2026/01/25 のログ
ご案内:「無名遺跡」にエレイさんが現れました。
■エレイ > 「──うーむ、ここはハズレですかねぇ?」
とある無名遺跡の中。
風変わりな銀のジャケットを羽織った金髪の男は、他に誰もいない小部屋で床に座り込んで休憩しながら独りごちていた。
最近新たに発見されたこの遺跡に、暇つぶしも兼ねて意気揚々とやってきたはいいものの現状ではこれと言ったものも見つからず、
時々遭遇するそれほど強力でもない(当人比)魔物を処理しながら探索するだけの
男にとっては退屈なダンジョンアタックになってしまっていた。
「俺の勘ではなーんかありそうな気がしたんだがなあ……──む? これは……」
眉下げてボヤキを続けていたところ、不意に魔力の動きを近くに感じて男はぴくりと反応する。
ようやく何か起こりそうか、と少し気持ちをウキウキさせながら、魔力を感じたほうへと目を向けるが、そこにあるのはただの壁。
この向こうに何かあるのか、場合によっては力技でぶち抜くのも選択肢の一つか。
そんなことを考え始めたところで、また魔力の動きがあり──
「……お?」
その壁に、小さな丸い穴が空いた。
穴の向こうを覗いてみれば、どうやらこの部屋と同程度の空間が広がっているのが見える。
そして──そこに女性が転移魔法らしき光とともに出現した。
女性側の部屋には出入り口がなく完全な密室になっている。
外に通じているのは男のいる部屋の側に空いた小さな穴だけだ。
そして、転移されてきた女性はその部屋の中、穴の上部の壁面に刻まれた文章を目にすることになるだろう。
内容は以下の通り。
『この穴は隣の部屋の男性と性的接触を行うことで広がる。この部屋を脱出したければ
男性に協力を仰ぎ穴を広げるべし。なお、この条件は男性側に伝えてはならないものとする』
要はエロトラップの一種である。
男が今いる部屋に男性が入ったところで、遺跡内にいる女性がランダムに選ばれ隣の部屋に転送されるという仕組みだ。
あえて条件を伝えさせないことで、行為を事務的なものにさせないようにしようという意地の悪さが感じられる。
さて、不運にもトラップに選ばれてしまった女性は果たしてどんな反応を見せるのか──
ご案内:「無名遺跡」からエレイさんが去りました。