2025/11/20 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” どこぞのカジノ」にタマモさんが現れました。
タマモ > 今日も賑わいを見せる、幾つか点在しているカジノの一つ。
そんな中、少女はいつものように、稼ぎに精を出していた。
…いや、普通に考えるならば、勝負には勝ち負けがある、必ず稼げるとは限らないものだ。
しかし、事こうした賭け事に対しては、少女はかなりの強さを見せる。
現に、現在楽しんでいるスロット、真面目にボタンを押しているように見えないのに、足元にはメダルの詰まった箱の山。
再びぽん、ぽん、ぽん、とボタンを叩けば、面白いように揃ってしまうスリーセブン。
じゃらじゃらと、溢れ出るメダルが、次の箱を埋めてゆく。

「いやはや、毎度の事ながら…と言うものじゃのぅ。
そろそろ、別のげーむにでも移って、他の楽しみ方ってのも、悪くはないやもしれんなぁ」

よいせ、と次の箱を、積んであった箱の上へと置き、ふぃー、と一呼吸。
ぐーっと軽く伸びをしながら、一段落か、手を止めて、そんな呟きを零す。

こうした場所の、パターンの一つだ。
適当に稼ぎ、それを種にして、他人に勝負を挑んで好きに楽しむ。
まぁ、この少女の事を知って挑む相手なんてのは、そうそう居るものではないのだが。
たまに、知らずに挑んで来る相手も居るものだから、楽しみようがない訳でもないのだ。

タマモ > 詰まれた箱から、かなりの金額なのは見て取れる。
それを台車に乗せて貰い、次なる勝負へ挑む為、ぐるっと他のゲームを見渡してゆく。

ダイスも良いし、カードゲームも悪くはない、運に頼るゲームも少女は大の得意としているのだ。
そうした場所で勝負している客、目に付くような相手が居れば、持っているメダルを掛けて一勝負を挑んでみたいもの。
もちろん、賭けるべきはメダルやチップだろうが、こうした勝負の時は、大体相手には自身を賭けさせる。
なにせ、こちらには箱積みされた大量のメダルがあるのだ、全額賭けようと、己に痛手はない。
それに対し、勝ったら手持ちは残したまま、楽しめるのだ、これ程有利な賭けはないだろう。

相手には一時の夢を見させ、落とす、そうした時の相手の反応とかも楽しんでいるのだから、性質が悪いと言えよう。
まぁ、あれだ、たまにはそうした楽しみ方も良いだろう?と言うのが少女の主張だが。

ともあれ、それも相手が居てこそだ。
目に付くような相手が居なければ、楽しむ以前の問題。
その場合は…素直に、この勝ちを持ち帰っても良いのだ、己に損は何もない。

ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール” どこぞのカジノ」からタマモさんが去りました。