港湾都市ダイラスの船着き場。
国内外からの多くの船舶が碇を降ろす場所であり、毎日多くの人、奴隷、物資が運び込まれ、積まれていく。
そのため、倉庫街なども軒を連ねている。
さらには奴隷市場も併設されている。
海の男たちは荒くれ者が多く、柄はあまりよくない。
酒場が近いために酒に酔った男などもおり、下手にふらふら歩いていると絡まれることもあるだろう。
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Time:08:54:05 更新
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からザラさんが去りました。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からルーパスさんが去りました。
■ザラ > そんなベンチに近づいてくる人影。少し大回りしてルーパスの後ろの方から近づいてくるそれ。
とはいえ、胎内に宿しているものにより、お互いにその存在を認識してしまうかもしれないけれど、
それでもいたずらめいた様子で近づいていく。
少なくとも敵意はなく、どちらかという親愛の方が強いがゆえに、警戒するかはルーパス次第。
そしてどちらにせよ、最終的には背後から優しく抱き着いて、その耳元に唇を寄せる。
「ただいま、ルーパス。」
向ける言葉はまるで帰宅のようなそれ。
ここしばらくはダイラスの港には寄港せず、別の港を回り続けていた海賊副長。
先日便りはよこしたので、そして、どこにいてもそれを知れる『卵』によって
無事であることは知っていただろうけれど、改めてこうして熱を交し合うのは久々の事だろうか。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にザラさんが現れました。
■ルーパス > 娼館の用向きを終えてから余った時間。少し足を伸ばしたのは船着き場を見渡せる場所。
津波等の際に避難するための人工的な建造物。歩く度に刻まれる金属の音。
何度かその階段を折り返し上った先には幾つかのベンチが置いてある。
「不謹慎、かもしれないけど、良い景色。」
幾艘も並ぶ船。それで出港や寄港を繰り返す。船員たちの大きな声や
荷物を上げ下げする倉庫の要員。
街が活気づいている光景を見下ろしながら鉄の柵に肘を置いて海風を満喫した。
まだ高い陽に青く照らされた海、積み荷や漁船のおこぼれを狙う海鳥等、
後ろ暗い自らの状況をも忘れさせてくれるほど……。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にルーパスさんが現れました。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からルーパスさんが去りました。
■ルーパス > 船着き場の一角、奴隷市場にも程近いお世辞にも治安の良いとは呼べない場所。
そこへ足を向けたのは一張羅の代わりを見つけるため。
衣食住の食と住に困る事は無くなった。しかし、未だ手にしている衣装と言えば、
この執事服と過去の仕事服のみ。勿論、娼館の姉達からおさがりを……
そんな提案もあったけれど、何分その巨躯故にサイズが合わず。
「ここ、か──?」
足を踏み入れた倉庫。そこには様々な衣類が、装飾品が、武器が並べられていた。
新品から使い古し、捨て値同然のゴミのようなものまで、まさに玉石混交。
布地の面積も、厚みも薄い裸同然の女性を侍らせた小太りの男が仕切るその店は、
どうみても正規品を取り扱っておらず──。
「どれもこれも──、ッ、いや勝手に見ているから結構。」
低い声が強く鋭く言い放つ。取り巻きと思しき賊崩れの男の接客を拒むように。
普通の、街中の店で買い物が出来たならどれだけ幸せだろう。
そんな想いが巡る。そして、自らが着たい物。それすらも知らない事にまた愕然としてもいた。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にルーパスさんが現れました。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からゲクランさんが去りました。
■ゲクラン > 随分と夜も更けた船着き場の酒場。海賊と思しき一団や船乗りの団体も多いに盛り上がり。
そんな酒のはいった場だからこそ、トラブルも起きる。
気の大きくなった荒くれ者は、誰彼構わず突っかかりたくもなるもの。
カウンターの隅っこで慎ましく飲んでいた巨躯に、あろうことか絡んだ。
「はいはい、オマエは強い、海の男。 いいから絡み酒すんな。めんどくせぇ。」
絡みつく腕を太い腕で振り払う。しかしその腕に、肩に拳を叩きつけてくる海賊に、
流石にイラッときたもので、海賊の衣類、その首後を摘まみ上げると持ち上げて……。
「てめぇらの不始末はてめぇらで処理しろ、な。」
ぽん、と放り投げた。テーブルの足元に盛大に転がる海賊をそのままに、
再びジョッキに口を付けて干し肉を齧る。
喚き声が背後から聞こえた気がしたが、言葉の通り内々で処理しようとしているのだろう。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」にゲクランさんが現れました。
ご案内:「港湾都市ダイラス 船着き場」からエレイさんが去りました。
■エレイ > その後も何事もなく、平穏な時間は過ぎ──
■エレイ > 「……、……」
貨物船と倉庫の間で荷物の搬入、搬出のための人足が行き交う、日の高い時間の倉庫街。
その片隅で、倉庫の壁面に沿って置かれた木箱の一つに腰掛け、ウトウトと船を漕いでいる
金髪の男が一人。
男は倉庫街の警備の依頼を受けてこの場に居るが、現状これと言って大したトラブルもなく暇を持て余し、
ついにはこうして居眠りをするに至っていた。
──実際にはつい一時間ほど前、些細なことからケンカを始めた連中の仲裁に入り、
結果としてまとめて海に投げ込んだりなど、一応の仕事はしてはいたのだが、
男の中ではそれは『大したトラブル』としてカウントされていないらしい。
ともかく──その眠りを妨げる何かしらの要因がなければ、自然に目を覚ますまで男はこのままだろう。
今しがた新たに船着き場に到着した客船の存在にも、気づく由もなく。