2025/12/02 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場/医務室」にレフェーリアさんが現れました。
■レフェーリア > 本日彼女が闘技場の中に出向いたのは、入った覚えのある牢屋、または映像記録が幾らか残っているかもしれない舞台上でも無く。
血気盛んな面々の勝敗が決まった後、勝者も敗者も等しく訪れる事のある医務室であったが。
「…………」
歓声が響き渡って聞こえる程の舞台の割には、割と余裕があったりもする。
基本的に敗者は嬲られるか手酷く扱われた末に奴隷として移送の算段を整えられたり、
或いは命を散らしてしまったならばそれまで、と殆ど治療の必要がない者も何ら珍しくはない。
かといって勝者は勝者で血沸き肉躍る戦い…を求めてやって来た者ばかりかと言えばそんな訳も無く、何かしらの理由の元に好き放題扱っても良い弱者相手には治療が必要なほどの深手を負う事も無い。
という訳で、たまに担ぎ込まれて来たりもするが、規模の割には案外暇な時間を過ごす事になっている。
やがて相手がやって来るか、それとも当番の時間を終えた時に誰かが話しかけて来るか。
「…………っ」
じわり、とまた舞台上で繰り広げられる闘争ならぬ卑猥なショーの光景に、自然と頬に熱を帯びるのが分かるもの。
今は負傷者を救う仕事なれども、存外仕上がっているらしいもので。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場/医務室」からレフェーリアさんが去りました。