2025/07/08 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にオドグさんが現れました。
オドグ > 「では、注文した品は間違いなく届くのだな?結構」

ダイラスの船着き場。黒肌の肥満男は、商船の船長に念押ししつつゴルドの入った袋を手渡した。その近くでは、ガラの悪い護衛達が貴族御用達の、魔法仕掛けの高速船を守っている。

「いやワシもな、酒と薬の為だけにダイラスくんだりまで来たわけではない。宴に出す肉便器の数がだな。だいぶ揃ってきたし、先日思わぬ掘り出し物を得たのだが、ハメ穴は多いに越したことはないだろう?」

うだるような暑さの中、額の汗を拭った肥満男が倉庫と、その向こうにある奴隷市場を見遣る。

「とにかく量を出して盛大にやるのがワシの宴だ。王族の皆様のように、選りすぐりの美姫を侍らせるようなお行儀の良いものではない。最後の調達をしようと来たわけだ」

そう言った後、楽し気な笑い声が響く酒場に視線を転じる。

「奴隷でなくとも、海遊びが好きな尻軽女だとか、垢ぬけておらん田舎娘とかも悪くはない。そういう小さな変化も、賓客を飽きさせん為の工夫なのだ」

その言葉通り、オドグが何も知らない娘をさらって肉便器に堕としたことは一度や二度ではない。たまに、恋人を攫われた正義感に燃える若者に襲撃されたりもするが、これまで運良く、何よりしぶとく生き延びてきたのだ。

オドグ > 【少々離席いたします】
オドグ > 【戻りました】
オドグ > 「ふーむ。そうか。めぼしいのはおらぬか。となると、最後にバフートへ寄ることになるかな」

黒肌の肥満男はそう言って、護衛を連れ自身の高速船へ戻る。程なくして船体の周囲を風の渦が包み込み、ダイラスの北、奴隷都市バフートに向かって滑るように進み始めるのだった。

ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からオドグさんが去りました。