2025/10/05 のログ
ご案内:「タナール砦」にメイラ・ダンタリオさんが現れました。
■メイラ・ダンタリオ >
基本的に殺し合いにさえならなければ、タナール砦は管理と維持。
しかしこの何ともやりがいのある入れ替わりの激しい場所
其処にわざわざ居ることのできるイカれか見返りを求める者で溢れている。
居続ける事ができる者 強き者
荒れ狂い、しかし判断ができる者
求められる人材には人格は含まれない。
下水で糞を煮込んだような性格であったとしても、同輩がその背中に弩を向ける余裕があるのなら
ほかの者を殺すし、且つその糞煮込み外道を制することのできる人材がいれば問題はない。
―――聞こえるのは悲鳴と嘆き
―――聞こえるのは下卑た笑いとサド気の利いた声。
―――ここにいる見返りな適度な食料も水も酒もあること
―――そして、押し返した後に残る捕虜を適度に好きにできること
―――わたくしからしてみれば、眉すら動かすこともない些末。
それは、タナール砦での殺し合いを終えて少し経ち
小休憩のように砦の上で足の動きを止めているときだった。
「―――霧が深いですわね。」
先日、雨が降った。
そして涼風や冷えた水
蒸発した後に創り出したのか、一本目の木は見える。
しかし二本目からはシルエットであり霞むほどの濃度。
赤い多重輪の瞳は見えないものは見えない。
真夜中と月明りならともかく。
これは透明な壁に細かな傷をつけたようなものだ。
なんとも嫌な霧
現代ならば街灯があって初めて道の輪郭を見いだせる。
この時代なら霧というものがどれほど恐ろしいものか、想像がつくか。
怪物の代表的な能力にされるほどに、これはいなくていいものだ。
メイラも、愛用にしている兜を脱ぎ、裸眼で見ても全体が動かない煙で覆われたかのよう
幻想的で、危険で、忍び込むのには最適な。
警戒が上がるのは必須であり、見回りも増え、明かりは増やされ死角を潰そうと動くだろう。
殺し合いが始まれば、先が見えない場所での、文字通りの殺し合いとなるに違いない。