2025/08/30 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にプラムさんが現れました。
■プラム > 「さァて」
人の行き交いが盛んなダイラスの船着き場。
碇を下ろした船から荷物をてきぱきと運び出している水夫を横目に、明日からの航海予定を確認する女。
特定の船に縛られているわけではなく、必要とされるならば貨物船だろうが貴族の船だろうが、海賊船だろうが面舵を握る。それがプラムのスタンス。
乱雑に押し込んでいた羊皮紙を取り出し、そこに書かれた依頼内容を確認する。
どうやら──
「海賊か。──あ? 迎えを寄越すから小舟に乗って沖まで来い、だぁ?
……ま、お行儀よくこんなところに碇下ろすわけにもいかねぇか」
大変だねぇ奴らは、等といかにも他人事めいて呟く。
少々面倒だが、その分報酬も弾んでくれるとあらば断る筈もない。
迎えが来るのは夜更けらしい。それまでどっかで暇潰そうかね、と海を眺めながら腕組み。