2025/07/02 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 港湾都市ダイラス、アケローン闘技場。
今日も今日とて、何かしらの戦いが繰り広げられている。
その内容は、その試合を開催している主催者によって、色々と変わる訳だが。
さて、今回は、どんな試合かと言えば…
負けは対戦相手の降参と、場外のみ、それ以外は何をしようと構わない。
主催者が用意した対戦相手、5人を全て倒した挑戦者には、豪華賞品が手に入るとかどうとか。
まぁ、ぶっちゃけ賞品とか、己にとってはどうでも良い。
なぜならば、今回、少女は用意された対戦相手、として参加しているからだ。
しかも、最後である5人目の対戦相手として、である。
………うん、分かる者には分かるだろう、まったく賞品を与える気はなさそうだ、と。
ただ、今のところ、己の出番はないみたいで、お呼びは掛からない。
実のところ、己の前の4人は大して強くはない、との話。
本命は、己と戦わせ、そこで繰り広げられるりょうじょk…もとい、戦いを見せる事なのだが。
なかなか呼び出しのない状況に、今回の挑戦者はハズレばかりか…とか思っていたら、掛かる声。
どうやら、4人の対戦相手を勝ち抜いた者が現れたらしい。
「あー…うん、やっと出番が来たのか、良かった良かった、出番がないまま終わると思ったぞ?」
ぐーっと伸びをして、控室から扉を開き姿を現わす少女。
そのまま、4人を勝ち抜き、賞品を手にするまで後一歩、そんな希望や期待を胸にした挑戦者。
それがどんな相手なのか、どんな風に楽しもうか、そんな事を考えながら。
観客の歓声が響く闘技場へと、向かうのだった。
■タマモ > 相手の情報は、本来ならば、受け取れるはずなのだが…それはしない。
本人を前にして、色々と試してこそ、楽しみ甲斐がある、と言うものだからだ。
…楽しめそうにない相手、だったら?
いやいや、どんな相手であろうとも、楽しんでこそ、である。
まぁ、だからこそ、今回の試合参加の依頼が舞い込んできた訳だが。
長い廊下を歩き、向かう先に見えて来る明かり。
少し相手の実力を見てから遊ぶか、初手から遊びに行くか。
………依頼内容に沿って考えるのならば、後者なのだろう。
と言う訳で、今回の方針も決まったところで、舞台も見える位置までやって来た。
己からも、相手からも、今回の対戦相手がどんな感じなのか、見えて来る事だろう。
■タマモ > これから始まる戦い、しかし、その対戦相手の少女が姿を現わせば。
歓声は、一部を除き、より盛大なものとなる。
この闘技場によく来る者からすれば、少女が居る、イコール、必ず何かが起こるのを知っているからだ。
…しかも、普通の戦いとの方向性ではなく、それとは別の方向性のもので。
ひらひらと、歓声を受け、手を振る少女。
今回の、4人を勝ち抜いて来た相手、それを確かめ。
試合の流れをどうするか、その考えを巡らせながら、戦いの始まりを…
そんな少女と、その相手との戦いが、どうなったのか?
それは、この場所に居たのみぞ知る、と言う事になるのだろう。
ご案内:「港湾都市ダイラス アケローン闘技場」からタマモさんが去りました。