2025/09/17 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 酒場」にイザベルさんが現れました。
イザベル > 酒場の奥、ソファ席のテーブルに置かれた複数のグラスとジョッキ。
先程まで複数で酒を酌み交わしていた事が知れる痕跡。

そのソファに深く腰を下ろしたまま、やっと静かになった店内。片付けにやってきた給仕の女性を指先をちょんちょんと曲げて呼びつけると、胸元のボタンを外して、その谷間に弾んだチップを押し込んでやった。

「悪かったね、煩い奴等でさ。 これで勘弁してくれるかい?あと……そうだね、なんか甘いのくれるかい?」

そう、笑顔を向けて、そのチップの量文句も無くボタンを閉じた給仕は片付けを終えてゆく。
そして、戻ってきた手にはオレンジ色の柑橘果汁がたっぷりと入ったグラス。マドラーが刺さっているのを見れば酒であると知れるが、ぱっと見はただのジュースで。

見た目に反して強いアルコール、しかし飲み易いそれは所謂レディーキラーの一種。
はぁ、と吐き出す息も熱く。しかしそのチョイスに満足したようで部下たちと大いに飲んだ締めには強いものの、その余韻はとても爽やかで、気分が良さそうな表情へと。

イザベル > 頭がくらくらと揺れる。今しがた飲んだそれだけのせいではない。
部下連中と飲んだ蓄積の所為。

ふらふらと立ち上がりチェックを済ませると。まるで足取りは時化の船の上のよう。
無事船まで辿り着けたのか否か……。

ご案内:「港湾都市ダイラス 酒場」からイザベルさんが去りました。