2025/06/13 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス “ハイブラゼール”」にグリードさんが現れました。
■グリード > 本日は少しばかりの出張。呼び出されたカジノの酒場。
そのカウンターに腰を下ろし注文するべくもなく差し出された一撃で意識を持っていかれそうな酒。
くっと一気に煽って飲み干せばグラスを返す。吐きだす息が熱を帯びた錯覚に襲われながら暫く待つ事数分。
管理者然とした姿の男が近寄り、紙に書かれたリストを手渡してきた。
「あーあー……ご丁寧にカジノと勝負しちゃってまぁ……。」
紙には、名前と年齢、スリーサイズに負け額。負けたギャンブルの種類が書かれており何れもルーレットやらカード絞りの類。
身包みを剥がされた女の行きつく先は、この島の見世物小屋ならまだマシで、
売り払われてしまえばそれこそ人生の取返しが着かないかもしれない。そんな世界。
「とりあえず買うかどうかは見て決めるから、連れてきてよ。これと、これと……この辺とか。」
そう、依頼すると管理者は姿を消す。その間もカジノのあちらこちらで悲鳴と、歓喜の雄たけびと、絶望の嗚咽が飛び交う。
欲望に飲まれた者の末路。傍から見る分にはこれ以上の娯楽もない。