2025/10/13 のログ
ご案内:「八卦山・精窟」に胡蝶さんが現れました。
胡蝶 > 八卦山にあるという、通称『精窟』
帝国の人間を捕らえ、妖し達がその陽気を喰らうための場である。
そんな場から現れたのは悠然と歩み、誘うように一尾を揺らす、豊満を絵に描いたような狐。
仙狐である彼女は、本来このような場に訪れるような妖しではないのだが。

「うーん…やっぱり捕まえた子だとなんか新鮮味が足りないっていうかぁ…」

不満げな声を漏らす狐。
言葉の割に妙にツヤツヤしているのは、たっぷり精気を搾り取って来た証拠に他ならない。

「物足りないし帝都のほうに行こうかな~…」

あ、またあの狐来てる…と、封仙宮の妖し達が狐を見やる。
妖仙としての格だけは高く、乾坤宮にその身を置いていてもおかしくない。
そんな、「爛れ狐」としても揶揄されるこの仙狐。この場ではやや奇異の視線を集めてしまっている。

胡蝶 > 捕らえられ、弱った人間では当然精気の質も落ちるもの。
可哀想だとは思いつつも、妖しにとってはそれが食事な子もいたりするわけで。
割と人間と友好的な関係を持つ狐であるが、その辺りは仕方のないことと割り切っている。
気に入った子がいたりすれば、こっそり逃がしちゃったりすることもあるけど。

こちらに向く視線に笑顔で手を振ってみたりしつつ、誰も近寄ろうとしては来ない。
そんな周りの様子につまんないの、と少し頬を膨らませて見せる。

「どうしようかな…乾坤宮のほうにも顔出しておこうかなって思ったけど」

此処に寄ってきたことを咎められそうな気もする。
だって少しえっちしたい気分だったし…と、例え咎められても奥面なくそう答えるのであるが。