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Time:08:53:29 更新
ご案内:「王都平民地区・冒険者ギルド」からシロナさんが去りました。
ご案内:「王都平民地区・冒険者ギルド」からカザネさんが去りました。
■カザネ > 「おっと。でもやっぱり僕たちで考えるなら、字面の凄さの方が、かなー。
無いかもしれないけど、バトルしたら、……ねぇ?
……えー。混じりっ気のない人間? ほんとに?人間やめてるの間違いじゃなくて?」
確かに最初は寿命から始まったが、どうしても自分の年頃よりは漠然よりもイメージが勝るものに偏る。
セカイを凍らせたり、星の海からりゅうせいを召喚んだり、虚空を斬ったり。そういうものに僕はなりたい。……かも?
とはいえ、竜とヒトの戦いは地獄になりかねないので、勘弁願いたいのはある。
地方でイキってる害竜? それは思いっきりボコられて然るべきだ。それで調伏されるか手懐けられるなら、それはそれで。
「そりゃあ僕たちなら買えるケド、なんかこう、芸がなくない?かなって。
どうせだったら、お強い貴族サマをうまく引き立てて、負かしてあげる方が……修行になるし、お腹も膨れて一石二鳥だよ。
うん、そこはもう気をつける―。やーな匂いがするのは、僕も食指が出ないや。
あはは、そこにあこがれるしびれるー」
お金サマの威力に任せることはできても、そうしたくないのは武門の家のような在り方のせいだろう。
お相手の動きを見切り、捌き、どんな攻撃、素振りの時に嫌な匂いがするかと――危機察知の感覚を研ぎ澄ませて、勝つ。
その上で、この学園に潜む魔の如きともいえる触れざるものには触れず、様子を見る。
もちろん、と頷きつつ、言っていることを一気に台無しにする会話が続く。
でもどちらかと言えば……とか続ける会話は、正に男子生徒がやりそうな有様。
「かくして、冒険者の仕事は尽きないのであった、まる……っと。
おっけー。じゃ、ちょっと待ってねー……、買ったからにはちゃんと食べて呑み終えないと、ね」
御国も色々ある。どうしても後手後手るなら、冒険者の仕事もまた尽きない。
方針を極めればもぎゅもぎゅとバケットを食べて、飲み干して、ほ、と息を吐く。
程々に腹は膨れたが、甘いものは別腹。それを実証しようとばかりに代金を置き、立ち上がろう。
聞いた店に案内して訪れ、気に入ったのならば姉たちにもお土産とばかりに幾つかお持ち帰りに買って――。
■シロナ > 「違う違う、そっちじゃなくて。寿命。
そりゃないでしょ。明確にバトルして、上下関係作ってないし。
怖いよー。あれで、人間100%なんだもの、人間って、怖いよー?」
かっこいい、確かにかっこいいと同意したのだけど、言いたいのは違った。
人間で、魔法使いであれやこれやで、寿命を延ばして100年とかバケモノが居るなら。
ドラゴンとかで、魔法使いで、寿命を延ばすとどうなるのだろう、と。
だって、純粋に祖母なんて……既に1000を超えているらしいし。
うん、永遠はあるよ、とか言いたくなる気がした。
なんだかんだで、竜の血を持つ、竜である、それは多いのである。
だから、シロナが珍しい、個体としてはそれでいいが、竜という種族ではそうでもないと思う。
でだ。
トゥルネソルは、リスはよく知る。人間の怖さを。
だから、母親は良く、人間に注意するように言っている。
だって、物語でも何でも、神を、竜を、自分より強いものを倒すのは、何時でも人間で。
それが実際に居るというのは、間違いがないのだから。鬼より怖い。
「あー……あれかぁ。
賭けとかよりも、自分で乱入してもなーとか、そもそも。
そんなことする前に買って食って帰るー。
……にょたいはしんぴがいっぱい!」
これでも、お嬢様なので、賭け試合とかには参加せずに、気にもせずに、自分で好きなスイーツを買って食べて帰る。
そんなのもあったっけ、と言われて思い出すぐらい。
引っ掻き回すのは、ほどほどにね、と笑う。
大きいも、小さいも、背が高いも、小さいも。
それらひっくるめて、これで締める。
多分では無く絶対、これ、男子生徒の意見だと思う。
それでも、これが一番しっくりきてる。
「まあ……。うん、下水道に関しては、国に期待。」
聖属性の魔法、魔力に関しては―――うん。
とても凄いと思う、使えるのは純粋に尊敬する。
詰まるところ、心がきれいだという事でもあるんだろう、とか。
「じゃ、いこっか、おこずかい残ってる間に。
アタシも、いくつかおすすめあるし。」
乗り気になるなら、シロナは、代金をテーブルにおいて、ウエイトレスにありがと、ごちそうさま、と伝える。
そして、甘味を求めて、ドラゴンが立ち上がる。
■カザネ > 「――んー。かっこよくなるんじゃない?そんな気がする。
すごいでしょー、とか自慢するものでもなし、か。それ言ったら僕もお母様もトゥルネソル家には、ははー、と頭下げるレベルと思う。
詰まり。鬼凄いひとか。……凄まじいとか、恐ろしい意味で使う言葉らしいし」
竜であり。魔法使いでもある。成る程、二つ掛け合わせたら格好良い。凄い。そんな気がした。
しかし、竜の血か。……字面は強いけれども、特に学院を眺めてみればそこまで、ということもなくもない。
だが、一族として血脈を保つ、勢力を持ち続けるレベルのものはきっとそう多くはない筈、
自分のこのカラダも、血肉を分けるように契約を交わした竜から受け継いだものが、伝播した因子が宿っての結果だからだ。
そして、未だよく知らぬ、訳語として言える“オーガ”という句も正しいかどうか分からぬ何かに、一瞬思いを馳せ。
「そうそう。僕だって、裏で何か言われたりしてるか、分かったものじゃないし。
……たまーにラウンジや食堂の食券の賭け試合、引っかき回してるだけなのにさぁ。
そだね。僕もその辺りは自重しとく。
んー。人によるんじゃない?魅力的とか!そういうのが勝手に出てる子とか。
僕もうらやむ位に出る処でてたりもいいね。背の高いおねーさまとかもイイ感じ!」
ううん、と。逆の眼も閉じて啓く。片目だけなんて片手落ちはない。
両目を一瞬竜眼に変じさせて、瞬きと共に戻す。良きも悪きも色々見えてしまう目は、全て見据える時にだけ啓けばいい。
悪目立ちのタネと言えば、心当たりと言えばこれくらいだろうか。
王族や大貴族様御用達の食事やスイーツの食券の奪い合いで華麗にぱしっと勝って、颯爽と去る――イメージは悪評も生じてもおかしくはない。
まあ、自重は……ほどほどでいいか。不必要な時にだけ締めればいい、と首肯しつつ、二人して耽るのは胡乱な手つき。
イイヨネ……と、これまた奇妙なシンパシー。虚空をたっぷりこねこねして、こほん。
「先人じゃあなくて、僕らが出したのも交じってると考えたらあんまり笑えないよ。多分どだい無理な奴。
……ンー、ソカナー。……ソーカモ」
あと、恐らく魔族にも効く。魔族が嫌う、忌避する特定波長の力の流れ、波動に近い云々と。そう聞いた覚えがある。
腕に覚えはあっても、実際にそういう戦場に立つことはまだ、禁じられそうだ。
仲間を募って迷宮に潜ったときなら、恐らくはとは思いつつ、互いに交わす話にそりゃ無理かもと苦笑をひとつ。
生きていれば出るものは出る以上、出し先を変える、用意するでもない限り、空想以前だろう。
そう思いつつ、何かぶるりとする有様に、口元を薄っすらと釣り上げる。持つものではあるが、斬る側として。
「どーいたしましてー♪ ……あ、いいね。行っとく?学院の近くの店なら幾つか知ってるよ僕」
おにくおにく。スイーツ仕立てのバケットも箸休めには良いだろう。
貰ったものををひょいとフォークで口に運び、もっぐもぐとしつつ、確か、と幾つかの店を思い浮かべようか。
■シロナ > 「……竜で魔法使いの人だと……どうなるんだろうね。怖くて、聞けないなぁ。
竜の因子あるんだ?へー!
まあ、鬼と言うのは、多分、家の家庭教師の様なのを言うんだろうね。」
聞かれたら、多分シロナの事を物凄いしごきで、半殺しにしてくれるかもしれない。
鬼と言われて思ったのは、其れだと思うのだった。
抑々、鬼って何、というのは、彼女と同じく、何もわからない、という所。
「そうだねー。確かに、自分が知らないでも目立ってたり、とかあるんだろうね。
ま、アタシは人間と、竜と、淫魔、だからねぇ。
悪用、は、するときはするけど、自重はしとくよ?
うーん。
可愛い娘をめでるなら、かっこいい人であれば良いのかな?
でも、女の子でも惚れるくらいに可愛い人、とかかなぁ?」
片目なんだね、と、竜の目で見やる。真贋を見抜く竜の目は、通じ合うという所だ。
彼女が、優しく秘めてくれたところを、しっかり言い切る。
だって、元々悪属性。ファフニールに、淫魔だし。悪いことする気もいっぱいあるよ、とにーっこり。
おにゃのこいいよね、と、おなじように、手がカップに。
もみもみと、エア揉みする二人はオッサンの様だった。
「下水に関しては……それこそ、今までの先人が投げ出した位だし。
根本的に、全部洗い流して浄化して、下水を取り替えないとだめじゃないかな。
普通に、ゴブリンでなくてもなくと思うよ、痛いし。」
聖属性の話。
この町の下水の話。
確か、この町の下水って、魔導機械で綺麗になっているはずだ。
それで、これだというなら……下水を何とかするには、下水を交換するしかない。
一人二人の尽力で何かできるとは思えなかった。
ゴブリンの突起に関しては。
それはゴブリンでなくてもなくだろう、持つものの恐怖で、ブルり、と。
「あ、ありがと。
じゃ、これはお礼でー。」
バゲットを貰えれば、其れの上に肉を置く。
もしゃもしゃり、と食べつつ、自分の肉の一切れを、返礼とばかりに。
「そういえば……。甘いもん、食べたくない―?」
■カザネ > 「あ、あと魔法使いの人は忘れちゃダメかも。不老の術とか心得えるに至ったレベルのハイクラスの人ね。
それを言ったら僕も僕で、竜の因子とあれこれ混じっているらしいね。
……どっちにしても、僕らの歳で語らうのと鬼が笑うらしいよ。鬼ってまだ見たことないけど」
さて、どうだろう。栄養状態外敵有無流行り病。人類の平均寿命とやらを決める要素は色々多い。
経験則的なものを踏まえた記録、知見豊富な親たちの意見を参考にするなら、人外の血と其れに踏み込んだ域なら、ワンチャンと言ったくらいだろう。
長生きはしても、若作りしてさらに完璧となるなら、優れた魔法使いのような人物ならさらに該当するかもしれない。
どちらにしたって、まだ子供のうちから考えても――でもある。鬼って何?という言い回し方ではあるが。
「学院も広いようで狭いから、ね。目立つときは目立つよ。
……目の付け方は、よーく分かったかも。
そーかな? 私の“眼”でもそこまで変なのには見えなかったけど……シロナちゃんが言うなら、そういうこともある、と思っておくね。
ふぅん? 一理はある、かも、かなぁ。僕が愛でたいのはオトコノコじゃあなくて可愛い娘なんだけど」
成る程成る程。楽しそうな風情を見れば、片目を眇めてチカラを走らせる。
向こうの相手とは別口の竜のチカラ。竜の因子を生まれ持つものとしての能力の顕現として、開く左目を竜のそれに変じさせて見遣る。
何となく、こう、分かった気がする。今話す相手の要素を。それを何かと口には出さない。
続く話に耳を傾けつつ、どうせ手を出すなら―、と口元を緩ませよう。
瞳を元に戻しつつカップをいったん卓に置き、こうで、こう、と。わしっと。虚空を揉むような手つき。
「魔法って言うより、兎に角そういうチカラ、かな。闇系かあー……。
下水の匂いは大分清めたつもり、……なのに、まーだ抜けきらない気がする。鼻の奥にまだ残ってるかも。
知ってる知ってる。だから、こう、ちょん切ると。――泣くんだよねアレ」
純粋な魔法、とも言い難いチカラ。御業。天地を引き裂くような攻撃性はなくとも、まあまあ応用は出来る。
悪臭という不浄、汚れを払い清めるのが良い例だ。だが、長居すると認識自体が染まる気なのはどうしてもいただけない。
ゴブリンと言えば、冒険者ギルドでも散々聞いた事項でもある。
孕ませたいとおったてるなら、それを刀の切先で奇麗に裂くのが礼儀と心得る。それ位は熟達している。
たのしいかどうかは、勿論別のお話。バケットを摘まみながら、嘯く。いっこあげると手元の一切れを向こうの皿に載せて。
■シロナ > 「基本は生きられないねー。50生きれば、長老とか妖怪レベル?
ま、そだねー。アタシというか。トゥルネソルは、人竜……人と竜の子の一族だし。
子供は、まあ、そのうちとか?」
普通の人間は、40くらいだろう、50、60は殆ど居ないはずだ。中にそれ以上はいたとして、100は普通じゃない。
その辺りは、シロナは、興味が薄い。
生きるときは生きるし、死ぬときはいくつでも、誰でも死ぬから―――戦いでも、病気でも、事故でも、だ。
大事なのは、どのように生きていくのか、という所だ。
「あは。まあ、武器が武器、だしね。
こういう目の付け方だよ。
アタシ、そういう噂の方が広まってると思ったし?
使うもの、使える者は、なんでも使ったほうが良いよ?
アタシのセンセ。ああ、学校のでは無くて、家庭教師ね、が言ってたし。
なんでも、使い方しだい、だしね。」
きらりん、と目を輝かせて言うシロナ。淫魔だし。
彼女が可愛らしい仕草で、自分の身を守る様子を眺めて、フフフっ、と楽しそうに。
可愛いところあるんじゃないの、ぐへへ、とか。
別に手を出すことは無いのだけども。
「成程、武器も打ち合いというよりも、切り捨て……あー。
東方のKATANAかー。
魔法は聖属性、ね。あ、アタシは闇属性のスキルあるよー。」
刀を見やる。
自分の家庭教師のメイン武器、伯母のラファルちゃんのサブ武器。
見たことがあるが、戦ったことは無いな、と。
ただ……、対応ができるかできないか、で言えば、出来る、と言えそうだ。
「下水とか……もう、ああもう、だなぁ。
そもそも、匂いが無理なんだよなぁ。匂いが消えないし、なあ。
あと、ゴブリンは気を付けなよ?
パコって来るから。」
うまく、ゴブリンにつかまって犯される、なんて良く在る。
シロナは、ゴブリンをカピカピにしてやったが。
届いた肉を、がじり、ガジガジ、と食べ始めるシロナ。
■カザネ > 「ふつーのひとなら百年も生きてられない……ハズじゃないかなあ、多分きっと。
けど、それを前提に出来るなら、言う側はきっと普通じゃあない。
無理を気合で通せる才能持ちは天賦含めて稀な存在だろうから。……うーん、僕の子はまだちょっと想像がつかないや」
この国、この王都でどれだけ生きていられれば、長生き、大往生と言えるのだろう。
ちょっと思わず、その辺りの書籍やら記録を紐解きたくなった気がした。気がしただけだが。
自分と、否、自分たちはどれほど生きられるのだろう。この点は真面目に考えても――確信が持てない。
戦場に出たりしなければ、想像以上に長く生きられるのかもしれない。
そうした基準を口にできる時点で、今向かい合う相手は、普通ではない。噂通りのものだ。
「あ、合ってた。良かった良かった。……それも確か、僕の木刀が細枝みたいに見えるごっついの。
好きに呼んでくれていいよ。ちゃん付けもあり、って……!
どういう目の付け所してるのかなぁ?! って、ともかく、でもないけど、そーゆー使い方する気はないかな」
ぱわーふぁいたーで此れはサキュバティックなウォーリアーではないだろうか。
まともに受けるとこちらの得物が折れそうな得物ばかりが目につくが、もう一つの目の付け所に、ぶはっとなる。
マントやシャツ越しでも、晒しで押さえ込んでもしていなければ、胸元はどうしたって目立つ。
がたた、と引くリアクションに思わず胸元を腕で隠しつつ、男かー……と呟き、ぼやく。
「じゃ、僕も申告。ごらんの通りの前衛。早く踏み込んで、早く退いて引っかき回す方。
それとあまり人には見せないけど、アンデッドが出たらお任せかな。毒や軽い怪我の治療もね」
僕はこっち、と。左腰に纏めて帯びた大小の刀の柄をこつんと叩く。
黒鞘の使い込まれた風情の地味なそれらは、取り立てた名刀ではなさそうだが、今の自分によく合っている。
片手遣いに適した鍛えは軽く、小柄な身でものびやかに刃筋を立てれば、よく斬れる。
実際に対戦しあったら、どうなるのだろう、という印象はあるが――。
「下水掃除用でも、錬金術の廃液が変なのになったのも、どっちも厄介だよね。改めてよくよく思い知ったよ。
……ゾス村か。そっちもそっちで臭そう。分かる分かる」
最終的にはチカラを篭めて斬った。押し通して斬って、清めて、ちょっとへとへとになった。
小遣い稼ぎのつもりが労力的に余り割に合わなかった印象が勝る。
下水道に徘徊するスライムも出元は色々だが、完全に敵対者となった手合いは滅ぼすしかない。
滅ぼすと言えばゴブリンの類もまた然り。あれもまた、別種の臭さ、不潔さがある。
向こうが頼む品々を聞きつつ、ホットワインを呑み、鼻と口の中をリセットしてゆく。ほわりとした酒精も程よい。
■シロナ > 「あはは。何が違うのかなっ?
大丈夫、気合があればきっと、100年なんて、気合があれば生きていけるし。
それに、君じゃなくて、君の子供でも、良いじゃない。」
100年とか、そう言うのは普通に人間で言うなら3~4代くらい変わっていることも有るだろう。
100年過ぎても、トゥルネソルは変わらずにあるだろう、ドラゴンの寿命はそれぐらいでは無く長いのだ。
彼女とは、感覚が違い過ぎるのだという事を、此処に示すのでもある。
異種族故の感覚の違いなのだろう。
「ええ、ええ。
今度は合っているよー。
ま、ごっついけども、木製の訓練用の武器、だよね。
カザネちゃん、のほうが良いかな?
そっちの、90は、Hとか、とても、男性特攻で強力な武器だと思うんだー?
その重さも、質感も、ね!」
スカウター発動
見るだけで、彼女のスリーサイズなどは把握する、淫魔なら当然の能力だ。
彼女も彼女で目立つから凄いよね、なんて。
うらやましいなーという意見も追加で。
「ん、あたしは、メインは、ハルバートでの前衛。
ま、投げ斧での、中衛や、殴る蹴るのバイオレンスも担当してるよー。」
基本的には前衛です、と言わんばかりにふんす、と笑う。
ソロで行ける程度には実力はあるよ、とも。
竜の頑丈さに助けられてるのだけどもそこは秘密でも何でもない。
「うっわ。いろいろ吸収して肥大化したスライムほど面倒なのないよねー。
松明で燃やそうにも燃えないし、錬金油で、とか、魔法で、とかほしくなるよね。
って、下水かー。匂いきついんだよな、あそこー。」
彼女の注文が来たので、依頼の話を聞いて、感想を返して。
アタシには、肉と、パンと、肉と、スープね、とウエイトレスに注文。
「アタシの方はゾス村の近くに沸いたゴブリンの巣の駆除だね。
ゴブリン、直ぐ沸くんだから。」
あれもあれで臭いよね、と、パタパタ手を振る。
■カザネ > 「あ、合ってる?合ってた。でもやっぱ何か違うかも。……多分違うか。
百年は僕だって生きてるかどうかあやすぃかなー!?」
長命種のジョークは笑えない嗤えない。
若しかしたら生きてる公算も高いが、まだこの世に産まれ出てほんの数年。
数十倍どころかけた違いの年月経過はイメージできない。イメージし難い。
だから、実際にそうしたものを見たいから、冒険者になったような処は否定できない。
余りにも長い年月を経た名跡。自然が恐ろしい程の時間をかけて作り上げた風景。それはきっと、自分で行って見て理解すべきものだろうから。
ともあれ、切り返しのジョークに目をぱちくり。考えて。何か違うと気づき、百年って永劫の間違いでは?とも思いながら。
「……ああ、――やっぱり。お名前はかねがね、と言えば今度は合ってる……かな?
僕はカザネ、カザネ・フェーベ・シュタウヘンベルク。確かに見かけるね。ごっついの振り回してたり履いてるひと」
対してこちらは目立たない――とは言えない。髪色と体躯と。家名と。
前者二つは双子の姉も居たら余計に目立つ。特に男子の目線がくるくる。胸に来る。
けど、其方は向こうも同じかもしれない。兎にも角にも、当人が思う以上に目立つのは気のせいだろうか。
加えて腕が立つ、となれば尚のこと。その際のトレードマークと言えるのは、得物とか履き物とか。
「うん、ごらんのとーりって奴。実地授業でも多分一緒になるんじゃないかな?お互いよろしくね」
でなければ、こんな所にはいない。座してくる姿の得物を見遣りながら頷く。
マントの下、首にから下げた認識票を出し、ぷらぷらと示して、学院の講義、カリキュラムを思う。
冒険者の真似事、とも口さがない生徒等が言う実地授業やら訓練がある。それも多分、一緒になりそうだ。
「僕は終わった系だよ。多分、シロナと同じ。
聞いてよー。下水道の掃除やってたら湧いてきたでかでかスライムの中に誰かの身分証在ったからどうにか斬ったけど色々べちょべちょになっていいことしたつもりだけどくさいのなんのって気合入れて浄化したりしたけどまだ服の匂い消えなさそうでいやになるったらありゃしない、あ……僕が頼んだの来た来た」
そうして、少し前の苦労話を一息でまくし立ててるうちに、頼んでいたものが来た。
マグカップにたっぷりのホットワインとバターを染み込ませて砂糖をまぶしたバケットと。
それらに目を輝かせつつ、いただきまーす、と満面の笑顔で早速一口、二口。ぷはー☆と息を吐く姿はちょっと小動物めいていて。
■シロナ > 「いつもご利用ありがとございまーす❤
此処であったが100年目、つまり、もう百年のご愛顧よろー☆」
どらごんジョーク。100年超えて生きる様な種族だからこその返しという奴だ。
笑えるか?そんな小さなことは気にしてない。
ウインクパチリ、と一つ送りながらも、彼女の席の対面にちょこんと腰を下ろしてみる。
「えっと、改めて。シロナだよ。シロナ・トゥルネソル。
学校でバトル系の授業の時に、一寸見ると思うけど。」
授業の時は、目立たぬようにと、義母の作った能力制限ベルトで、色々下げられてのやつだから、目立ってはない筈だ。
それよりも、容姿と行動とトゥルネソル商会の三つの方が学生の皆には通りが良いだろう。
その後多分もれず、彼女もシロナ事は知覚してくれていたようだ。
うろ覚えぽいので、改めてあいさつ、と自己紹介。
「キミも、冒険者登録してたんだね、奇遇だよね、僕もしてたんだ。
まあ、お互い何かあったなら、よろしく、ね!」
にぱっ、と全力の笑顔
シロナの手に握られてるのは、鉄製のハルバードで、マジックアイテムでは無いがドワーフ謹製の上物。
新人が手にするには一寸高価だが、其処は実家の伝手という奴だ。
「カザネは……依頼終わった系?
それとも、パーティ探してる系?」
注文したばかりなのだろう、何もないテーブルを眺めて。
興味津々な様子を隠すことなくシロナは問いかける。
■カザネ > ――冒険者になるつもりなら、属しときなさいな。
……そうでないなら、あなたが考える以上に面倒厄介めじろ押しよん。
と。自分達の希望を告げた母親の片方、竜騎士の方がそう言ったのを何となしに思い出す。
成る程、一理ある。大なり小なり、ギルドを介して受諾することにより、仕事を探す手間が省ける面がある。
それ以外のあれこれ、トラブルの色々もまた、雇用者と被雇用者との直接の遣り取りを避けることで、緩和できる。
では、厄介事は押し付ければ万事解決?でもない。
当然ながら、ギルドの意向に沿う沿わないと言うより、明らかな犯罪、不正じみたことなどがあるなら、彼らとて容赦はしない。
その辺りは先生と仰ぐ人との出会いも踏まえ、改めて見直す、読み直すと気づきも深くなる。
でも、死んだ誰かの遺品、名残を持ち帰ること自体は、悪いことではない筈だ。
持ってても仕方がない金品だが、行方不明者の名残が見つかり改めて報告出来ることとかあるなら――。
「……まぁ、いいけど、と……?」
考え過ぎても仕方がない。何か飲もう。この時期なら、スパイスを利かせたホットワインでも良いかもしれない。
そう思いながらウェイトレスを呼び止めたところに、横目に受付カウンターの方を見遣る。
元気がいい声がある。その声は、確か、と思いながら遣ってくるウェイトレスさんに飲み物と、軽く食べられるものを頼めば。
「やっほー。……ここで会ったが百年目、ってのは違う?違ったっけ。……面と向かっては初めまして?かな?」
確か、というのは勿論見覚えがあるから。名前も聞いたことがある。片親が話していた姓と同じだから。
とはいえ、直で話すのは間違いなく初めまして。そうだよね?僕の記憶が確かなら。多分間違いなく。
向こうから見える姿は依頼もあってか、こういう時の普段着とは真逆のじみーな上下。
でも、腰に下げた大小とひと房黒いリボンでまとめた銀髪と金色の瞳は変わりない。
ただ、言葉はうろ覚えなのはちょっといただけない。失敗失敗。ちょっと首を傾げた後、改めてぺこりと頭を下げ。
■シロナ > 冒険者ギルドと言うのは、冒険者の為の組織だ。
冒険者を集めたり、依頼を集めて精査したり。
実力に合った依頼を、冒険者に振り分けたりする。
安全にと言うのは少しばかり違うのだが、冒険者達が活動しやすいようにする互助組織。
だからこそ、様々な冒険者が集まるのだ。
「こんばんはーっ!」
元気にギルドの扉を開いて入るのは一人の少女。
冒険者ギルドに籍を置く冒険者のうち一人であり、シロナという少女。
銀髪紅眼の少女は楽しそうに、廊下を歩いてギルドの依頼ボードの方に近づいていく。
ギルドの依頼をチェックして、それからギュルン、と受付の方に向く。
とたとたっ、と軽快な足音を響かせつつ、少女は受付に到着する。
「と、言う事でー。依頼、終わりましたっ!」
ゾス村周囲のゴブリン退治の依頼。
初心者冒険者用の依頼と言う物でもあるけれど、成人前の少女冒険者一人で受けるような依頼では無い。
とはいえ。
シロナの提出するのは、しっかりと切り取られたゴブリンの耳だ。
そして、ゾス村の村長の依頼完了の書類。
それを提出して、受付のお嬢さんから報酬を頂く。
ちゃり、ちゃり、と革袋をてにして、鼻歌交じりで視線を向ける。
「腹減ったし、ね!」
そう言いながら併設された酒場へと足を向けた所。
「あれー?」
同じコクマー・ラジエル学園で見かけた少女だ。
珍しい場所で珍しい人物なので、興味本位で近づいていく。
「こんちはー。」
カザネに向かい、にっこり笑って、手を挙げてみせる。
■カザネ > 反省というより、分かったことがある。
地下水道の掃除に行く時は、奇麗な水をちゃんと持っていこう、だ。
祓い清めるにしたって、流れる水全てを清められるわけでもない。無理の無理。無理の駄目押し。
限界を試してみろ、とかギルドの教官とか好きそうな言い草だけど、達成できずに帰れなくなる方がもっと無理じゃない?
でも、気づいた時に試してみて良かった、と言うこともなくもない。
「……地下水道でどうやって亡くなったかどうかわからない人の、証か……」
夕方を過ぎ、夜を迎えつつある頃合いの冒険者ギルド。
そこの受付カウンター、何人も人が立ち、交互に行き交うような処で一人、ぼんやりと待つ。
小遣い稼ぎがてら一人受けた王都の地下に縦横に走る地下水道、大ネズミや巨大な油虫等、害獣害虫蔓延る領域。街の陰。
そうした害的な生き物を掃討するのもまた、駆け出しの冒険者にとってはよくある依頼の一つ。
だが、偶に珍しいものが出たりもする。
でっぷりと太って水道を塞ぐ位になったスライム、それを倒したら未消化のものに混じるものがある。あった。
――金品があれば良い方。それは寧ろ、浮浪者が真っ先に命を賭してでも取りかねない。
今回は違う。冒険者ギルドから交付された身分証、だ。恐らくは行方不明者のもの。
「……あ、来た来た。金一封とかは……ないよねぇ。いいよいいよ、そこまでせびるつもりないし」
暫し待たされて、受付嬢が戻ってくる。御礼の言葉と。元々の依頼の報酬と。追加報酬なんて、あるものでもなし。
気にしない気にしない。からからと笑って、ぺこりともらうもの貰って、順番を譲る。
今日はどうしようか。何か呑みたくなったなら、そうだ。酒場に行こう。そうしよう。
隣接する其処に向かい、空いていた適当な席に座す。すんすん、と時折服を嗅ぐのは浄化したはずの悪臭が沁み込んでそうで。