2025/12/10 のログ
ご案内:「タナール砦」に魔王ニルヴァローグさんが現れました。
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侵攻、三度(みたび)

黒き軍勢は以前よりも数を増やし、少数精鋭ではなくなっている。
オーガ、トロルだけでなく、ゴブリン、コボルトといった弓を扱う魔物が混じり、以前の侵略の穴を塞いでいた。

「さて…これはどう防ぐ? どう攻める」

まるで人間が抵抗する様をじっくりと観察するかのように、上空に佇み戦場を見下ろす。
大きな魔物が戦場の先端を押し上げ、黒肌のゴブリンが弓矢を射掛ける。
以前のような、魔法だけに頼った戦術では覆せない程に戦線は強固。
埒を開けるのであれば必要なのは一騎当千の英雄か、魔王を討つ勇者か、それとも──両者の隙を突く蛮勇か。

「…捕らえた人間は好きにするがいい。…如何様にもな」

蹂躙、凌辱。
黒肌の魔王は人が望むそれを好む。

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──以前よりも更に狡猾、強圧的な侵略を防ぐには駐屯する兵だけでは不十分。

程なくして砦の内部は凌辱の宴と貸す。
他愛のないといえば他愛のない、されどその光景は実に心地よい。

巨躯のアビストロルに腹が変形する程の剛直で貫かれ悲鳴をあげる女戦士も。
アビスゴブリンの集団に囲まれ穴という穴を弄ばれる女神官も。
その悲痛な感情と声の本流は魔王にとっては悦以外のなにものでもない。

「興が乗ったな…今日一番人間を殺した者は誰だ…」

「我に玩具となる誉をくれてやろう──」

薄く細められた瞳には残忍な色が満ちる。
玩具となる‥それは至高の魔悦を与えられる権利。──死ぬまで、であるが。