2025/09/21 のログ
ご案内:「タナール砦」にミランダさんが現れました。
ミランダ > 魔族と人間がとったりとられたりを繰り返すタナール砦。
人間側が砦を攻め落とし、魔族の反撃に備えての修復や準備に人や物が忙しなく行き交っている。

戦のあとの血なまぐさい臭い、勝ち戦のあとの高揚感、力では上の魔族への畏怖から来る焦り。
ここにいる人間たちの思惑や行動がごったに混ざってなんとも言えない雰囲気である。

「……完全に場違いね」
傍らに礼儀正しく控える愛犬の頭を撫でまわしながら独り言つ。

戦となればけが人は事欠かず、たまたま手すきだったポーション屋にも声がかかった。
臨時出張所として砦の隅にスペースを与えられた魔女が一人。
時折来る傷病者にポーションを配給していくお仕事だ。

この場では完全に「赤」であるが、軍からの手当てと魔族の素材を手に入れられることを考えればトントンだろうか。

それにしても、と魔女帽子の下の青い目が侵入者を防ぐであろう高い砦の壁へと向けられて。

「……修復間に合うのかしら?」

激しい戦いの跡のまま、工兵や人夫の頑張りで修復作業を行っているもののいささか不安である。

ご案内:「タナール砦」にミランダさんが現れました。