太陽が降り注ぐ昼間。
初っ端からナンであるが、ダンジョンが爆発した。ドカン。
地下ダンジョンの入り口が地上にぽっかりと空いている感じだったのだが、そこが下からの爆発で、である。
素材の石材は吹き飛び、中にいたであろう生物やら魔法機械の残骸が散らばる。

それ以上に目を引くのは、超巨大なミミズ…ワームだ。
それこそ遺跡の入り口を丸々ふさぐような巨大なワームモンスターが地下遺跡より爆発とともに地上へ伸びあがり――

そのまま、半身を地上に出した状態で、地響きを上げながら横たわったのだった。

「あァ、くそ、派手に暴れやがって。」

のしょり、とダンジョンの入り口(崩壊)とワームの隙間から這い出てくる男…大男なんだが、ワームとの対比で小さくすら見える。
姿はボロボロ、怪我こそしてないが、すすまみれ埃まみれ泥まみれだ。

「だがまァ、こンなもんかね。」

よいしょと這い出て、ワームの巨体に手をかける。ワームはもう動くことはなさそうだ。
遺跡の奥底に住み込んで地盤を散々に荒らしたワーム討伐。
ギルドからの依頼は問題なく果たせたと言えよう。…遺跡の被害に目を瞑ればだが。
そこについては男も目を背けてた。