2025/06/22 のログ
ご案内:「無名遺跡」にネフェルティさんが現れました。
■ネフェルティ >
「──全く。少し放おっておくとすぐに増える連中だ」
そうぼやくのは、無名遺跡の廃墟の一角を陣取った盗賊達の頭である昏い肌の女だった。
盗賊団のアジトもある広大な無名遺跡。そこには当然魔物…モンスターも棲み着く。
中には、遺跡を探索にきた冒険者の女などを襲い繁殖する者達もいる。
それは主にゴブリンやオークといった、人間に近い生殖構造を持った魔物だ。
「巣の一つ二つ潰したくらいじゃ連中は絶えん。
アジトに近寄る気が置きないよう徹底的に甚振ってやれ」
屈強な男盗賊達は命令に従い各方向に散ってゴブリンやオーク達を殲滅すべく戦闘を繰り広げてゆく。
女自身は動かず、廃墟の奥の石椅子に鎮座し…その足元には──。
「良かったな?命が助かって。
お前のツレの女は、連中の孕み袋にされたようだが。
そっちも生きているぞ。連れて変えるといい」
表情一つ変えず、淡々と言葉を投げ落とす昏い赤の瞳。
それに映るには全裸に剥かれ、拘束された冒険者…まだ若い少年だった。
暇潰しだと言わんばかり、露出した陰茎を女の趾が巧みに弄んでいた。
「──、一歩間違えればお前も殺されて餌だったろうに、元気で結構なことだ」
爪先で脈打つ男根に薄く眼を細め、嘲るような言葉が続く──。
■ネフェルティ >
「そら、無様に果てろ…。
……お前の女も、お前がこんなに情けない男とは思っていなかっただろうな?」
堪えようもなく、腰を浮かせながら射精させられる少年冒険者を見下ろし、言葉の刃は更に抉ってゆく。
「自分はゴブリンに犯され、オークに孕まされて、冒険者としては終わり。
そんな女を守れなかったお前はこうして雑魚ちんぽを勃起させてお楽しみだ」
尊厳を踏みにじるような言葉と行為──。
別段、少年の顔が好みであったとか、そういうわけでもなく。
盗賊達が辺りを殲滅するまでの間の飽くまでも暇潰し。
「おまけに堪え性もない早漏ではな。
女も連中のほうが善かったかもしれん。ははは」
嘲り笑い、丸く鎮座する陰嚢を踏みつけてやれば低く呻くような悲鳴があがる。
「(──飽きたな)」
そんな遊びにも飽きれば、冒険者の少年をその姿のまま蹴り転がし、立ち上がる。
「…あいつら、どこまで行った…?
あちこちからまだ連中の気配はするが」
やや気だるげにそう零し、石椅子に立てかけてあった巨大な円月輪をその諸手へと取る──。
ご案内:「無名遺跡」にロッソさんが現れました。
■ロッソ > その遺跡は、人間にとっても人外にとっても都合の良い狩場という見方もできただろう。
片や功名心や魔物討伐の報酬を得るために。
片や食料や繁殖用の牝を調達するために。
前者の内、実力相応の輩が突貫するなら兎も角、目の栄誉に目がくらむ者が居るのも間々あること。
本来なら、そのまま朽ちてしまうだけの話ならシンプルなのだけれど。
「あー…もうちっと浅い階層に居てくれりゃ楽だってのに。
ソイツらじゃここに至るまでの力量も無ぇんだからってアテが外れただろ。」
斯様なボヤキが、暗がりの中から。
ぬぅ…っと姿を現した男は、ダンジョンに挑むというような装備を殆どしておらず。
街中を散歩しているのと変わらない軽装で、精々が腰に剣を帯びている程度。
そんな存在が、低級とはいえ魔物が跋扈する中。
加えて、女の部下が方々に散っている中。
ふらりと現れたことが異常といえば異常か。
「ここまで連れてきたのはお前さんらか?
だとしたら、そりゃまた手間を増やしてくれてドーモ。
敵か味方かってのは…あぁ、まぁ、そこのガキとツレの状態次第な訳だが。」
発達した筋肉に覆われた長身の体。
それより何より、薄暗い部屋の中でも一際鮮やかな赤の目と赤の髪が印象的だろうか。
男が言及したのは、拘束されたまま辱められたと思しき少年と、
連れ立って分不相応な冒険に冒険に出た少女。
そこんとこ、どーよ?と、左耳を小指で穿りながら、緊張感の欠片も無く。
■ネフェルティ >
「…オークでもやってきたのかと思ったじゃないか」
念のために武器を持ったが、魔物の類ではないらしい。
──その割には警戒信号が盛々に働く。調子を崩すことはなく、武器を手放すことも今はしないほうがいい。
「ああ。小部屋に拘束されていたから此処までは連れてきた。
連中の巣の部屋なんぞ狭いし臭いしでそのまま使う気にはなれん」
円月輪を提げたままの両手を大仰に広げて見せながら、その細い肩を竦める。
別に嘘は言っていないし嘘をつく必要もない。
そして、この両名を気にかけているということは、だ。
「ギルドか何かの依頼でこいつらを探しに来た傭兵か冒険者か。
見ての通り、女はかなりダメだが男のほうは十分元気だ。連れの女の前で勃起できる程度にはな」
言いながら、転がる少年と少女を交互に見やる。
少年は少しの外傷こそあるものの、辱められただけに過ぎない。
一方で少女のほうは…心此処にあらずといった様子で、放心状態のまま横たわっている。
ゴブリンに嬲られ、オークに仔を孕まされ──肉体は無事でも精神は、既に壊れかけている。
「しかしこいつらは我々が助けた。いわば我々の戦果だ。
引き渡しというなら何かしらの対価をもらうぞ。デカブツ」
見上げるような偉丈夫を前に、その口調と視線は威圧的に男を見上げていた。
■ロッソ > 自身の風体を客観視できる程度にはオトナなのだろうか。
オークなんて揶揄されても、へらりと笑って流し。
相対する女が、得物を手にしているのさえも特に気にした様子もなく。
経緯の説明に、ふんふんと軽く頷いて納得する様子さえ。
「御明察のとおり、ガキには鈴を付けておけってのが分からん連中が多くて、貧乏暇なしだ。
そんな俺が、まともな対価を払えるように見えるんなら、ちぃと目の医者に掛かることを奨めにゃならん。」
男もさして隠し立てをするつもりはないらしい。
あくまで”さして”故に、唇の裏側に何を押し留めたかは憶測を呼ぶ余地があろうか。
険のある視線を向けられても、表面上は穏やかなものだ。
この男にしてはと注釈をつける必要があるが。
このガキ共が消息を絶ってからの日数を考えれば、命があるだけ幸運だろう。
その幸運な未熟者たちを連れて帰るのが仕事ではあるけれど。
世情を知らぬ依頼者たちが、二人の状況を見て何を喚き散らすかを想像すると、眉間に皴が一本。
悩ましい状況で追加の支出なんて真っ平御免なのは、人間らしい思考か。
「戦果だから手に入れたって理屈なら、俺も”戦果”で手に入れちゃならないって法は無ぇよな。
痛いのとか面倒なのは好きじゃないだろうし、うっかり戦利品を巣穴の奥に忘れ物したってしねぇか?」
ほれほれ、俺って平和主義…なんて、両手を肩口の高さに掲げて。
どう見ても腕っぷしで解決というのがしっくりきそうな風体の癖に。
そう、人間に対しては一応の会話が成立しよう。
ひとまず一方的に最大限の要求をぶち上げるだけの傲慢さを、会話と呼べるのならだけれど。
■ネフェルティ >
「言ってみただけだ。どう見ても脳筋に見える。
お前のほうこそ、どうせ女のほうはこんなのを連れて帰ることになるくらいなら、
死体を確認して帰った。ぐらいにしてもいいんじゃないか?」
それとも仕事には真面目なのか。
女の体躯に比較すれば巨大な円形の刃を床へと落とす。
その重量で石畳に突き立ったそれに腰掛け、やれやれと足を組み上げながら。
「こちらとしても使い潰すだけの女と奴隷用の男一人ずつ。
お前みたいなデカブツとやり合うのに見合う価値があるかと言われれば微妙だ。
つまるところお互いこいつらに大した価値はないだろう」
本人達が聞いている傍らで淡々と口から漏らされる言葉。
別にこいつらなどどうでも良いが、どうせなら何か引き出してやろうという腹だったのは明白である。
「見てくれからでもわかる、並の戦力じゃなさそうだ。
つまらん仕事は放り捨てて、いっそ私の盗賊団に入らないか? 十二分に使えそうだ」
そして偉丈夫に向けられるのは、まさかのスカウト。
もし途中ですれ違いでもしたならば、盗賊達が屈強な男達ばかりということも伺えただろう。
最も、今回のボスの命令はゴブリンとオークの殲滅。男に手を出す輩はいなかっただろうが。
■ロッソ > 僅かなりとも男の表情が動いたとしたら、オーク扱いよりもストレートなの脳筋呼ばわりの方が。
心外だ、と表情に出ないでもない。
女が扱うには物騒過ぎる得物を手放したのを見届けると、力なく横たわっている少女の方へ。
ダメには違いないが、どの程度ダメなのだろうと自らの目で確かめんと。
下半身丸出しで、元気にナニを撃ち放った様子も見られる少年の方は、
精々性癖が歪むぐらいかと、雑に見ている様子で。
「生憎と、天に召されていても連れ帰るってのが依頼でな。
何でも、御座におわしますヤンゴトナキ…あー…供養せにゃならんとかで。」
どこぞの宗教的習俗により、弔われるのが必要だと熱心に語られていたが。
超常の存在に近しい立ち位置の男には、勝手なルールを拵えたもんだという感想しかない。
そんな折に飛び込んできたスカウトに、少女を検分していた視線を女へと向けて。
「通りがかりに見たが、そう人材不足で困ってるようにゃ見えなかったがね。
真っ当な稼業には見えないし、王都で大手を振って娯楽に興じられない身の上ってのは御免被りたいもんだ。」
犠牲者二人や依頼人程には世情に疎くはないつもりだけれど。
それでも、対人間となると情報のアンテナが鋭敏とは言えず。
流石に風体から、傭兵団というよりは野盗の類と目星は付けるも、名にし負う盗賊団とは認識していない様子。
「飲んで、喰って、ヤって。
懐が温かけりゃって条件は付くが、辺境で得られるモノに比べたらより取り見取りだろう?」
それを手放すような利を提示できるのかと、軽口を叩いて。
口ぶりから十分な俗物であることは疑いなかろうが。
■ネフェルティ >
少年の具合は見立て通り、少女のほうは…魔物に加減なく嬲られたのだ。すぐにも命が消える程ではないが、連れ帰っても手厚い治療と浄化が必要だろう。
連れ帰れば依頼の内容は果たせるか。
「馬鹿を言うな。人材なんて吐いて捨てる程あっていい。
うむ。ご明察だな。…多少は名が知れたと思っていたがまだまだか。
というわけでお前みたいな強そうなやつには一応声をかけることにしている」
まぁ快い返答には期待していなかった、と。
「ウチで戦果をあげれば褒美に私が抱いてやるぞ。と言うと案外折れる男もいるな。
とはいえ、女には苦労してなさそうな口振りだ。さっさとそいつらを連れて帰るといい」
ついでに此処で盗賊団らしき集団と遭遇した…ということを報告されれば…それは逆に美味しいことだ。
勇み足の冒険者達が次々やって来てくれることだろう。