2025/07/12 のログ
ご案内:「魔族の国」にヴェイルミーナさんが現れました。
■ヴェイルミーナ > 「きょーおはどんなひーとがくーるのかなー?」
魔族の国の東側
おおよそ人間に認知されていないであろう常夜の国
その城に新たに荷物が運ばれてきた
荷物とは言っても、道中は丁寧に扱うように厳命したし
食事も睡眠もたっぷりとってもらったはずだ
その荷物とは、ずばり人間である
砦で争っていたのを攫ってきてもらったのか、あるいは魔族の商人から買い付けたかは忘れたけれど
とりあえず人間を持ってきてもらったのは間違いないはずだ
もちろん、事が終わったら本人の意思を聞いて、帰りたいというなら帰そう
(その前に、ちょーっとだけ血を貰うけどね~)
自分の部屋でわくわくしながら、案内されているであろう相手が来るのを待つ
相手に求めるのは血液だけ
それも少量だ。それさえくれれば逆に城主の方から好きなことをさせてあげるつもり
元より肉体に縛られないからか、その辺りは結構奔放である
彼女の部屋は大きいソファがでん、と部屋の真ん中に置かれており
後は衣装棚が置かれていたり、ベッドが別室に用意されていたりと豪奢な宿屋のような部屋だ
お付きが淹れてくれたお茶を飲みながら、相手が来るのを待とう…
ご案内:「魔族の国」にリクトさんが現れました。
■リクト > 自分は何故こんな所にいるんだろうか。
発端は砦奪還に焦った王国側が足りない兵力を補うために冒険者を広く募ったからだ。
無論、そのきな臭さを感じた多くの冒険者は乗らなかったものの――血気逸った年若い冒険者はその依頼を受けるはめに。
己も傍観者側ではあったが、顔を見知った冒険者たちが依頼に名を連ねているのを見て再三注意喚起はしたものの聞き入れられず、かといってこれで死ねば後味が悪い――ギルド側もそう感じていたのだろう。有事の際には現場から逃げ出せるようにと己も受けるはめに。
結果としては此度の砦奪還は進行不能と相成って王国側は撤退。
殿として宛がわれたのは当然冒険者であり、自分は最後まで残った。
多勢に無勢。
質にも量にも押し切られ、死をも覚悟して気絶し――拘束はされているものの、捕虜とは毛色の違う扱いに怪訝な表情をしてたのは数日前のこと。
それは今も変わらず、荷物として運び込まれた建物には思わず絶句をしてしまったのは2時間ほどまえのこと。
"丁重に"洗われ、普段着るものよりも上等な服に身を纏いながら案内され――扉を叩く音が響く。
――くれぐれも粗相のないように。
そう伝えられながら、主が許可すれば扉が開くだろう。
■ヴェイルミーナ > そういえば、とお付きの吸血種が補足してくれる
今回の荷物は、戦場で勇敢にも?殿を努めていた男らしい
(なーんで命を捨てるようなことするのかなあ
ボクたちと違ってすぐ死んじゃうのにさ)
そんな超越種らしい考えを巡らせていると扉をノックする音
匂いからして、件の荷物君が来たらしい
「ああ、どうぞー。入っていいよ」
軽い調子で入室の許可を出す
説明もされていないであろうから、戸惑っていることだろう
だから城主自ら…入ってきた相手に先に挨拶しよう
「やぁ、こんばんは、人間くん。いい夜だね!
まず、話しを聞いてくれるかな
ボクはヴェイルミーナ。この城と城下町の主をやってる」
ソファに座ったまま、背の高い相手を見上げながら微笑みかける
交戦する意思はないことは伝わっているだろうか
少女のような少年のような…整いすぎている容姿である
そんな姿を見て男がどう思うかまではわからないが、話しを続けよう
「おっと、混乱したかな?
大丈夫。ここに居る限り、君は無暗に傷つけられることはない
むしろ、元より快適な生活かもしれないよ
ただ、それにはちょこーっと対価が必要なんだ。…端的に言うと君の血が少しほしい
滞在する限り、毎日少し。その代わり、行き過ぎた要求じゃなければ君の望みも叶えよう」
ぺらぺらと、もう慣れた文言を口にする
血を貰う代わりに贅沢を与えてあげよう、ということである
「ああ、信用できないなら帰ってもらってもいいよ
その服はお土産にあげよう。砦にその格好で帰ったら逆に怒られるかもしれないけどね」
くすくすころころ
鈴の音のような爽やかな笑い声をあげながらお茶を一口
どうかな?と相手の様子を伺ってみよう
■リクト > さてこれだけ立派な城を構える主とはどのような厳つい男か。
そう思ってたところで扉の向こう側から聞こえる声――若く、高い声に少しばかり己の予想が外れ、首を傾げてしまう。
扉が開いた先――招かれた室内で相対する中性的なその若々しい城主に目を瞬かせてしまう。
先ほどから驚きっぱなしだな、と他人事のようにそう思えば存外落ち着いているものだなと肩を竦めつつ、己が口を開く前に城主と名乗った少女?の口上へと耳を傾ける。
先に事情を説明してくれているのは目の前の城主なりの心遣いということだろう。
故に余計にこの待遇に違和感を覚えてしまってはいるものの、対価と言う言葉に目を細め――その内容に目を瞬かせてしまう。
「あー……っと。」
少しばかり混乱はしている様子。
自分の中の考えをまとめているのか、少し目線をあげる。
――見ただけで分かる。あれは自分では決して手が出せない類いのシャンデリアだな。
咳払いをしたお付きの人?に現実逃避しかけた思考は目の前の城主の方へと向けられ、
「……まあ、それぐらいなら構わねぇ……構いませんが。」
それこそ捕虜扱いの俺に…私に伝える必要もなく抜き取ればいいんじゃねぇ……でしょうか?」
敬語馴れしていないのか言い直しつつ、思った疑問を口に出してしまう。
お世辞にも己は目の前の城主の眼鏡にかなうような高貴な血筋でも、特別なそれを有してはいない。
敢えていえば、まだ傷が治りきっていないせいか己自身の血の臭いと、仄暗さ滲む血の臭い。
■ヴェイルミーナ > ぱちくり
説明し終わった後、投げ返された質問に少し驚く
それはそうだ
こんなまだるっこしいことはせずに襲って吸ってぽい、でいい
それをしないのは―――
「あーあー、言葉づかいも気にしなくていいよ。好きに話して
おっと、なんで呼んだか、だよねー
ボクは欲望たーっぷりの血液が好きなんだ
で、怖がったりしたら味が悪くなっちゃうんだよねー
だから、快適な生活をしてもらって…ついでに欲望を色々果たして
おいしくなった血液を貰うために無理矢理吸ったりはしないのさ」
少なくとも僕はね、と付け加える
若干芝居がかってはいるが、全く嘘は言っていない
信じるかは男次第ではあるが…少なくとも彼女の口には尖った犬歯が見え隠れする
「君は…良い匂いもするけど、まだまだ鉄臭いね
戦場帰りなら女には飢えてるだろ?
血を分けてくれたら、あーんなことでもこーんなことでも叶えてあげられるよ?」
尊大な口調で足を組み、見上げたまま返答
凹凸が少ない体だが、求めるなら応えてあげられる、とも答える
城主に返答を焦った様子はないが、お付きはそうでもないらしい
"主がこれだけ言ってるんだから早く首を縦に振れ"という圧を放っている
とはいっても結局はお付き
城主が許すまで危害を加えられることはないだろう
■リクト > 思ったよりも表情豊かだな。
己の問い掛けにコロコロと表情が変わる様子にそんな感想を抱いてしまう。
侮ってはいない。
その可愛らしい見た目からは想像し得ないほどの"格"は感じてはいるし、こうして会話をしている中でも隙らしい隙は見当たらない。
こういうのが厄介なんだよなー、と肩を落として一息ついた。
傍から見れば馴れぬ敬語から解放されて安堵した冒険者っぽく見えるだろうか。
「んじゃあ、遠慮無く。
つまりは…ストレスのない人間の血がお好みってことか。」
ここに至るまでの捕虜もとい荷物らしからぬ待遇の良さには一定の納得を得てしまう。
とはいえ少し緩すぎないか、と思いつつも、目の前の少女やその周りのお付き達を見れば多少の反抗など容易く制圧できるのだろう。
――少しばかり、血が沸き立つ。
そしてその熱気を払うために瞳を閉じて、また一息ついた。
そうして返答をしようとした唇が、僅かに止まったのは――
「………―― むぐ。」
まさかの"報酬"が目の前の少女の口から出たことだろう。
噴き出さなかった己を褒めてあげたい。
いきなり何を言いだすんだ、とばかりに目を向けるが――肉付きは薄いものの、色香は感じないのかと言われれば否であり、先ほど昂ぶりを覚えてしまった余韻もあってか劣情を覚えてしまう己もまたいる。
己に"圧"をかけるお付きの人のそれには全く堪える様子はなく、寧ろ止めろよと言わんばかりに一瞥をくれる。
けれども目の前の城主に興味がわいたのも事実。
だから、改めて紡ぐ言葉は、
「――俺の名はリクト。
閨の中で、人間くんだの荷物くんだのだと勃つモノも勃たたなくなるからそう呼んでくれると嬉しいな。」
敢えて下品な物言い。
赤褐色の瞳が城主の少女へと、その目を見つめるように向けられて。
■ヴェイルミーナ > 無駄に威圧しないのも、求める血の条件から
お付きはその辺りがわかっていないようだが、城主からは圧を感じないことだろう
一瞬見せられた昂ぶりも彼女からしてみれば気にすることではないのか、特に様子が変わることもない
「そそ。話が早くて助かるよ」
かいつまんで纏めてくれた男にうんうん、と頷く
結局はそこだ
何の憂いもなく欲望を溜め込んだ血液が欲しいと言うだけである
名前を返されれば、ふむ、と頷いて
「ふふ、君はそういうヒトなんだ。へー
わかった。えーっと、…リクト、リクト、リクト……うん。覚えた
ヒトはすぐ死んじゃうから、入れ替わりが激しくて記憶が混ざっちゃうんだよねー」
じーーっと顔を見ながら名前を繰り返して覚える
長い時間を生きている彼女からすれば名前を覚えるのは少し難しい事なのだろう
更には、下品な話にも反応を示さず当然と受けいれている
このあたりも、人らしくないというか。根元から違う存在であることを知らしめていく
「んー、…リクトは恋人っぽくしたほうが滾っちゃうほう?
それなら、ボクのこともヴェルでいーよ」
確かそんな性質を持つ人間さんも居たような、と呟いて
あっさり愛称を許可する
契約成立するのなら、にんまり笑う
お付きの吸血種は、また悪い癖が…と困り顔だ
「たくさんのお金とか言われたらちょーっと困ったんだけどさー
やっぱり、肉欲がいいんだねぇ。かわいい種族だ
じゃあ、リクトは何がしたい―?僕は血が貰えればなんでも。
あ、でもでも、もっと血がおいしくなります!っていうなら…たっぷり休憩してから仕切り直しでもいいよ」
小首をかしげながらからかってから
また選択を男に委ねる
今すぐ取引をしてもいいし、城の贅沢を味わってから後日でもよいらしい
■リクト > 「――存外、素直に聞き届けてくれるんだな。」
己としてはボトル名代わりにとでも告げてはいたものの、己の名を覚えるように繰り返すその様子には僅かに目を瞬かせてしまうのは一人の人間として扱おうとする様を見て取れたからか。
美食家らしく、手の込んだことをするだけの事はあるなとは胸中で思いつつも、
「まあ、いいか。それじゃよろし――……… っ」
今度も噴き出さずに済んだ。また俺頑張った。
そう自分を褒めつつ、咳払いするように左手は己の口元へ添えられ一息
「……流石にそこまで脳内花畑じゃねぇよ。
まあでも……うん。 じゃあお言葉に甘えてヴェルと呼ばせてもらうよ。」
色々と引っかき回されッぱなしではあるが、少女の反応や仕草からは少なくとも今は己を害そうとする気配は見受けられない。
どちらにしろ万全の体勢にはほど遠いのだから、もう少し様子を見てもいいだろうとそう結論付けつつも、続く少女の言葉には目を瞬かせ――思わず喉を震わせて笑ってしまった。
「ああ、金っていうのも手があったな。
まあ……ヴェルの言うように女に飢えてたってことで。
――いや、後からなんだかんだ言われるのも嫌だからな。
血の先払いはするのと……そのまあヴェルが良いならその後にでも飢えを満たさせて欲しいところだけども。」
肉欲が良いと言われること事態、特に恥じ入ることもないのは昂ぶってしまっているのは事実であり、目の前の少女にはその辺りは容易く見透かされそうだという直感から。
けれども取引に関していえば何もしていないのに今の待遇を受け入れるのが心苦しいのか、頬を掻くながらそう伝える。その後に続けた言葉に多少なりとも気恥ずかしさを覚えてしまうのはご愛敬だろう。
■ヴェイルミーナ > 「ん?だってその方が美味しい血が飲めそーだし
人間さんの小さなお願いくらい聞いちゃうよ?」
相手の願いをできうる限り叶えることで、美味しい血を対価とする…
それは甘い毒でもある
…彼女が、名前を憶えていなくても…人間さんが死んだことは覚えている、ということは
人間の国を捨て、死ぬまでここに居た人間が居たことの裏付けでもあるのだから
「ふぅん?
うん、じゃあ契約成立だ
それなら早速、血を貰おうかな
あ、大丈夫。影響がない程度しかいらないから」
元々血液は彼女にとっては嗜好品扱い
それほど大量に必要なわけではなく…一つ喉を鳴らすくらいで済む
「ささ、屈んで首筋を出してくれ
そこから吸うのが一番好きなんだ。…そうそう。
…ん、そうだ。血を吸われるとちょっと気持ちいいかもしれないけど…女に飢えてるなら逆に好都合かな?」
ソファからようやく立ち上がって、ちょいちょい、と手招き
指示に従うなら、女の体が近づき…露出した首筋にちくりとした痛みが走るだろう
けれどそれは一瞬だけである
痛みの後には、じんわりとした…湯にでも浸かっているかのような心地よさが広がっていくことだろう
その心地よさを感じる頃には対価の支払いは終わっている
「んー……なるほどぉー…まだストレスは抜けきってないけど瑞々しい味…
ちょっと苦みがあるのが大人の味って感じだなぁー…ボクとしてはもう少し甘い方が好みだけど、うん。美味しい」
体を離せば、僅かな血液をテイスティングしてこく、と飲んだ後、満足そうに感想を告げれば
お付きが差し出したハンカチで口元を拭って
「これで支払いは終わりだ
まあ、明日まで居るならまた要求するけれど…ここからは、リクトへの対価を支払う時間だよ
ああ、下がっていてくれ。中から何が聞こえても気にしないように」
一日ごとに対価は要求されるようだが、それに対するご褒美もある
お付きを下がらせれば、部屋には二人きりである
「さて、まずは何がしたい?リクト
残念ながら、相手によって好きなことが違いすぎてまだボクもよくわかっていないんだ。
だから、君の好きなように要求していいよ」
甘い声でにんまり笑い、誘惑しよう
■リクト > 己のように名を告げる者もいたのだろう。
それでも"人間さん"呼びは少女が記憶するに値しなかったのか、途方もない数だったせいか。
それだけ先行く者たちを見送って尚も笑って己等へと言葉を交すことができているのなら、そう悪いことではないのかもしれない。
そうなんとなしに考える事自体、少女に取って失礼に値するのだろうか。
決して口に出すことはないけれども、少しばかり何か考えている様子――少なくとも害意は感じられることはないだろう。
考えながらも言われるがままに首を差し出し――続く言葉に「ん??」と疑問符を浮かべて思惟から浮上して、
「それはどういう―― っ。」
痛み自体は大したことはない。
吸われた、という感覚もあり力が抜ける――ということもない。
代わりにあるのは吸血鬼に血を吸われた者特有の、妙な高揚感とその身に包む心地よさのそれだろう。
僅かに吐息に熱を帯びるのは、心地よさに快楽を伴うようになってきたからか。
なるほど、これは厄介な代物だな、と少し苦笑気味に再度吐息を零し、呼吸を整えようとする。
「……――まあ、ヴェルが対価として十分と感じるなら俺はそれでいいよ。
好みに完全一致しなかったのは……まあ今後にご期待ということで。」
言外に明日も世話になるつもり満々の厚かましさ――その言葉をお付きの人が聞けばどう思うかは、今は見て見ぬ振りをしつつ、室内に二人きりになってしまえば自然と意識は目の前の少女へと向いてしまう。
「生憎と期待されるような変態プレイは出来そうにないけどな。
まあそうだな……一晩付き合ってもらいながら…ヴェルのことを教えてくれたらいいな。
お前の言う肉欲に負ける可愛い種族だけども、そんな種族を愛でるヴェルのキモチイイところも知りたいからな。」
そう冗句交じりに告げつつ、少女が抗うことがなければ姫抱きにして抱き上げる。
今は未だ足腰は確りしているのは実感するが、あとどのくらいで少女の贈り物が己の身を蝕むのか分からない。故に今だけは己が誘導するかのように少女の矮躯をベッドへと運び、押し倒すようにベッドへと寝転がせることだろう。
吐息が、劣情交じりの熱が、少女の顔を掠める。
■ヴェイルミーナ > 家族と引きはがされた恨みから暴力に及ばれることもあった
変態的な思考を持っている人間さんもいた
ただ、それらは瞬きの間に過ぎ去っていく。それらを彼女は愛しいと思うのであった
例え害意があったとしても、彼女の態度は一切変わらなかっただろう――
「いいよ。味は品評させてもらうけど嗜好品は嗜好品だ
多少好みと合わなくたって、ぽい、と捨てたら勿体ないだろう
新しい自分の好みが見つかるかもしれないし…、おっと?」
そうして支払いが終わり、今後に期待という言葉には頷く
美味しいに越したことは無いが、言葉通り…相手の血は不味くない判定だ
これならば居座る対価としては十分と判断された
元より、彼女のお付きがそういったおいしそうな匂いのする相手を攫ってきているのだからある意味出来レースなのだが
そのお付きもしかめ面で下がった後…ひょい、と抱え上げられる小さな体
そのままベッドに転がされれば、伸びをする猫のように体を動かしながら視線を向けて
「いきなり抱きかかえるなんて、少し驚いたよ
それにしても、ボクのことかあ…不思議なことを気にするんだね」
どちらかといえば肉体に固執しない故に、自身に対する認識が薄い
だから、相手の好きなようにしてもらうのが一番欲望を叶える手段としては手っ取り早いと考えていたのだが…
知りたいというのが相手の欲望なら、その劣情に塗れた吐息を感じながら口を開く
「ん~~…、褥のことなら普通に性感帯は"作って"あるから…
リクトが知っている女性の愛で方をすれば普通には感じると思うよ
何をされても死にはしないし、無茶もできる…って、これで望む回答になってるかな?」
考える仕草をしながら、何でもないことのように話し続ける
「ああでも、膣内はちょっと工夫してあるかな
ほら、君たちって緩いのが好きだったりきゅぅーってするのが好きだったりするからさ
ちょこちょこ弄って、その時その相手ごとに多分一番キモチイイ形になるようになってる。触ってみる?」
覆い被さられたまま緩く足を開き、片手で男の手を取って自分の股座に誘導する
女の衣服は自身の魔力によって簡単にはだけ、下着を晒していく
夜闇のような暗い青の上下の下着を見せつけつつ…しっとりと既に温かい股座へ男の指を導こうと
贈り物はじわじわと、男の体に快感を溜め込んでいく
それを知ってか知らずか、女の方からも甘い吐息を返していって
■リクト > 己にはその手の柵みはない。
故にそういう点においては少女への害意を抱くはずもなかった。
ここに連れて来られる前の待遇と、目の前の少女の様子と言葉に己を害そうとする気配も見受けられないのだから当然か。
「さっきからずっと驚かされっぱなしだったからな。
うーん、そうか?
これでヴェルが娼婦とかだったら俺も聞かなかったが……――。」
確かにそう口に出したのは何故かと思い返せば己もまたその答えを口に出せずにいた。
何となく、でしかない、言葉に出来ない靄付きはあれども目の前の少女はそれでも真摯に己の問いへの答えを紡ごうとする様に瞳は細まり、
「それはそれで知れて良かったけど……なんて言うか、
こう触られて嬉しいとかは無かったのかい?」
思った以上に変態プレイに耐えられそうな肉体なんだろうかと少し考える素振りは見せつつ、もう少し具体的な問い掛けをするかのよう。
敢えて言葉を紡いでいるのは、己の中を蝕みつつある少女の"贈り物"から少しばかり気を逸らすためのものだろう。きっと、このまま乱暴に少女の肌を暴いて貪ったとて、目の前の少女は笑って受け入れそうだけれども――と思ってた矢先に、導かれる少女の股座へと指先が触れる。
脳裏に熱が過る。
露わになった少女の肌に触れる指先は心地よく、いつまでも触れたくなってくる。
下着越しに指先は秘裂をなぞり、その心地よい熱と――少女の甘く囁くような名器を想起させる物言いに煽られるように指の腹が下着の上からぐぃ、と押しつけ食い込ませる。
股間は昂ぶり、ズボンを盛り上げさせたそこからは発情した牡の臭いが立ち上らせていく。
"贈り物"で高められた劣情だけではなく、少女が言及した"女に飢えて"いた欲望と絡みつきより濃く匂わせる。
少女から吐き出される吐息に喉をならしつつ、もう片方の手は自然と己のズボンへと添えられ、ベルトを外す音を響かせて。
■ヴェイルミーナ > 「娼婦…うん、見方によればそうともとれるかな
対価を得て体を開いているのは同じだし…
あはは、何を言い淀んでいるのかはわからないけれど…今は何も考えず楽しめばいいよ
これは君が得た、正当な対価だ」
怒るというよりは、確かにな、という感じの返答
血の流れは読めるが、思考までは読めないため男が言いよどむことは彼女にもわからない
「こう触られて嬉しい、かぁ……うーん。
…んっ
ボクの場合、肉体よりも精神的な悦びの方が比重が大きいから…
人間さん…、今だとリクトが気持ちよくなるのが一番うれしかったりするかな?」
喘ぎ混じりではあるが、自身のことを語る
ある程度好きに"作れる"からこそ肉体的な欲は薄い
それよりも相手が悦び、欲望が果たされ…結果、血が美味しくなるという期待の方が嬉しいのだと
ただ、身体の方も不感というわけではない
男の堅い指が割れ目を押し込めば、甘えるように腰が上がって受け入れていく
嫌がる様子など微塵もなく、むしろ自分から求めるような仕草を見せて
彼女に、快感を感じさせるだけなら、思うままに触ればいい
喜ばせたいなら、まず男が喜べばいい…とこのような回答となっていくか
「こんな話をして、萎えるかと思ったけど…すごぉく血が集まってるね
焦らなくていいよ。
それに…、ほぉーら、これをすると大抵喜んでくれるんだけど、リクトはどうかな?」
勃起を見透かすように視線を男の股間にやれば…
ベルトを外す男に対して、自分で自分の膝裏を抱えつつ足をそろえて上に
丁度、男に向けて秘所を差し出すようなポーズ
下着に包まれた秘所は既にシミを作っており
いつでも男を受け入れられる、というアピールだ
あまり言葉選びに色気が無いのはご愛敬である
くすりくすりと笑っていることから彼女自身、楽しんでいることは間違いない