2025/06/14 のログ
■グリード > 「お、来た来た。」
連れてこられた女性等は、目に生気も無く後悔と現実逃避に終始している様子だった。衣類も剥がされ、申し訳程度に残るのは下着のみ。
今連れてこられた意味すら理解していない様子。
故に……ピシャリ、と一人の頬を張った。
「お前らはぁ──負け額払いきるまでただのモノ。これからしっかり刻み込んでやるからな。」
非難の声を上げる者、四つん這いで逃げ出そうとするものも、すぐに従業員に捕らえられる。
それから、責任者へ「あれ、頂戴。」と頼めば、届けられた紅い革の首輪と手枷。
重たい金属音を響かせる鎖。 とりあえず買い取った二人に繋ぐ鎖と革の拘束具。
身包みを剥がされ衣類も与えられぬままに引き摺りまわされるカジノの中。
勝利に酔う客や敗戦の鬱憤を晴らすように口笛や汚く淫らな言葉が女たちに掛けられる。
そんな最中でも、まだ無謀な賭けに狂い、堕ちてゆく女性。その末路を目の前にしても尚、張ってしまった以上後には引けない。
そのルーレットの出目が天国か、地獄か……
■グリード > 残念ながら出た目は……
結局胴元相手のギャンブル等、すべきでないという教訓を得る前に身を滅ぼす女達。
胴元が金を貸してまで賭けさせる事の意味を理解した頃にはもう。
男の手に握られた鎖が一本増えただけの話。
賭けに狂った女達の人生が狂い堕するのはもう少し先の、話。
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」からグリードさんが去りました。