2026/01/07 のログ
ご案内:「タナール砦」にクレイさんが現れました。
■クレイ > 戦場の渦中。思惑が交錯する戦場。今まさに人間の抑えている砦が攻撃を受けている。のだが。
「くっだらねぇ」
この男、戦場の渦中の激戦区から離れ休憩していた。
なぜこうなったか、色々と理由はあるのだが、簡単に言えば依頼主の裏切りである。死ぬとわかっているような場所に送り込まれそうになったので拒否したら剣を突き付けられた次第。故に人間軍のはずなのに人間軍の包囲を突破してこうして離れに。
傭兵にはよくある事、割り切っているのでこうして戦場でサボタージュを決行している始末である。
激戦区から離れてはいるし、彼自身無抵抗を示す旗を背後にぶち立てている……が、種族間戦争にそんな物関係ないわけで、
周囲は人間の追手と魔族の死体が並び、どっちの味方かわからないような状態であった。
なお依頼主は既に戦場で”戦死”している。故に彼に犯罪歴は残らない。
■クレイ >
「さーて、どうするかなぁ」
とはいえ、それはそれとして現状あまり良い状況ではない。
依頼主のいない傭兵というのは言ってしまえばどっち共の敵状態。このまま人間の軍に合流するわけにもいかない。まぁ依頼主が死んだわけだし合流してもいいのだが、このまま人間の軍に合流したところでただ働きだし、そもそも迎え入れられるかもわからない。
じゃあ魔族に合流する?冗談じゃない、迎え入れてくれる奴などごくわずかだ。そのごくわずかにかけて魔族と合流するのは馬鹿らしすぎる。
つまり取れる手等限られているわけで。
「落ち着いたらサバイバルかぁ……だっる」
戦場が落ち着いたらこっそり逃走。そのまま1人でサバイバルしながら大回りで王都まで帰るルートである。つまりすっごく面倒。
ポケットの中には高カロリーのお菓子が入ってはいるが、これはそのサバイバルの貴重な食料だ。
はぁと壁にもたれかかる。
■クレイ >
「……いっそ捕虜?いやねぇな。殺されるわ」
そもそも人間軍も誰が敵で誰が味方かわからないわけで。今回の一件でまた敵が増えた。
このまま捕虜として武器を没収されたら流石に死ぬ。
くあぁと欠伸。
「さっさと戦場おちつかねぇかな」
もうどっちが勝つとか男からすればどうでもいいわけで。
新年早々とんでもない戦場に投げ込まれたわけである。
■クレイ >
少しだけ戦いの音が落ち着いた。
それを察知した男は物陰から首を出す。そして見えたものは。
「お」
おちついた戦場。というより殲滅戦に移行していた。どっちがどっちを殲滅しているかなんて関係ないので気にしていないが、どちらかが蹂躙されている。
こうなると蹂躙されてる側は逃げるのに必死、蹂躙してる側はテンション上がりまくりで視野が狭い。
つまりは逃げる大チャンスである。
「ま、良い報酬は貰ったよ」
命という報酬は貰ったとばかりに物陰からそそくさと退散。さっさと彼は戦場を後にした。
なお、後日では地獄のような戦場から生きて帰った等とあり得ない形で話が広まる。とてもじゃないが裏切られたので見捨てて逃げましたとは言えない男であった。
ご案内:「タナール砦」からクレイさんが去りました。