険しい山々が連なる九頭龍山脈。
その麓には「山賊街道」と呼ばれる街道が走っている。
その名の通り、山賊などがよく出る場所であり、山の近くや山中を歩く際は注意が必要である。
山賊のアジトなども山中に数多く存在している。
財宝が眠るという洞窟やダンジョンも数多い。
その一方、温泉がよく出る場所でもある。
そのため、温泉宿なども点在し、湯治に訪れる兵士なども少なくない、

※山賊街道や山の中など、そのようなシチュエーションなどでお楽しみください。

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参加者(0):ROM(1)
Time:12:38:33 更新


ご案内:「九頭龍山脈 山中/自然温泉」からアルジェントさんが去りました。 (11/28-17:28:21)
アルジェント > ───ふわ、とため息にも似た欠伸を一つ。
一度冷えた体を温め直すまで、もう少しこうしていよう──。
(11/28-17:28:15)
アルジェント > 天然の湯船とそう表現するには少々狭くはあるが、体を沈められる程度には深いし、足は延ばせる。

ざぱ、と体を半分引き上げて、湯のしぶきを散らす。
今度こそ薄まった血の匂いに一息ついて、濡れた手でいい加減に髪を後ろに梳きやった。
中途半端な長さの毛先から湯が滴り、濡れた肌の上を滑り落ちてゆく。

大取物というわけではないが──、駆除指定の魔物だった。
落ち着いた後でギルドにもっていけば、とりあえずは依頼達成ということにはなるだろう。

───特に急く様な期限が設けられていたわけではない。
予想より流れた血を洗い流す程度の時間くらいはあるからこうして湯に身を浸す。

山中に点在している温泉宿を訪れなかったのは単に場所の問題だった。
わざわざそうしなくとも、多少の不便に目を瞑れば、この辺りはこうして勝手に湧いてたまった湯だまりがそれなりにあるから、というのも理由の一つ。
(11/28-15:52:49)
アルジェント > 山中、硫黄の香りが鼻腔を擽る温泉地帯。
湧き上がる源泉から少し離れた場所、川辺と交じり合う場所でちょうどいい温度を保つ自然温泉。

湯気がけぶる中を、傍の川で浴びた血潮を洗い流した女がゆっくりと身を沈めた。

「あ゛ー………」

衣類は適当に高くなった岩場に。その傍らには仕留めたらしい魔物の躯。
硫黄の香りは鼻につくが、それよりも鬱陶しい血生臭さが押し流されていくのに目を細めた。

ついでに水で冷えた体もじわりと温もりを取り戻す。

蒼鈍色の毛並みを濡れた手でかきやり、ついで少し鼻を鳴らす。
まだ少し残る血の匂いに、ざぶりと、顔の半ばまで浸かり。
(11/28-15:02:32)
ご案内:「九頭龍山脈 山中/自然温泉」にアルジェントさんが現れました。 (11/28-14:51:13)
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からトリシャさんが去りました。 (11/26-22:48:25)
トリシャ > 「失敗しましたね…」

雨が降る気配もなかったので乗合馬車を使わず徒歩で九頭龍山脈を越えようと考えての出発。
麓で一泊せずとも最短で進めば超えれると考えていたが、途中より天候が悪化し雨が降り始める。

そうなっては山越えなど出来るはずもなく、途中で山小屋を見つけては駆け込み。
そこで雨宿りをして止めば出発するつもりであったが、雨は強くなり。
これはここで過ごすしかないと考えてはぼやいて泊まる用意。

「最低限はあるみたいで助かりますね」

暖を取るための小さいとはいえ暖炉があり、毛布もある。
テーブルや椅子もあるのでこういう時の避難所なのだろうと考え。

それならば遠慮なく使わせてもらおうと決めては暖炉に薪を入れて火をつけ。
室内を温めながら窓を打つ雨の音に耳を澄ませて。
(11/26-21:16:27)
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」にトリシャさんが現れました。 (11/26-21:11:44)
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」から彷徨う獄吏さんが去りました。 (11/24-01:15:40)
彷徨う獄吏 > 澄んだ空気は深い森に流れる全ての音を魔物の耳に届けたが、街道を通る姿はついぞ見つからなかった。
魔物は小さく唸ると、身動ぎひとつしていなかった身体を鳴らすように気だるげに首や肩を捻る。

『─、───。』

詠唱を始める魔物の周囲に魔法陣が現れ、それを魔物が潜っていけば重々しい鎖束の擦れる音だけが森の静謐に響いていく。
その音が掻き消えていく頃には、木立の間にあった巨体の影はどこにもなかった。
(11/24-01:15:37)
彷徨う獄吏 > 陽が暮れて闇が山脈の麓を包み始める頃、街道を見下ろす木々の影で赤い瞳を爛々と輝かせる魔物の姿があった。
月明かりに照らされる街道の影で、その巨体をまるで木々の一つのように見立て、傷跡も消えた太い腕に握られた棘の生えた杈が恐ろしい枝のように影を伸ばしている。
魔物はその場からピクリとも動かずに反対の腕に携えている鎖束の擦れる音すら立てない徹底した隠密ぶりだった。
そうして身を隠している魔物は街道に注意深く視線を配り、音にも注意を払い、獲物たりえそうな馬車や旅人が通りかかるのを待ち構えていた。

「…………」

魔物が襲う対象の多くは人間であり、それらは夜目が効かず鼻も鋭敏ではない。
日中堂々と襲うよりも確実な手段を取る魔物は、決して人通りの多いとは言えない山賊街道で何時間も待つことを選んだ。
大規模な食糧の調達の必要があれば村をも襲う魔物であるが決してその身は不死身ではない。
討伐を避けるための不気味なほど機械的な所作は、魔物が今まで生き永らえてきた理由の一つだった。
(11/23-23:46:57)
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」に彷徨う獄吏さんが現れました。 (11/23-23:30:32)
ご案内:「九頭龍山脈 山賊街道/山中」からエレイさんが去りました。 (11/22-00:49:33)
エレイ > 男の予想通り、その晩雨は止むことなく降り続け── (11/22-00:49:31)
エレイ > 「──ほう……」

ぱらぱらと雨が降る夜。
山中をランタンを携え散策していた金髪の男は、その道中で山小屋を発見して足を止めた。
男は顎に手を当て思案するような仕草をしながら、その小屋をジロジロと眺め。

「ほむ……ちょうどいいから今日はココに泊まるとしようかのう。雨もこの後強くなりそうだしな」

そう独り言ちておもむろに近づけば、一応軽くノックをした後扉を開け、中へ。
明かりの灯っていない小屋の中を、ランタンを掲げて照らして眺め回す。
中には木製のテーブルが一つに椅子が2脚。
壁沿いに設置された木製の幅広のベンチのようなものは、布団のような寝具こそないが、おそらく寝床だろう。

「──ふーむ……ちょっと埃っぽいがたまに利用されてはいるといったところかな……ウム、上等上等」

などと満足気にウンウンと頷き、テーブルの上のホコリを軽く払うと、ランタンとバッグをその上に置く。
ランタンの光は室内全体を柔らかく照らし、その光は窓から漏れて外からも伺えるだろう。
椅子のホコリも軽く払ってから、ゆっくりと腰を下ろし。

「ふぃー……──うおっ。何だ急に強まってきた雨脚」

一息ついた所で、ざざ、と急に雨音が大きくなって軽く驚きに目を丸める。
まさにすんでのところで屋根のあるところに入れた自分のタイミングの良さに
さすが俺、などと内心で自賛しつつ、タオルを取り出すと濡れた髪や顔をわしわしと拭い始め。
ゴロゴロと雷も鳴り始めたのが耳に届くと、こりゃ今夜中には止まない奴かな……と呟きを漏らし。

「折角だから誰かもう一人ぐらい来てくれりゃあいいが……こう雨がキツいとさすがに厳しいか?」
(11/21-23:25:23)