2025/10/02 のログ
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/廃温泉宿」にレフェーリアさんが現れました。
レフェーリア > 山に実った薬草や木の実を集めている内に気が付けば日暮れ、というのは何ら珍しい事ではなく。
焚火を用意して野宿の用意をするのが常でもあったが、今回の場合は少し勝手が違っている。
日中にも湯気がもうもうと立ち昇っていて、今では明かりの無い場所。

試しに探ってみたならば、そこにはとうに人の手から離れたと一目で分かる崩れた扉に腐食した木々、枝葉の散らばる室内。

採算が取れなかったのか、それとも魔物や山賊にでも襲撃されたのか定かではないが。
こんな山脈に廃れた宿、何を売りとしていたのかは大いに知れ渡っているもので。

「……まだ、あったかい……」

苔むしてはいるけれども、奥へと進んでみればそこにあったのは紛れも無い湯船。
おまけに手桶もいくつか用意して、水温はまだまだ高いもの。
まだ残っていた源泉を見付けられた事は運が良い。水面に浮かぶゴミを何度か掻き出してから、一人静かに湯浴みを始めていく。

「入ろうかな、どうしよ……」

ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/廃温泉宿」にボルフライさんが現れました。
ボルフライ > 人里離れた自然地帯、そこにかろうじて整備されていた跡の残る廃宿。
そしてそこに未だ天然の温泉が湧き出ているのであれば、当然の如くここを利用していると思しき生命の痕跡が残っていたりするだろう。
それがただの無害な野生動物程度であればともあれ、そうではない魔物や山賊といった者たちがこのような場所を放置するわけもないだろう。

だからこそ彼女はそこにいるのかもしれない…

入るかどうか悩んでいる彼女の耳にはっきりと聞こえてくる、傷んだ木々の床を踏みしめる足音。
それはずっしりとした、力強い足取りであると感じさせる。
それと同時に滲み広がる気配が、彼女のよく知る人物であることを意識させもするだろう。

「ふん、お前はいつも妙なところにいるな」

探検家でもあるまいにと思いつつ、姿を見せたボルフライは彼女の姿を見ても驚いた様子はなく、いつも通りの光景といった様子だ。

レフェーリア > 源泉が枯れていない、どことなく感じ取れる痕跡、湯船の中に浸かるのではなく湯浴みだけで済ませようとしたのも頭で警戒を残していたであるが故、だったりする。
折角だから浸かってみようかとそっと手を湯船の中へと沈めようとした所で、やって来たのは人の気配。
男湯や女湯の判別も当然ながら付いていないが、それ以上に下腹部をぞくり、と感じ取らせる異質な感触に誰がやって来たのかも確かめる前に読み取れてしまって。

「……たまたま、です……」

紆余曲折もあって相手にも、相手の相方である馬型魔獣にも密接な関係を結んでいる相手を前にして、裸を隠そうともせず姿を確認してから湯船の中へと身を沈めていく。
無防備な裸体に見覚えのあるかもしれない鞄の中からここら一帯の木の実や薬草が詰まっていれば、何が来ているのかも分かるものだろう。
今更、警戒も何も無駄になったとは、彼女も理解出来ていて。

ボルフライ > 「まぁいい、俺もお前の気配がしたから気まぐれに来ただけだ」

彼女は裸体を隠そうともせず、湯舟の中に入っていくあたり警戒する必要が無くなったため遠慮なく身を清められるという意味か。
たしかにボルフライのその特異な気配によって、ここら一帯の野生動物から魔物まで距離を置き始めているのだが。

ボルフライは彼女の手荷物である鞄、そこから少し零れている木の実を一つ手に取る。
ボルフライが摘まむと木の実がとても小さく見える。

「薬の素材か…今も昔も変わらんな」

彼の言う昔がどれほどの前のものか定かではないが、いつの時代も基礎的な治癒方法は変わらないものなのだろう。

「それで、レフェーリア…会いに来たのだから当然、お前をグズグズに嬲るつもりでいるが、さて…どんな風に愉しんでやろうか」

いやらしい表情の一つも浮かべることもなく、まるで彼女を犯すことが義務であるかのように堂々を振る舞うボルフライは一瞬魔力を放出する。
するとレフェーリアの入る湯舟の中に、ずるずると極太の触手が彼女に近づいてきていた。

レフェーリア > 身体を湯船に沈めて苔むして滑りを帯びた底に足を触れさせていきながら、座り込めば首まで浸かれる深さを感じ取る。
膝立ちになって相手の方に顔を向ければ、ある意味では普段通りにむっぢりとした乳房が水面にぷかりと浮かび上がる扇情的な姿を見せ、隠そうともしていない。

「……どうするのか、は、お任せしたいのですけれ、ども……っ」

端から見たらこれも淫らさの垣間見える会話であったけれども、今更の話だから仕方がないとしか言いようがないもので。
暖かな湯の中に身体を沈めたとは別の理由で身体がじわりと熱を帯びるのを感じながら、相手の反応を待っている。
辺りから聞こえてきたがさごそと茂みを掻き分けたのはこの場から離れていく何かの気配と。

「っふぁ……何、ですか……ぁ……」

ぞわぞわと水面が揺れ動く姿から何かがやって来たのかと思ったが、相手から視線を外そうともしない。
その代わりの様に、下腹部の疼きと体に走る熱気のまま、両足を開いては温かな湯の中には艶めかしく綻んだ肉穴が露になって。

ボルフライ > そのあとのこの寂れた宿の跡地からは、まるでケダモノのような咆哮が一晩中続いたのだとか。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/廃温泉宿」からボルフライさんが去りました。
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/廃温泉宿」からレフェーリアさんが去りました。